どうもこんにちは!LGBTsフレンドリーな不動産IRISのしょうへいです。
都内や都市部に住んでいるゲイを見ていると、楽しそうだったり輝いて見えたりしませんか?
僕自身も10代後半頃は、東京に住んでいるゲイがとても眩しく見えました。
そして、自分も19歳頃に上京しましたが、今は田舎へと戻っています。
本記事では『都内暮らしと田舎暮らしをした経験から、ゲイが都市部に住むメリットやデメリット、田舎暮らしするメリットやデメリットを解説』していきます。
チェック → 田舎のゲイが東京に住んでみて変わったこと感じたこと
【結論】ゲイは都内暮らしが良いか、田舎暮らしが良いかは自分の生き方次第
結論は『自分がどんな生き方をしたいか?』によると思います。
- 都内暮らし:友達を増やしたり、アクティブに活動したりしたいならおすすめ!
- 田舎暮らし:自然環境が豊富なところで、まったりと人間関係を広げたい方におすすめ!
僕は、10代後半から20代中盤くらいまで都内に住んでいました。その頃は、イベントなども参加しやすく、人間関係も広がり、ゲイ活動をするにはとても行動しやすいと思いました。
今は、地元である茨城の田舎に住んでいます。田舎暮らしは自然も多く、間取りの広いお部屋も借りやすいので、自由気ままに生きやすいように感じます。
ゲイの都会暮らしのメリット
では、ゲイの都会暮らしのメリットから書いていきます。
田舎に比べると友達はできやすい
どのあたりにお部屋を借りるのかにもよりますが、ゲイ向けのGPS搭載アプリを開けば、近くにいるたくさんの人が候補として表示されますし、
『2丁目などのゲイタウンにも通いやすいので、田舎暮らしに比べればゲイの友好関係は広がりやすい』と思います。
しかし、注意しなければならないのが、都内に住んだからと言って、勝手には友好関係が広がるわけではないということです。
ゲイ向けのアプリを使ったり、ゲイバーなどに足を運んだりしてコミュニケーションをとったり、出会いのキッカケは自分で探す必要があるように思います。
ゲイナイトなどのイベントに参加しやすい
例えば、2丁目で開催される興味のあるイベントや、ゲイバーの周年イベントがあったとしても、地方や田舎住まいでは参加することが難しいと思います。
『事実、僕は家から都内まで出るのに、2時間半くらいの時間がかかります。そういったイベントが20時くらいから始まるとしても、楽しめる時間は2時間ちょっとくらいが限界』です。
22時くらいに2丁目を出たとして、それでも家に着くのは0時頃になってしまうからです。
つまり、田舎住まいの僕が、ゲイナイトなどに参加するとなったら徹夜か、どこかに泊まることを覚悟しなければなりません。
逆に『都内に住んでいた頃は、ゆっくりと出かける準備ができましたし、終電まで居られたので遊びやすかった』です。
終電を逃したとしても、タクシーや徒歩という手段があったので、気持ちにも余裕がありました。
ゲイ向けのサークルに参加しやすい
『都内や都市部には、ゲイ向けのお楽しみサークルのようなものがいくつか存在』しています。
例えば、定期的にボードゲームをするサークルや、テニスやラグビーなどのスポーツ系のサークル、みんなでBBQをしたりするお楽しみサークルなどです。
そういったサークルに参加しやすいのは、都心部に住む大きなメリットと言えそうです。
ゲイの都会暮らしのデメリット
次にゲイが都会暮らしする上でのデメリットを解説していきます。
生活費が厳しいかもしれない
収入が良ければ問題ないかもしれませんが、『アルバイトで生活していくのは結構厳しいかも』しれません。
僕が新宿区西新宿に住んでいた時は、1ヶ月全ての費用を合計し192,000円ほどのお金がかかっていました。中野区に住んでいる友人(かなり節約していた方)は138,000円ほどかかっていたようです。それでも家賃の半分は会社負担だったそうです。
アルバイトで生計を立てようとした場合、
- 都内の最低賃金は2021年10月現在1,041円
- 8時間労働で8,328円
- 週5日働いて41,640円
- アルバイトの場合1ヶ月大体166,560円
ですので『アルバイトで8時間労働だとだいぶ生活が厳しくなる』と予想ができます。
正社員として働いたとしても、最初のうちはそれなりに厳しい生活が待っていることを覚悟した方がいいかもしれません。
チェック → ゲイの一人暮らしにはどれくらい生活費がかかる?東京に住んでみた場合を解説。
ゲイの田舎暮らしのメリット
次にゲイの田舎暮らしのメリットについて解説していきます。
人間関係をまったりと広げられる
都内では、ゲイ向けのGPS搭載アプリを使えば、近い距離に多くのゲイが表示されますし、ゲイバーに行けば友達ができることもあります。
しかし、田舎暮らしの場合、ゲイ向けのGPS搭載アプリを使っても、近い距離にあまりゲイが表示されないこともありますし、ゲイバー自体も無く、あってもかなり数が少ないかと思われます。
ですが、だからこそ『ゲイ同士の交流が、あまりなく無理のない範囲で、まったりと広げていくことができる』のです。
また、ゲイ同士の交流があまりないことや、出会いがそれほど多くないことから、都内でお会いする方よりも、友達付き合いが長く続く傾向にあるように感じました。
車を使って遊ぶことができる
都内住まいであれば車はあまり必要ないかもしれませんが、田舎住まいだと車は欠かすことができません。
2人で遊ぶ場合、どちらかが『車を出せる確率が高いので、ドライブを楽しんだりしやすいのが田舎住まいのメリット』でもあるかと思います。
電車を使って海に行ったりもできますが、車で行くと浮き輪などの遊具などをたくさん持って行ったり、BBQセットを持って行ったりもできるのが良いところです。
最近は犬を連れて、観光ついでにドッグランに行ったりするのも楽しいと思いました。
自然を使ったデートなど楽しみ方が豊富
田舎だからこそです。
都内ですと山登りをしたり、川で遊んだり、海水浴を楽しんだりすることは中々ないかもしれないですが『田舎暮らしだと、山登りを楽しんだり、川遊びを楽しんだりすることが気軽に可能』だと思います。
アウトドアが好きな場合には、とても大きなメリットになるのではないでしょう。
同棲できるような広い物件が、良心的な家賃で借りやすい
やはり都内や都市部に比べると、家賃がかなり良心的です。
どのあたりにお部屋を借りるかにもよりますが、都内で1LDKくらいのお部屋を借りようとすると、だいたい130,000円前後(品川区、目黒区等)は覚悟しなければならないかと思います。
しかしこちらも場所によりますが『田舎であれば同じ1LDKくらいの間取りで50,000円前後ほどで借りられる』ものもあります。
同棲をするのに、お互いが50,000円ずつ出して家賃が100,000円くらいのお部屋に住むなら、とても豪華なお部屋に住むこともできるでしょう。
ワンちゃんやネコちゃんを飼って暮らしやすい
都会でもワンちゃんやネコちゃんを飼うことはできますが、様々な面から田舎の方が飼育しやすい環境が整っているように思います。例えば、都内でワンちゃんやネコちゃんと暮らす場合、ペット可能物件というだけで家賃がかなり上がります。
さらに、散歩コースで迷う場合や、ドッグランなども近くに無いかもしれません。田舎の場合、2LDKくらいの広々とした綺麗なペット可物件でも、60,000円くらいの家賃で住むことができる場合があります。
また、散歩コースも確保しやすいですし、ドッグランも多くあるのでワンちゃんやネコちゃんとは暮らしやすいです。
ゲイの田舎暮らしのデメリット
次にゲイの田舎暮らしのデメリットです。
何かと呼ばれる側になる
僕は、都内まで2時間半くらいの距離なのですが、『都内の人と遊ぶ場合、基本的には都内に呼ばれる側』になります。
僕の場合ですが、茨城に来て遊んでくれるという人とは、残念ながら今まで一度も出会ったことがありません。
夏場、虫が多すぎる
本当に虫が多すぎます。
都内に住んでいた頃は、特に対策しなくても蚊に刺されることは滅多にありませんでしたが、『田舎暮らしの今では、毎日蚊に刺されるような状態が当たり前』です。
パートナーシップ制度の利用は難しい
パートナーシップ制度を利用すると、ケータイ料金でパートナーと家族割が使えたり、パートナーが万が一の時に病院で面会ができたり、治療相談ができたりします。
しかし『パートナーシップ制度は、都内や都市部をメインに広がりを見せている制度なので、今のところ田舎の方では制度を利用することは難しいかも』しれません。
パートナーシップ制度についてまとめた記事があるので、興味のある方はご覧ください。
チェック → パートナーシップ制度がある自治体一覧と活用方法
実家暮らしだと、未婚が噂として町に広がる
僕の実体験です。本当に辛い思いをしました。
結婚していない上に子供も居ないと、その話が広まり、あまり良い印象を持たれません。僕の場合、毎週のように親戚のおばあちゃんにお見合いの話を持ちかけられたり、結婚しないとダメだという話をされました。
僕自身のことでなくても、「○○さんちの○○君は結婚もしないでしょうがない」というような話をよく聞くので、僕も知らないところで、同じような話をされてるのかなと思ってしまいます。こういった点では、居心地が良いとは思えません。
かと言って、家族でもない人に自分のセクシュアリティをカミングアウトすることも出来ず、我慢して結婚しなきゃいけないという話を聞くのもとても辛いです。
※これは僕の地元だけかもしれません。
恋人は中々できないかも…
都会に比べ、田舎の場合はゲイ同士の出会いがあまりありません。その為、恋愛関係にまで発展するような出会いがなかなかありません。
田舎住まいで恋人が欲しい場合には、より積極的な行動が必要になるかと思います。僕は田舎暮らしでアプリもやっていないのですが、ここ数年は新しいゲイ同士の出会いはないです。
ゲイは都内暮らしが良いか田舎暮らしが良いかのまとめ
最後に簡単に都内暮らしと田舎暮らしについてまとめていきます。
- 都内暮らし:友達を増やしたり、アクティブに活動したいならおすすめ!
- 田舎暮らし:自然環境が豊富なところで、まったりと人間関係を広げたりしたい方におすすめ!
かと思います。
都内でゲイ同士の交流を増やして、パートナーなどができたら田舎で広めのお部屋を借りて、ペットを飼ってまったりと暮らすのも良いのかと思います。
つくば市など、東京方面にアクセスしやすい地方都市に住んで生活するのも、利便性と住みやすさを両立できて良いかと今は思います。
チェック → 都内までアクセス良好で家賃が安い!ゲイにおすすめのエリアつくば市の紹介!
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◎この記事を書いた人・・・しょうへい
1990年8月生まれのXジェンダーのノンセクゲイ。ハンバーグとオムライスが好き。元Webデザイナー兼ライターの経験を活かしブログ記事を執筆しています。
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