レズビアンの出会いが少ないと感じる当事者は多いことでしょう。

『彼女をつくりたいのに出会いがない・・・当事者が語る!レズビアンの恋愛事情について』でもお話ししたとおり、あなたの周りには想像以上に多くのレズビアンを自認する人がいるかもしれません。

しかし、まだまだ性的マイノリティへの理解が十分ではない日本で、自分のセクシュアリティをオープンにして過ごす人は少なく、結果として出会いの数が少なくなっているように感じます。
法律的にLGBTsの人権がしっかりと守られ、一人一人が安心できる環境へと変化したら、当事者と出会う数も圧倒的に増えることでしょう。

筆者自身も、「同性の女性が好きかもしれない?」と疑心暗鬼になった学生時代、周りに同じ境遇の人を見つけられず、インターネット上での情報を頼りにしていました。

当時は身の回りにレズビアン当事者がいなかった(隠している人が多かったのか、本当にいなかったかは不明ですが……)ので、出会う手段として使っていたのがレズビアン向けのマッチングアプリです。初めてアプリを使ったとき、想像以上にレズビアンを自認する人たちがいて驚いたのを覚えています。

今でもレズビアンであることを隠したり、自分と同じ境遇の人やコミュニティを求めている人はたくさんいます。マッチングアプリと聞くと、危ないイメージをもつ人もいるかもしれませんが、現代ではセキュリティに特化した機能が備わっていたり、コロナ禍で利用する人が年々増えてきています。

今回は、みなさんが知りたいレズビアン向けアプリの実態についてご紹介します。

彼女をつくりたいのに出会いがない…当事者が語る!レズビアンの恋愛事情について

レズビアン向けアプリのメリット

では、実際にマッチングアプリを使った経験のある筆者が、レズビアン向けアプリをおすすめする理由をお話しします。

レズビアン当事者とすぐに出会える

先ほどもお話ししたように、レズビアンアプリにおける一番のメリットは「簡単に当事者と出会えること」です。普段オフラインの場で当事者と出会いにくいことは、多くの当事者が悩むところでもあります。

アプリでは、さまざまな当事者を見つけ、さらに気になる人とマッチすれば会話を始めることができます。そこで、同じ悩みを打ち明けたり、レズビアン同士でトークし楽しんだり、さまざまな時間を共有できるきっかけにもなるかもしれません。

安心して使える

セクシュアリティをクローズドにしている人や顔を出したくない人など、身バレを気にすることもあるでしょう。アプリによって異なりますが、プロフィール設定で自分の顔写真を載せる必要がないものもあります。それによって、不信感を抱かれること懸念する人でもいるでしょう。

しかし、最近では本人認証を必須とするアプリが主流となり、登録時に個人情報の提出が義務付けられています。そして、認証済ユーザーには認証マークがついたりと、さまざまな工夫がなされているのです。また、なりすましなど少しでも怪しいと感じたユーザーに対しては、ブロックできたり、通報機能を使ってアプリの管理会社に報告することもできます。

ユーザーの安心安全を保証するような対策がなされているため、トラブルなども少ないように感じます。

相手のことを知れる

直接会うことにハードル高く感じる方は、アプリが断然おすすめです。理由は、相手のことを先に知ることができるからです。最近では、プロフィールに趣味、宗教、政治観、対象となるジェンダー、セクシュアリティなどが選択でき、マッチする前でも相手の情報がチェックできるようなっています。

マッチしたものの何から会話を始めるかわからない場合でも、事前情報から話題を広げられる可能性が増えます。そして、マッチして会話したからといって、実際に会う必要もありません。会話を重ねていき、直接会うか会わないかを決められるのもアプリのメリットです。

さまざまな目的で使える

マッチングアプリときくと、“出会い系”のイメージが先行し、デートや恋人探し目的のユーザーが多いのではないかと思う人もいるでしょう。

しかし、なかには友達探しやコミュニティづくり、カジュアルな関係を求める人などさまざまです。アプリのなかでは、プロフィール欄にアプリ利用目的を選択できるものもあるので、目的が合致する相手を一目で知ることができます。

レズビアン向けアプリのデメリット

上記では、レズビアン向けアプリのメリットをご紹介しました。同時にデメリットも参考にすることで、注意してアプリを利用できると思います。

なりすましがいる可能性もある

多くのマッチングアプリが本人認証機能や通報機能を取り入れていますが、まだまだセキュリティ面で不十分なアプリも存在し、どのアプリを使うかを個人で見極める必要があるかもしれません。

先ほどお伝えしたような、プロフィール登録時に本人情報提出や、プロフィールでの本人画像設定が必須であること、さらに通報機能やブロック機能など、セキュリティ面での機能を事前に確認しておくとよいでしょう。

マッチングアプリの印象はまだ悪い

マッチングアプリといっても、出会い目的だけでなく、人によってさまざまな目的が存在します。そもそもアプリがきっかけで交際がスタートすることも、ただ出会いのきっかけが異なるだけで、オフラインから付き合った人と同じように恋愛をしています。

徐々にマッチングアプリでの出会いが主流となってくる現代ですが、それでもまだネガティブな印象は払拭しきれていない人もいるようです。さまざまなイメージのついたマッチングアプリですが、自分自身が幸せになる選択ができたらいいのではないでしょうか。

嘘をつく人もいる

オンラインでのコミュニケーションは、リアルで会うよりも隙が多いのも事実です。相手の気を引くために、職業や年齢を詐称する人がいたり、ビジネス目的でのなりすましもいるようです。

また、筆者が出会ったなかで個人的に悪質だと感じたのは、相手の意思を聞かずに、自分の欲のままにレズビアン女性に近づこうとすることです。男性と交際している(性的指向が女性にも向いている)女性が、恋人の存在を知らせないまま近づき、交流が深まった頃にカップル間のセックスに、レズビアン女性を誘うようなパターンはよく見受けられます。2人のセックスを盛り上げたいがために、相手を騙すことはあってはなりません。

さらに、レズビアンを自認している人のなかで、性的・恋愛的志向が男性に向いていることは少なく、セクシュアリティを無視した悪質な手法であるとも感じます。

レズビアン向けアプリを利用したい方へ

このように、マッチングアプリにはメリットとデメリットが存在し、2つの側面から考える必要があります。もちろん、個人の目的に応じた使い方はできるかと思いますが、リスクも同時に存在します。

そのような観点から考えると、個人的には女性セクマイ向けのソーシャルアプリ『HER』がお気に入りです。セキュリティ面はもちろん、アプリ利用の目的やセクシュアリティ、ジェンダーなどの選択肢が幅広いのが特徴で、総合的に使いやすいと感じました。ほかにも、LBTチャットやZoeなど、さまざまなマッチングアプリがあるので、ぜひチェックしてみてください。

安心してアプリを利用できるためにも、この記事が参考になるとうれしいです!そして、あなたにとってのレズビアンライフがより充実することを願っています!