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LGBTの日常や悩みが分かる16冊の本。当事者の視点から選んでみました。

LGBTs

どうもこんにちは、同性パートナーと同棲中のるるです。

突然ですが、みなさんは日常生活で読書はしますか?
私は、冊数はさほど多くありませんが、自分が気になった小説や本などを読むのが好きで、SNSなどで面白そう!と思ったものは購入して読んでいます!

今回は、LGBTやそれぞれのセクシャリティに関連する本についてご紹介します。最近は映画やドラマなどでもLGBTに関する内容の作品も増えてきましたが、小説などでは登場人物の細かな心情まで感じられるなど、映像とはまた違った良さもあると思います。

初めに
IRISではLGBTにも、その他のマイノリティにも親切な企業でありたいという気持ちからLGBTsフレンドリーを掲げていますが、本記事はLGBTに関する内容の為、LGBTsではなくLGBTという言葉を使用していきます。

LGBT全般に関する本

13歳から知っておきたいLGBT+

13歳からとタイトルには入っていますが、自分のセクシャリティに違和感を持っている人や自分のアイデンティティを模索している人にぴったりの作品です。約40名のLGBT+の生の声を収録されており、「人間は多様であり、どんなアイデンティティも等しく尊重されるべき」というあたたかいメッセージが全篇を通じて伝わってくる作品です。

アシュリー・マーデル 著/須川 綾子 訳
定価:1,650円(税込)

LGBTだけじゃ、ない! 「性別」のハナシ

LGBTにまつわる本だと学術的な本が多い印象ですが、こちらはインターセックス作家の新井祥さんが解説したコミックエッセイになっていて、LGBT、Aセクシュアル、パンセクシュアル、フレキシブルなどなど、多様化するセクシャリティについて実例をもとに4コマ漫画などを交えてわかりやすく解説してあります。

「LGBTって何?」と思っている方や、「聞いたことはもちろんあるけど、、、」という方にはおすすめの本です。

【目次】
・性自認編
・性分化疾患編
・恋愛対象編

新井 祥:著
定価:1,000円+税

ALLYになりたい―わたしが出会ったLGBTQ+の人たち

アライの人目線で書かれた著書で、サンフランシスコの友人のにじいろファミリーとして生きる姿に惹かれたことが発端になっているほんです。海外でのリアルなLGBTライフや日本との違いなどを知ることができる1冊。国内の情報だけでは偏りもあると思うので、こう言った本はありがたいですね。

(参考:https://jinjibu.jp/keyword/detl/738/)

 

【目次】
ALLYになったわたしとかぞく
LGBTQ+はマイノリティなんて言わせない街、サンフランシスコ
米国LGBT運動の歴史
カミングアウト
サンフランシスコから日本へ
サンフランシスコのにじいろファミリー
日本のにじいろファミリー
個人として尊重される社会を求めて―弁護士 森あいさんのはなし

小島 あゆみ:著
定価:1,760円(税込)

レズビアンに関する本

生のみ生のままで(上下)

『インストール』や『蹴りたい背中』で有名な綿矢りささんがレズビアンの同性愛を描いた一作。出会ってから2人の間にさまざまなことが起こる中で、自分自身の心の変化に気づきそれらを受け入れいく経緯が読んでいて共感できるところが多々ありました。

綿矢 りさ:著
定価:1,300円(+税)

百合のリアル

パリで国際同性婚した著者(牧村 朝子)が語るリアルな女同士の話。レズビアンについてだけでなくLGBTについても知ることができる、いわばジェンダーについてのテキストの様な1冊。表紙の印象と違い、各章で漫画があったり対話形式になっていたりと読みやすい本でもあるので、多くの方が読まれています。

牧村 朝子:著
定価:902円(税込)

また、もっと同性愛について深い内容を知りたいという方や、同作家の別の本も読んでみたいと思った方には、『同性愛は「病気」なの?』がおすすめです。タイトルの通り百合のリアルと比較すると、「同性愛」という言葉が作られた起源にはじまり、歴史的背景など少し重めな内容になっていますが、重くなりすぎないようわかりやすく軽妙に書かれています。

定価:924円(税込)

ナチュラル・ウーマン

巷では、レズビアンといったらこの本などとバイブル的な扱いをされている作品。内容は結構激しめなので大人向け。好き嫌いの別れる内容かもしれませんが、誰しも持っている自分の醜い部分をさらけ出すのが恋愛の醍醐味の様な、性別に関係なく恋愛における感情の生々しさが表現された1冊です。

松浦 理英子:著
定価:682円(税込)

星月夜

著者である李琴峰(り・ことみ)さんは台湾籍で日本在住の小説家。母語は中国語ですが、日本語で作家活動を行っているといる面白い経歴の持ち主。作品の多くはセクシャルマイノリティ、特に主人公たちが同性愛者である内容が多く、加えて日本や中国(台湾)、沖縄などの民族間の違いやそれによって生じてきた差別的なことにも触れているので、ただ単に日本人同士の恋愛小説という訳ではないのが、今まで日本のセクシャルマイノリティの作品にはない視点になっています。

李琴峰:著
定価:1,650円(税込)

ゲイに関する本

ボクの彼氏はどこにいる?

著者である石川大我さんは、日本において初めて公職に選出されたオープンゲイの議員として知られる議員さんです。自身の学生の頃からの苦悩が綴られています。ゲイの方はレズビアンと比較するとメディアでの露出度も多いため世間で認知されている反面、そこで出来上がったゲイに対するイメージ像もあると思いますが、そのイメージとは違うゲイの人の方が多いのではないかと思わせてくれる作品です。

石川 大我:著
定価:726円

あいつゲイだって アウティングはなぜ問題なのか?

一橋大学アウティング事件をはじめに、なぜアウティングは「不法行為」と判断されたのか? そもそもなぜ、性的指向や性自認といった個人情報の暴露が「命」の問題につながってしまったのか?といった、今も私たちの日常で繰り返されているであろう問題を扱った1冊。この点において男女で比較することはナンセンスかもしれませんが、学生時代に限って言えば、グループ内でゲイやホモというキーワードが、それらが気持ちわるい、自分はそうではないと示す様に日常で飛び交っていた記憶があります。

はじめに
第一章 一橋大学アウティング事件――経緯
第二章 アウティングとは何か
第三章 繰り返される被害
第四章 一橋大学アウティング事件――判決
第五章 アウティングの規制
第六章 広がる法制度
第七章 アウティングとプライバシー
第八章 アウティングの線引き
第九章 アウティングのこれから
終章 アウティング、パンデミック、インターネット
おわりに

松岡 宗嗣:著
定価:1,800円+税

うちの息子はたぶんゲイ

高校生の息子とその弟の2人の子供を持つ4人家族の話。高校生の息子の「浩希」はゲイという自覚がありつつも、家族や友人の前では気づかれない様に大袈裟なほどごまかそうとします。その素直さと無防備さにほっこり。そのことを知りつつも程よい距離感で見守り、受け入れて肯定しようとしてくれる姿勢に心温まる作品です。作中では、お母さん自身も言葉の選び方や自分の考え方が間違っていたのかなと迷ったり反省したり、小さなことも一生懸命考えている姿に見習わなければと思わされます。

おくら:著

バイセクシャルに関する本

バイセクシャルに関する本は、他のセクシャリティと比較すると少ない印象でした。

LGBTのBです

著者のきゅうりさんの自伝。小学生時代から現在(社会人)までの体験を通して、きゅうりさんの思いが書かれています。

きゅうり
本名 矢野友理(やの ゆうり)。1992年生まれ。愛知県と広島県で育つ。
2011年に東京大学に入学。在学中はセクシュアル・マイノリティサークルに所属。専攻は社会学でジェンダーやセクシュアリティに興味を持ち学ぶ。
2015年に大学を卒業後、不動産系ベンチャー企業に勤める。文章を書くことが趣味であり、大学時代から今に至るまでライター活動もしている。

定価:1,540円

トランスジェンダーに関する本

元女子高生、パパになる

東京レインボープライド共同代表理事、NPO法人「ハートをつなごう学校」代表など精力的に活動してる杉野文野さん。自身のパートナーとの間にゲイの友人から精子提供を受けて第一子を授かり、3人親として子育てをしています。家族になる皆んなが自分たちの幸せを叶えられるように様々な困難に向き合って乗り越えていくことで、家族になっていく。当たり前に結ばれている家族じゃないからこそ、家族間のコミュニケーションに対する思いの強さを感じます。

杉野 文野:著
定価:1,540円

性別に違和感がある子どもたち

大阪医科大学ジェンダークリニックの専門医による執筆であることから、医学的な観点から詳しくトランスジェンダーについて解説されている1冊。性別に違和感を感じている子供達に焦点を当てている作品でありながら、その親や教育者にむけて備えておくべ知識や心構えなどがわかりやすく書かれています。

基本的な知識から医学的な知識でトランスジェンダーについて詳しく知りたい方におすすめの作品です。

康 純:著
定価:1,500円+税

カミングアウトしたい時に読む本

カミングアウト

なぜ同性愛者だけカミングアウトをしなければいけないのか。そもそもカミングアウトとは?ということについて、当事者もわかったつもりの人もいるかもしれません。そんな疑問に対して、セクシャルマイノリティの当事者やその家族の手記を挟みつつ、わかりやすく解説されている1冊。カミングアウトする側だけでなくされる側の心の描写も丁寧に書かれています。身近な人に対してもしかして?と思っている方にもおすすめです。

砂川 秀樹 :著
定価:836円

カミングアウト・レターズ

こちらも同著者の作品で、当事者と家族の間で実際のカミングアウトのケースや実際に交わされた手紙の内容が書かれています。両者それぞれの葛藤や受容がリアルに書かれた作品です。
定価:1,700円+税

LGBTの日常や悩みが分かる16冊の本。まとめ

全16冊のご紹介をさせていただきました。キーワードで探すと出版されている本の数や内容の傾向が見えてきて、LGBTや性の多様性とはや、ゲイの日常、また、当事者の自伝が多い印象でした。
私自身も読んでみたいと思った作品もたくさんあったので1冊づつ読んでいきたいと思います。

皆さんも自分には関係なさそうな内容だと思っても、読んでみたらためになるというパターンもあると思うので少しでも興味がありそうな本は手にとってみてはいかがでしょうか。

この記事を書いたのは

るる

1993年生まれ・東京育ち。パートナーと同棲中。好きな食べ物は喫茶店のナポリタン。LGBTs についてもっと知りたいと思い活動しております。

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IRIS(アイリス)は主にレズビアンやゲイ、トランスジェンダー、バイなどLGBTs(LGBT)当事者を対象として、お部屋探し、物件購入などの不動産仲介を行うLGBTs(LGBT)フレンドリーな不動産会社です。
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