どうもこんにちは!LGBTs当事者によるLGBTsフレンドリーな不動産会社IRISのしょうへいです。

最近、LGBT以外にもLGBTsやLGBTQ、LGBT+、SOGIなど様々な言葉が生まれてきました。本記事ではその中でもLGBTとLGBTsの違いについて解説していこうと思います。

LGBTはレズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーの頭文字

ご存知の方も多いと思いますが、LGBTという言葉はLesbian(レズビアン)・Gay(ゲイ)・Bisexual(バイセクシュアル)・Transgender(トランスジェンダー)の頭文字を取って構成された言葉です。LGBTという言葉だけで、セクシュアルマイノリティ全体を示す場合もありますが、レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーの頭文字だけを取って構成された言葉なので範囲がとても狭く、その他のセクシュアルマイノリティは含まれていないように感じてしまう場合があります。

実際にはレズビアンやゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー以外のセクシュアルマイノリティも存在し、簡単にまとめることは出来なくなってきている為、新しい言葉が生まれるようになりました。

LGBTsはその他のセクシュアルマイノリティも含むという意味を持つ

LGBTsはLGBTに『s』を加えることでLGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)以外の様々なセクシュアルマイノリティも含むという意味になります。セクシュアルマイノリティ全体の総称と考えると分かりやすいかもしれません。

私たちIRISもLGBTは勿論、「LGBT以外のセクシュアルマイノリティにも親切な企業でありたい」と思い、LGBTsフレンドリーを掲げてお仕事をさせていただいております。

LGBTsの『s』に含まれるセクシュアルマイノリティ

ではLGBTsの『s』にはどの様なセクシュアリティが含まれるのでしょうか。『s』に含まれるセクシュアルマイノリティを紹介していきます。

全て紹介していくとかなりの数となってしまうので、抜粋して紹介していきます。

Xジェンダー

Xジェンダーは自分自身の性の自認が無性だったり中性だったり、入れ替わるといったセクシュアリティとなります。実は本記事を書いている僕自信もXジェンダーで、自分自身の心の性別が幼い頃からありませんでした。

その為、外見的には男性でも、男性として生きてきたわけではないので、社会的に男性として立ち振る舞うのが難しく日々悩んでおります。Xジェンダーというのは日本で生まれた言葉なので、海外では通じないかもしれません。

ノンバイナリー

ノンバイバリーは最近(2021年7月ごろ)になり聞くようになったセクシュアリティです。自分の性自認と性表現(自身が社会的にどのような性をふるまうのか)を男女の枠組みで考えないというセクシュアリティです。

Xジェンダーには、性自認が中性であったり、男性と女性で入れ替わったりと男女の概念を持ちますが、ノンバイナリーにはありません。性自認が無いXジェンダーが、社会的にも性別に囚われず自分らしく立ち振る舞う場合、ノンバイナリーという表現が近くなります。逆に性自認が無性でも、社会的には男性として生きている場合や、女性として生きている場合にはXジェンダーになります。

僕も性自認が無く、社会的にも立ち振る舞う性別が無いので、ノンバイナリーが当てはまります。

クエスチョニング

クエスチョニングというのは自分のセクシュアリティに悩んでいる状態であったり、意図的に決めていない状態のセクシュアリティのことを言います。

ノンセクシュアル

ノンセクシュアルは他人に対して性的欲求を持たないというセクシュアリティです。恋愛感情を抱くことはあります。

少し似たセクシュアリティにアセクシュアルがあります。

アセクシュアル(Aセクシュアル)

アセクシュアルは恋愛感情を抱きません。

ノンセクシュアルは、他人に対して性的欲求を持たないけれど恋愛感情を抱くことはある、といったセクシャリティですが、アセクシュアルはさらに恋愛感情も抱かないといったセクシャリティになります。

デミセクシュアル

デミセクシュアルというのは、強い信頼関係や絆がある人にのみ性的欲求を抱くことがあるというセクシュアリティになります。レズビアン・ゲイ・バイセクシュアルほど、よく耳にするセクシュアリティでは無いですが、心当たりがある方も多いのではないでしょうか。

僕自身も、基本はノンセクシュアルで他人に対して性的欲求は無いのですが、最近(2021年7月10日)になって信頼関係がある相手には性的欲求を抱くこともあるかもと思いました。3年くらい仲良く関係が続かないと僕の場合はダメなようです。

パンセクシュアル

パンセクシュアルは全性愛と言い、好きになることにセクシュアリティなんて関係ない、というセクシュアリティとなります。

男性も女性も恋愛対象になる、バイセクシュアルと混同されることがありますが、バイセクシュアルは男性も女性も好きになれるセクシュアリティなのに対し、パンセクシュアルは男性も女性もXジェンダーといった、それ以外のセクシュアリティの人もセクシュアリティに関係なく好きになることがあります。

まとめ

LGBTsとは、セクシュアルマイノリティ全体を包括する言葉です。LGBTだけでもセクシュアルマイノリティ全体を包括する意味を持つのですが、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字を取って作った言葉なので、限定的な印象を受けてしまいます。

その為、LGBTに『s』を加えることで、その他のセクシュアルマイノリティも包括するという意味合いを強調し、生まれたのがLGBTsという言葉になります。以上、LGBTsって何?LGBTとはいったい何が違うの? でした。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

チェック → LGBTとは簡単にいってなに?日本のLGBT事情が分かる記事のまとめ

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◎この記事を書いた人・・・しょうへい
1990年8月生まれのXジェンダーのノンセクゲイ。ハンバーグとオムライスが好き。元Webデザイナー兼ライターの経験を活かしブログ記事を執筆しています。