どうもこんにちは。LGBTs当事者によるLGBTsフレンドリーな不動産会社IRISのしょうへいです。

自分で引っ越し資金を用意しなければならないとき、具体的なイメージが湧かないと、お金をどのくらい準備すればいいのか分からないですよね。

本記事では、東京で初めて一人暮らしをしようとするゲイの方に向けて、どれくらいの初期費用が必要なのか解説していきます。

ぜひ参考にしてみてください!

【結論】ゲイが東京で一人暮らしするには大体家賃の4〜5ヶ月分くらいの初期費用が必要

結論から言うと、大体家賃の4~5ヵ月分くらいの初期費用が必要と言われています。ワンちゃんネコちゃんを連れていく場合はさらに2ヶ月分くらいの初期費用がかかります。

ゲイ人気の高い中野区で一人暮らしする場合、1Kのお部屋の家賃平均が83,900円なので大体335,600円〜419,500円程度の初期費用が必要となります。ワンちゃんネコちゃんを連れていく場合には503,400円〜587,300円程度の初期費用が必要となります。

※中野の家賃相場(2021年12月14日現在):
https://www.homes.co.jp/chintai/tokyo/nakano-city/price/

お部屋を契約するときに必要になる初期費用

お部屋を契約するときに必要になるお金は物件により異なります。ですが、一般的には以下のような初期費用が必要になります。

  • 敷金
  • 礼金
  • 前家賃
  • 仲介手数料
  • 火災保険料
  • 鍵交換費用
  • 保証会社利用料

1つずつ詳しく解説していきます。

敷金

敷金というのは、家を借りるときに保証金として大家さんに預けておくお金のことです。

部屋を借りた人には、部屋から退去する際には入居前の状態に戻して返す義務(原状回復義務)があります。

壁紙を汚してしまったり床を傷つけてしまったときには、修理して出て行く必要があるということです。

修理するといっても、まさか自分で工事するわけにはいきませんので、大家さんが敷金を使って業者に依頼し修理を行います。また、都内では事前に取り決めた部屋のクリーニング代などに、敷金が当てられることもあるようです。

あくまで敷金は”預け金”であり、敷引(修理する必要がなくても敷金の返却が行われない契約)でない場合、退去の際に必要費を差し引いて返却されるものです。

ただし、壊した箇所が多いなどで修理費が高額となった場合には、敷金だけでは補てんできず、追加の費用を請求されることもあるので注意が必要です。

一人暮らし向けの物件では、敷金はおおむね家賃の1ヵ月~2ヵ月分である場合が多いです。少数ながら敷金が0円の物件もありますが、上で書いたことを踏まえると、必ずしもメリットばかりではありません。

礼金

礼金とはお部屋を借りるときに大家さんに謝礼として支払うお金のことです。敷金と違い、礼金は原則戻ってきません。

関東を中心として存在する費用で、権利金という性質のお金になります。英語ではkey moneyと言い、ニューヨークなど一部の地域では海外でも存在します。

こちらも、家賃の1ヵ月~2ヵ月分である場合が多いです。敷金と異なり、少ない方が負担は小さくなりますが、礼金がない物件はあまり多くありません。

前家賃

家賃は原則”前払い”です。(2月の家賃を1月の終わり頃に支払うイメージです。)

そして、家賃は入居時も退去時も日割りすることが一般的です。ですから契約時点で「入居する月の家賃の日割り分」を初期費用の一部として”事前に”支払います。

入居のタイミングによっては「翌月の家賃」も一括で支払う場合があります。こちらは安くなることは基本的にありませんが、最初の月の家賃が無料になるフリーレントの物件も少数ながら存在します。

仲介手数料

仲介手数料というのは、簡単に言うと紹介料です。

大家さんと直接連絡してお部屋を借りることができれば必要ありませんが、自分が住みたい物件を足で探して大家さんと交渉するのは容易ではありません。そのため、ほとんどの人が不動産会社を訪れてお部屋探しをします。

また、お部屋の貸し借りにはトラブルがつきもので、契約などはプロを介した方が楽という理由もあります。もしくは、大家さんも別のお仕事をしていることが多く、物件の管理に手が回らないことも少なくありません。

その場合は、入居してくれる方の募集から、契約、管理まですべて不動産会社が代行しているケースもあります。

そういった理由から、お部屋の貸し借りは不動産会社を通して行うのが一般的で、その仲介をしてくれた手数料として支払う費用です。

家賃の1ヵ月分が相場ですが、条件付きで値下げをしている会社もあるようです。

火災保険料

火災保険とは借りたお部屋や建物、お部屋の中の家具などにかける保険です。

仮に借りているお部屋で、あなたが火事を起こしてしまったとします。火はあなたの部屋にとどまらず、お隣の部屋まで燃え広がりました。

このとき、あなたは大家さん、お隣の方それぞれに損害賠償をする義務が生まれます。しかし、すべてを元通りにするための費用は数千万円に及ぶことも珍しくなく、一般の方がとても払いきれる金額ではありません。

そして、払えないから自己破産をしようとしても、火災の原因によっては損害賠償を免除されない場合もあります。そうすると、何があっても払い続けることになってしまいます。

火災などは、自分の注意である程度は防げますし、めったに起きることではありませんが、保険に入っておけば安心です。

こういった理由から、火災保険への加入を必須、もしくは強く推奨している大家さんが多いのです。

金額は保険プランや建物の構造、お部屋の広さによって異なりますが、だいたい5,000円~20,000円くらいになるようです。

鍵交換費用

鍵交換費用とは、新しい入居者のために鍵を交換するための費用のことです。

賃貸物件では借りた鍵と自分で作った合鍵を、退去時に返却するのが基本です。しかし、前の入居者が合鍵を作ったことを黙っていれば、こっそり持ち続けることも不可能ではありません。

万が一、鍵を交換しなければ、その鍵を使ってが空き巣に入ることもできてしまうので、セキュリティのために交換するケースが多くなっています。

鍵にもさまざまな種類があり、防犯性能が高い鍵ほど費用が高くなる傾向にあるようです。こちらはばらつきが大きく、安ければ1万円程度、場合によっては5万円くらいの費用がかかることもあるようです。

保証会社利用料

保証会社は連帯保証人に代わって、滞納した賃料を一時的に立て替えてくれる会社のことです。賃料の保証だけではなく、滞納時には大家さんとの間に入って仲裁をしてくれたり、退去後の相談に乗ってくれたりと、いろいろなサービスを提供していることがあります。

以前は連帯保証人を立てられないとお部屋を借りられないこともありましたが、今は保証会社を利用することで連帯保証人を不要とする物件も増えてきました。

保証料は、会社やプランによってまちまちですが、初期費用としてはだいたい家賃の50%くらいのようです。

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東京で一人暮らしするために必要な引っ越し費用はどれくらい?

契約にかかる初期費用は、不動産会社が一括で見積もりしてくれるので、総額の計算はしやすいですが、その他に忘れてはいけないのが引っ越し費用です。

引っ越し業者を使う場合、費用は『距離』『荷物量』『シーズン』によって変動します。

基本的には、3月頃の引っ越しシーズンが最も高くなる傾向にあり、それ以外では安くなるようです。近距離範囲の引っ越し費用の目安は、シーズンで6万円ほど。中距離範囲の場合は8万円ほど、遠距離ならば10万円ほどとなるようです。ゲイ 一人暮らし 費用
※東京を中心とした近距離、中距離、遠距離の範囲

荷物が少ない場合は、もう少し安くなることもあるようです。

ただし、この料金はあくまで目安なので、詳しく知りたい方は引っ越し業者のホームページから見積もりを出してみてると良さそうです。

ゲイが東京で一人暮らしするには初期費用のまとめ

賃貸のお部屋の契約には家賃の4~5カ月分程度の初期費用と、引っ越しの費用がかかることを解説しました。家電や家具、生活用品を揃える場合、さらに10~20万円程度の費用が必要になります。

せっかく気に入ったお部屋が見つかったのに、お金がなくて引っ越せないのは残念です。初期費用だけではなく、そのほかの費用もしっかり見積もってお引っ越ししましょう。

以上。ゲイが東京で一人暮らしするには初期費用どれくらいかかる?でした。最後まで読んでくださりありがとうございます。

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