こんにちは!2000年生まれのアライ、ライターのinoです!

今回は、「LGBTとLGBTQIの違いが知りたい!」「QIとってそれぞれどんな意味なの?」という疑問にお答えしていきます。

セクシャルマイノリティーにはLGBT以外にもいろんな方々がいるということを、この記事で学んでいただけたらと思います!この記事を読めば、さらにセクシャルマイノリティーへの知識が広がること間違いなしです!

ぜひ参考にしてください。

*IRISでは男女二元論にとらわれず多様な性の形を受け入れ、様々な社会的マイノリティを記すためにLGBTsをポリシーとしていますが、本記事はLGBTとLGBTQIの近いを解説する記事の為、LGBTsではなくLGBTを使用していきます。(参考:LGBTsってなに?LGBTとは何が違うの?

そもそもLGBTQIとはどんな人を表すのか?

そもそもLGBTQIとはどんな人を表すのか?

まずは、「そもそもLGBTQIについて全く知らない!」という方のために、LGBTQIについて解説していきます。

LGBTQIとはすべて、セクシャルマイノリティーの頭文字をとった単語です。このセクシャルマイノリティーですが、どんなセクシャルマイノリティーなのかを決めるための要素がいくつか存在しています。要素は以下の通りです。

  • 身体的性
  • 性自認
  • 性的指向
  • 性表現

ここからは要素と、LGBTとは何なのかについてをご紹介していきます。QIはそのあとで解説いたします。

身体的性

身体的性は、染色体など生物学上の観点から「男性」「女性」と判断される要素です。男女以外に、どちらにも当てはまらない方もいます。

性自認

性自認とは、その人本人が自分の性についてどのように認識しているか、ということを考える要素です。身体的性が「男性」でも、自分自身は「女性」だと自分自身が思っているのなら、その人の性自認は「女性」です。

また、「男性」や「女性」のどちらでもない「中性」という性自認の方もいます。ちなみにLGBTの「T」であるトランスジェンダーは、他者から見られている性や身体的性と性自認が異なっているセクシャルマイノリティーです。

性的指向

性的指向とは、自分がどのような性を好きになるのかという要素です。LGBTの「L」、つまりレズビアンは性自認が「女性」であり、性的指向が「女性」であるセクシャルマイノリティーです。一方「G」の正式名称であるゲイは、性自認が「男性」であり性的指向も「男性」です。「男性」と「女性」両方に性的指向が向いているセクシャルマイノリティーは、LGBTの「B」であるバイになります。

LGBTQIのQIとは?

LGBTQIのQIとは?

ここまでで、セクシャルマイノリティーを知る上での基礎知識とLGBTについてをご紹介してきました。いよいよここからは、LGBTQIのQIについて解説していきます!気になる方はここから先必見です!

Qはクィア・クエスチョニング

まずは、Qからご紹介します。Qは「クィア(Queer)」と「クエスチョニング(Questioning)の二つ意味があります。

クィアとは日本語で「風変り・奇妙」という意味を持つ言葉で、もともとは差別用語として使われていました。ですが、その言葉をセクシャルマイノリティーの方々があえて自分たちに向けて堂々と使ったことで、セクシャルマイノリティーを表す言葉として定着していったのです。

一方、クエスチョニングとは性自認が「男性」か「女性」か、それともどちらも違うかなど、まだ決めかねていたり、あえてまだ決めようとしない人のことを指している言葉です。ただし、性自認を決めていないというだけではなく、クエスチョニングの中にも様々な考え方を持った方がいることを理解しておきましょう。

Iはインターセックス

続いて、Iについて解説します。Iは「インターセックス(intersex)」が正式名称のセクシャルマイノリティーです。身体的性が「男性」や「女性」どちらにも一致していない方のことを指します。

インターセックスの場合、自分は「男性」なのか「女性」なのか、それとも違う性なのか分からず混乱してしまう方がいます。インターセックスの方が身近にいた場合、「あなたはこういう性だ」と決めつけるのではなく、本人が望む性自認を肯定して支えてあげることが重要です。

また、近年では中間という意味の「インター」を使わず、DSD(Disorders of Development または Difference of Development)という言葉を使う場合もあるので覚えておきましょう。

LGBTとLGBTQIの違いとは?

ここまで読んでくださった方はお気づきかもしれませんが、LGBTとLGBTQIの違いは「クィア・クエスチョニング」と「インターセックス」が入っているかいないかです。最初はLGBTからセクシャルマイノリティーを総称する言葉が始まりました。しかしそれではすべてのセクシャルマイノリティーを満たしていないとして、新たにLGBTQIという言葉が生まれました。

さらに現在ではLGBTQQIAAPPO2Sにまで言葉が発展しています。すべてを覚えるのは大変ですが、セクシャルマイノリティーの方は少しでも自分のことを知ってもらうだけで嬉しい気持ちになるものです。ぜひ一度調べてみることをおすすめします。ちなみにこの記事でも少し解説していますので、参考にしてください。

LGBTQIのほかにも!セクシャルマイノリティーの種類

LGBTQIのほかにも!セクシャルマイノリティーの種類

ここからは、LGBTQI以外のセクシャルマイノリティーについても解説していきます。ご紹介するもの以外にもセクシャルマイノリティーは多様にあるので、積極的に気になった種類から調べてみてください。

①アセクシュアル

アセクシュアル(Asexual)は、日本語で「無性愛」と訳されているセクシャルマイノリティーです。他者に対して恋愛感情・性的欲求を抱かない方のことを表します。

ただし誤解しないでおきたいのが、他者に恋愛感情・性的欲求がないからといっても他者に興味がないわけではないということです。人として相手に感情は持っていますが、恋愛や性的な感情を抱かないというわけです。

アセクシュアルの方は「他人に冷たい」とか「人に興味がないなんておかしい」と間違った考えを持たれてしまうことがあります。決して人のことを冷たく扱っているわけではないということを知ってほしいです。

②パンセクシュアル

パンセクシュアル(Pansexual)とは、日本語で「全性愛者」と訳されており、文字通りすべての人を好きになる方のことです。「男性」・「女性」・それ以外の性など、相手の性のあり方に関係なく人を好きになる特徴があります。

バイセクシュアルとの違いは『「男性」・「女性」両方を好きになる』か『「男性」・「女性」・その他の性すべて好きになるか』ということです。

セクシュアリティを意識せず、好きになった人がたまたまこんな性だったという考えを持っています。

③アライ

アライ(Ally)は正確にはセクシャルマイノリティーではありませんが、セクシャルマイノリティーを支援する人々という意味で使われています。自分自身はセクシャルマイノリティー当事者ではないけれど、LGBTsの方々への理解と支援を積極的に行っていきたいという考えを持っています。

何か活動に参加することが条件というわけではなく、LGBTsの方々を支援する意志があれば立派なアライになれます。

ちなみにこの記事を書いているinoもアライです。

LGBTQIについてまとめ

LGBTQIについてまとめ

本記事では、LGBTQIについて解説していきました。LGBTQIの理解に少しでも役立つことができれば幸いです。

最近ではメディアでも話題になることもありますが、まだまだLGBTQIは誤解されることや知られていないことも多くあります。そのためこの記事を読んでぜひLGBTQIについて知識を広めていただけたらと思います。

ぜひ気になる箇所がある場合は、より深く調べてみてください。

チェック → LGBTとは簡単にいってなに?日本のLGBT事情が分かる記事のまとめ

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◎この記事を書いた人・・・ino
2000年生まれのアライ。ライターとブロガーで活動しています。実年齢-5歳に見られがち。豚骨ラーメンを愛してやみません

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