こんにちは!ライターのヨシヒロです。

皆さんは、「ゲイにはイケメンが多い」っていう話を耳にしたことはありませんか?僕はこれまでに何回かこのフレーズを聞いたことがあります。

今回の記事ではゲイとイケメンの関係性を考えた上で、イケメンなゲイをご紹介します。日本人、外国人問わず色々なイケメンをご紹介しますのでお楽しみに!

LGBTお部屋探し

ゲイってイケメンが多いって本当?

男性同性愛者(ゲイ)と男性異性愛者(ヘテロセクシュアル)の違いは、男性を好きになるか、異性を好きになるかの違いだけになります。その為、「ゲイだからイケメンが多い」ということはありません。
しかし当事者の視点から見ても、コスメに気をつけたり、眉毛を整えたりといった美意識の高いゲイは多い印象を受けますので、その辺りで違いがあるかもしれません。

また、ゲイはルッキズム(外見至上主義)が異性愛者に比べて特に強い、という意見も耳にします。そういった背景も、外見に気を付けているゲイが多い理由なのかもしれません。

ゲイをカミングアウトしているイケメン有名人

ゲイをカミングアウトしているイケメン有名人

日本人

田中ロウマ

アメリカ出身の田中ロウマさん。2005年より、歌手・舞台俳優としての活動をスタートしました。くっきりとした顔立ちと筋肉質な体が印象的です。2012年、ビルボードライブ東京で開催された Tokyo SuperStar Awards (TSSA)で、自身のセクシュアリティをカミングアウト。多くのLGBTQ当事者が出演するミュージカル『レント』の主題歌『seasons of love』を歌い、その後「僕もLGBTです」と告白しました。

2020年に開催されたLGBT成人式では、生まれ育ったサンフランシスコではセクシュアリティをオープンにできたものの、日本ではクローゼットにせざるを得ないことがあったと語り、ファンの人に聞かれた「ゲイなの?」という質問に対し「違うよ」と葛藤の末に答えた経験も明かしました。

Twitter:https://twitter.com/tanakaroma

参照:田中ロウマの、自然体のカミング・アウト。

橋口亮輔

橋口亮輔(はしぐちりょうすけ)さんは、映画監督・脚本家として活動しています。ダディで落ち着いた雰囲気が印象的です。

橋口さんは高校一年生の頃から自主映画を制作していたこともあり、その腕は現在も日本中で認められています。夕辺の秘密や『ぐるりのこと。』など、短編・長編ともに数ある作品を世に残してきました。1993年、スカラシップ作品『二十才の微熱』を発表したころ、自身がゲイであることを告白。小学生で初代仮面ライダーの主人公・本郷猛に恋をしたり、同性に惹かれることがあったものの、ゲイであることには気づいていなかったそうです。大学で自分と向き合い作品を制作していくうちに、徐々に自分が同性愛者であることを知ったといいます。

「同性愛は決して気持ち悪いことではない」「同性愛者も当たり前に存在する」というメッセージを映画に乗せて、日々制作をしています。

参照:クラス全員からの拒絶……ゲイ映画・橋口亮輔監督の居場所の見つけ方

小源寺亮太

小源寺亮太(こげんじりょうた)さんは、国内外で活躍するポールダンサーです。きれいな肌と鍛えられた肉体美の持ち主。男女問わず、多くの人を魅了する人物です。紅白歌合戦の出場、オーストラリアの国際大会で優勝する経験をもつほか、テレビ番組の密着取材やメディアの露出も増え、年々人気が高まっています。地元にいるときから生きづらさを感じ、状況してアパレル業界や芸能界で働いていても自分らしさを感じられなかったという小源氏さん。たまたま遊びに行ったクラブで男性ポールダンサーを見たことがきっかけとなり、その場でポールダンスを始めることを決意。ポールとの出逢いにより、今まで感じていた性別によるらしさの圧力から脱却され、自分らしくいられるようになったと語ります。

Twitter:https://twitter.com/ryotakogenji

Instagram:https://www.instagram.com/kogepiii/

参照:ポールダンサー小源寺亮太さんインタビュー|「ポールダンスに出合い、気づくと、体とハートが強くなっていた」

小源寺亮太、畠山千明、HIBARIに聞く「ありのままでいる秘訣」

井深克彦

井深克彦(いぶかかつひこ)さんは1987年生まれのA型で、フリーのタレント・モデル・俳優。
テレビ、映画、舞台などその活躍の舞台は広大です。

第21回ジュノンスーパーボーイコンテストのファイナリストでもある井深さんは、2016年8月放送の「有吉反省会」でゲイであることをカミングアウトして話題となりました。
カミングアウト直後のブログで、井深さんはこのように発言されています。

デビューして6年。
今まで応援して下さった方々を
もしかしたら悲しませてしまったかもしれません。
自分自身、今回カミングアウトするにあたり、とても悩みました。
勇気と覚悟のいることでもありました。
そんなとき、友人や仕事仲間から言われた
【かっちはかっちらしくでいいんだよ】
という言葉に後押しされ、決意しました。
本当の自分を知ってもらいたい。
ありのままの姿で、大好きなこの世界でお仕事をしていきたい。
そう思いました。

引用ブログ

少しずつ増えてきたとは言え、日本ではゲイであることを公表して芸能活動している人は少ないと思います。
カミングアウトされた井深さんの勇気は素晴らしいと感じました。

SNSも頻繁に更新されていますので、今後のご活躍を楽しみにしています。

株式会社キラティスプロフィールページ https://kiratis.jp/ibukakatsuhiko/
twitter https://twitter.com/h1chaaan
ブログ https://ameblo.jp/katsuhiko-ibuka/
Instagram https://www.instagram.com/ibuka_katsuhiko/

櫻田宗久

櫻田宗久(さくらだむねひさ)さんは元モデル、俳優、歌手などをされていて、最近では写真家として活動されています。

1976年生まれで、1993年に雑誌「ポパイ」などでモデルデビューしてからは様々なメンズファッション雑誌などでモデルとして活動し、1997年には歌手デビューを果たしています。1998年から1999年にはフジテレビ系列の「ポンキッキーズ」という番組にも出演。2001年には、アイドルの吉川ひなのさんと「☆Spica☆」というユニットを組んで楽曲を発表しています。

櫻田さんはOUT IN JAPANプロジェクトの中で述べている内容が印象的です。
20代のころはゲイである自分を理解して欲しくて必死にカミングアウトしていたが、39歳のインタビュー時点では「隣の人に正直でいるというスタンスに変化」したそうです。

ゲイであることを隠す人は多いですが、20歳のころから自ら積極的にカミングアウトしていたというのはすごくチャレンジングで個性的ですね。
40代半を迎え、ますますイケメンな櫻田さんは、新宿2丁目で「Artbar星男」というバーを経営しています。

公式サイト https://munetopia.com
オフィシャルブログ https://ameblo.jp/munetopia/
twitter https://twitter.com/munetopia
OUT IN JAPAN記事 http://outinjapan.com/munehisa-sakurada/

加藤良

加藤良さんは1981年生まれで、社会人アメリカンフットボールクラブ「下町ゴリラズ」の代表兼選手をされています。2022年8月16日現在、twitterのフォロワー数は約23,300人もいます。
アメフト以外にもバレーボール、競輪、ボブスレーなどの競技経験をお持ちで、たくましい体格も大きな魅力です。

筑波大学でアメフトを始めた加藤さんでしたが、部活内にゲイであることをアウティングされてしまうというとても辛い経験をされています。その時は「消えてしまいたいと思うくらい追い込まれた」と語っています。

新聞奨学生として新聞配達をしながら予備校に通ったり、競輪選手、パーソナルトレーナー、タピオカ屋の店長、保険代理店業など様々な事柄に臆せず挑戦されてきました。
「人生で岐路に立った時は厳しい道を選んでいます」という言葉が人生に現れているのだと感じます。
最近ではミスター・ゲイ・ジャパン2022に挑戦し、特別賞のMR EMPOWERMENT (LGBTQ+コミュニティに自信を与えた方)に選出されました。

また他にも、加藤さん自身をのドキュメンタリー映画作成をするクラウドファンディングに挑戦し、目標金額を大幅に上回って達成しました。
生き様までイケメンな加藤良さんのこれからの挑戦に目が離せません。

「覚悟の瞬間(とき)」https://www.kakugo.tv/person/detkkc5zb.html
THE HUMAN STORY https://humanstory.jp/kato_ryo/
ラジオ「アシタノカレッジ」https://www.youtube.com/watch?v=lvFNA2QmyFM

Twitter:https://twitter.com/RYO_K1981
Instagram:https://www.instagram.com/ryo.katou99/
note:https://note.com/gorilla_oowa/
下町ゴリラズ
HP:https://shitamachi-gorillas.tokyo/

とーま

とーまさんはYouTuberで有名なUUUMに所属されていて、YouTubeのチャンネル登録者数3.7万人の「MONOチャンネル」を運営しています。

とーまさんは歌声も素晴らしく、オリジナルの楽曲なども公開されています。
LINE LIVEのLIVE AWARD2020/2021の2年連続グランプリを獲得されました。
YouTubeではおもしろい系の動画からゲイの生態を打ち明ける内容、お悩み相談など多彩な内容を公開して視聴者を楽しませてくれます。

YouTube https://www.youtube.com/channel/UCo8AkiDri3vPPwKlzWUm3mw
Instagram https://www.instagram.com/to_ma0410/
twitter https://twitter.com/to_maMoNo

LGBTお部屋探し

外国人

トロイ・シヴァン

トロイ・シヴァンは、オーストラリアのYoutuber・俳優・シンガーソングライターです。12歳でYoutuberとしてデビューし、持ち前の美貌でファンを増やし、現在は690万人以上もの登録者数を集めています。同年2007年、シンガーとしても活動を始め、初のアルバム『Dare to Dream』をリリースしました。

2013年、自身のYoutubeチャンネルで「Coming out(カミングアウト)」というタイトルの動画を投稿。そこで、ゲイであることを告白しました。同じLGBTQの若者たちに居場所を与えるべく、ネットで誕生したスターとして、動画や歌でメッセージを伝え続けています。今では、ゲイのアイコン的存在としてLGBTQコミュニティでは知られています。

Instgaram:https://www.instagram.com/troyesivan/

Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCWcrr8Q9INGNp-PTCLTzc8Q

参照:Coming out

クォン・ドウン

韓国のトロット(演歌)歌手、クォン・ドウン。優しそうな顔と美しい歌声で人々を魅了する人物です。

社会的に影響を与える人になりたいという想いから、所属事務所のミドゥムエンターテインメントを通じてゲイをカミングアウトしました。このことがきっかけで、同じ境遇のファンからコメントが殺到。同じように悩んでいることや、励まされたとのコメントが多く見られました。

韓国ではゲイの芸能人がカミングアウトすることは珍しく、ホン・ソクチョンが告白して以来、20年の出来事だったといいます。

参照:韓国演歌歌手のクォン・ドウンがゲイであることをカミングアウト、芸能人としてはホン・ソクチョン以来20年ぶり

リッキー・マーティン

1971年プエルトリコ生まれの歌手・俳優で、本名はエンリケ・ホセ・マルティン・モラレス。1998年FIFAワールドカップテーマソングの「The Cup of Life」や1999年の「Livin’ la Vida Loca」が世界的に大ヒット。日本では郷ひろみさんが「GOLDFINGER’99」としてカバーしたことでも有名になりました。

2010年にゲイであることをカミングアウトし、夫である芸術家のジュワン・ヨセフと共に、代理母出産した4人の子供を育てています。
1999年当時はフェロモンがあふれでていてものすごいイケメンだなあと思っていましたが、50歳になった現在も、渋みを増したイケメンっぷりに驚かされてしまいます。

マット・ボマー

1977年アメリカ生まれの俳優で、ドラマ「トゥルー・コーリング」のルーク役、「ホワイトカラー」で主役のニール・キャフリー役として出演したことで知られています。
他にも映画では「フライトプラン」、「タイム」、ドラマでは「グリー」や「アメリカン・ホラー・ストーリー」にも出演しています。

マット・ボマーは183cmの長身でスーツを着こなす姿がビシッと決まっていて素敵ですが、鍛え上げられた肉体も大きな魅力です。
長らく自らのセクシュアリティをオープンにしていなかったマット・ボマーですが、2012年にゲイであることをカミングアウトし、サイモン・ホールズと結婚して3人の子供がいることが明らかになっています。
最近では、8月19日にNetflixで公開されたばかりのドラマ「エコーズ」に主役の1人として出演しています。

参照:
『TIME/タイム』「ホワイトカラー」のイケメン、マット・ボマーがゲイであることをカミングアウト シネマトゥデイ

コルトン・アンダーウッド

コルトン・アンダーウッドは、元NFL選手で1992年生まれの30歳。
元フットボールプレイヤーだけあって立派な体格と、甘いマスク、チャーミングな笑顔がとても魅力的なイケメンです。

2018年、1人の女性を巡って多数の男性が競い合う恋愛リアリティ番組「バチェロレッテ」シーズン14に出演。
2019年には、男女が逆転し、多数の女性の中から1人の女性を選ぶ「バチェラー」シーズン23の主役として出演。番組内でキャシーという女性と結ばれますが、その後2人は破局。
2021年のインタビューで、コルトン・アンダーウッドはゲイであることをカミングアウトし、バチェラー出演女性に謝罪します。

「ゲイが罪であると聖書から学んだ」、「周囲の人々がゲイという言葉を悪い意味で使っていた」、「自殺を考えた」といった発言から、やはりコルトン・アンダーウッドもゲイである自分を認められずに大いに苦しんだことがわかりました。
もっと詳しく彼のカミングアウトについて知りたい方は、Netflixで「コルトン・アンダーウッドのカミングアウト」というドキュメンタリー番組が視聴できます。

参照:
『バチェラー』主役がゲイであるとカミングアウト 出演女性や視聴者に謝罪
米「バチェラー」が同性愛公表 元NFL選手のアンダーウッドさん

ウェントワース・ミラー

ウェントワース・ミラーは1972年イギリス生まれの俳優で、「プリズン・ブレイク」のマイケル・スコフィールドを主演したことで知られています。

身長は186cmもあり、小顔で坊主頭も似合うスタイリッシュな体型。父方の血縁にアフリカ系が、母方の血縁にロシア系の血をひいているそうで、独特のミステリアスな雰囲気を漂わせるイケメン俳優です。
マライア・キャリーのミュージックビデオ「イッツ・ライク・ザット」、「ウィ・ビロング・トゥゲザー」にも出演していました。

ゲイであることをカミングアウトした理由もとてもイケメンです。
2013年、ロシアで開催されるサンクトペテルブルク国際映画祭への招待を受けたものの、ロシア政府が同性愛者を迫害しているため、ゲイであることを公表した上で、国際映画祭の招待を断ったのです。
また、ミラーは自閉症の診断を受けたことを公表しています。
10代のころはゲイであることに悩み、何度も自殺しようとしていたそうです。
こうした自身の弱みを次々と打ち明けられる強さを持ち合わせている人間性までイケメンな方ですね。

参照
「プリズン・ブレイク」のウェントワース・ミラー ゲイであることをカミングアウト
「プリズン・ブレイク」のウェントワース・ミラー、昨年自閉症の診断を受けたことを公表。
ウェントワース・ミラー、10代の頃の自殺未遂を告白

コルトン・ヘインズ

コルトン・ヘインズはアメリカ出身の俳優・モデルで、1988年生まれの34歳。
映画では「トランスフォーマー」、「カリフォルニア・ダウン」、テレビ番組では「CSI:マイアミ」、「メルローズ・プレイス」、「アロー」などに出演しています。

笑うとキュート、真顔だとミステリアスというコントラストが魅力的ですが、実は筋肉質な身体も持ちあわせるイケメンです。

2016年5月にゲイであることを公式にカミングアウトしています。
LGBT人権団体の受賞スピーチで語ったカミングアウトや結婚についての思いを涙ながらに語る様子はとても素晴らしいので、興味を持っていただいた方はぜひ視聴していただきたいです。
彼のスピーチをいくつか抜粋させてもらいます。
「私はゲイであることを選択したことはありません。それは目の色と同じように自然なものです」
「(LGBTの若者に)みなさんはそのままで十分愛される存在で、美してく強くて誇り高い存在であると信じて欲しいのです」

参照:
「ARROW」のロイ役俳優 同性愛者であることをカミングアウト
コルトン・ヘインズ(Colton Haynes)がLGBT人権団体の受賞スピーチで語ったカミングアウトや結婚についての思い

まとめ

まとめ
ゲイのイケメンを日本人と外国人に分けてご紹介しました。いろいろなタイプのイケメンをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

国籍を問わず、こんなにもイケメンな人々でもゲイであることに苦悩し、カミングアウトにはとても大きな壁があることが感じられました。

日本ではゲイの有名人がまだまだ少ないように感じるので、これからも日本に生きるゲイのロールモデルとなるような有名人が増えて欲しいなと願っています。
さらにもう少しだけ先の未来では「ゲイ」、「LGBT」という言葉で区別しなくても、多様なセクシュアリティが当たり前になる時代が来ると良いですね。