トップメッセージ
代表取締役CEO
須藤 啓光(すとう あきひろ)
私は初めて男性のパートナーと同棲をするときに、なかなか部屋が決まらず、5件ほど不動産会社を回った経験があります。それだけ苦労して、やっと申込できた物件も「礼金を上乗せしてくれるなら審査を通しますよ」と理不尽なことを言われました。その経験が、IRISを立ち上げるきっかけとなるのですが、私はLGBTsの当事者として特別扱いをされたいわけでも、何か特別な権利を認めて欲しいわけでもありません。好きな人とただ一緒に暮らしたい、自分を隠すことなく自然体で生きたい、ただそれだけなのです。
今はLGBTsの当事者に住宅課題があることを社会に広く知ってもらうために、IRISは敢えてLGBTsフレンドリーな不動産という立場を表明しています。ですが、本当にあるべき姿は、多様性が受け入れられ、LGBTsという言葉そのものがなくなっていく、そして我々は特別ではない不動産会社となる、そんな世の中だと考えています。
「らしく生きる」を、あきらめない。 我々はその実現に向けて全力で皆様と向き合い続けていきます。
代表取締役COO
石野 大地(いしの だいち)
私は昔から様々な理不尽を目の当たりにしてきました。その中でも最も理不尽だと感じていたのは、人種、国籍、性、未成年者の親など「自己選択できない要素」によって不利益を被ることでした。
旧来の日本社会は「和」を重んじると同時に、ホモソーシャルに馴染みにくい少数者をいない存在として「和」の外に置いてきました。かつては、構造的にそれが効率的に社会を回していく仕組みだったのだと思います。
しかし、少子高齢化や破滅的な環境問題が生じ、人道に関する社会認識が変容している現代においては、そのようなスタンスは明確に「不」であると言えるでしょう。セクシュアリティやジェンダーに関する平等な扱いを推進する動きはもはや世界的に不可逆な潮流です。
IRISが実現したいのは社会の構造上の課題を解決し、すべての人の「不」を解消していくことです。そのためならば、我々はどのような労力もいとわない覚悟です。