どうもこんにちは!LGBTsフレンドリーな不動産会社IRISのしょうへいです。
本記事では、LGBTフレンドリーな不動産会社とは一体どのようなものなのか、街中にあるような不動産会社とはいったい何が違うのかなど、具体的に解説していきます。
お部屋探しに困っていてLGBTフレンドリーな不動産会社の利用を考えている方や、LGBTフレンドリーな不動産会社について詳しく知りたい方など、参考にしてみてください。
LGBTフレンドリーな不動産会社とは
LGBTフレンドリーな不動産会社とは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーなどのセクシュアルマイノリティのお客様を対象に、お部屋探しなど不動産会社としてのサービスを提供する不動産会社です。
LGBTフレンドリーな不動産会社は大まかに2種類存在します。
1.当事者によるLGBTフレンドリーな不動産会社
当社IRISのタイプです。LGBT当事者によって立ち上げられたLGBTフレンドリーな不動産会社で、LGBTのお部屋探しの悩みなどを解決して、より迅速にストレスなく、自分らしくお部屋探しできることを目指しています。
実際にお部屋探しに携わるスタッフも、私のように裏方で支えるスタッフも基本的に全員がゲイやレズビアン、トランスジェンダーなどのLGBTで構成されています。お互いLGBT当事者なので、自然とセクシュアリティをオープンにしやすく、ダイレクトに悩み相談などができるのが強みですね。
2.LGBTに理解のあるLGBTフレンドリーな不動産会社
2つ目が、LGBTに理解のあるLGBTフレンドリーな不動産会社ですね。このタイプは、スタッフの中にLGBT当事者がいる場合もありますが、基本的には非当事者がLGBTについて理解を深めた上でLGBTフレンドリーを謳っています。
LGBTへの理解度はそれぞれであり、集客の為にLGBTフレンドリーを謳っているだけであったり、偏見的な理解の仕方をしている場合もあります。どのくらいの理解度なのかは、実際に問い合わせしてみないとわかりません。
LGBTフレンドリーな不動産会社でできること
LGBTフレンドリーな不動産会社と、街中にあるような不動産会社の違いを解説していきます。
セクシュアリティをオープンにしてお部屋探しができる
一番大きいのはセクシュアリティをオープンにしやすいことではないでしょうか。ゲイやレズビアンなどが、一人でお部屋探しする場合には、セクシュアリティが大きく関わってくることはないですが、同棲となると話は変わってきます。
例えば、なかなかセクシュアリティをオープンにできない場合、多くのカップルがとる手段が友達とのルームシェアという設定でお部屋探しをするパターンです。または、1人暮らしとしてお部屋を探して、後で同棲するパターンですね。
しかし。この2つには問題があります。まず、ルームシェア物件の数は非常に少ない為、理想的なお部屋に巡り合う可能性が低くなります。1人暮らしとしてお部屋探しをする場合には、1人分の収入しか見られない為、同棲するようなお部屋の審査には通りにくくなってしまいます。また、1人暮らしとして契約したお部屋で、同棲するのはルール違反になることが多いです。
LGBTフレンドリーな不動産会社で、LGBTカップルとしてお部屋探しをする場合には、ルームシェア物件は勿論、2人入居可物件も候補に入れることができる場合もあり、同棲として探すので収入を合算して、同棲に向いたお部屋も探しやすくなります。
ストレスの少ないお部屋探し
LGBTの中には、書類の性別欄の記入にストレスを感じる方がいます。特に性別違和(トランスジェンダー)の方やXジェンダーなど、性自認に関するセクシュアリティを持つ方が、性別欄にストレスを感じることがあります。
IRISでは、新日本信用保証株式会社と協定し、申込書における性別欄を撤廃し、続柄欄にパートナーと記載する入居申込の仕方を可能にしました。このように、LGBTのお部屋探しが、より楽しく自分らしくできるように考えて動いています。
参考:日本初!株式会社IRIS「LGBTsフレンドリーな家賃保証サービス」の提供を開始。多様なジェンダー・セクシュアリティを尊重する保証サービス。新日本信用保証と協定
LGBTフレンドリーなお部屋の紹介
LGBTフレンドリーな不動産会社には、家主側からLGBTの人にもお部屋を紹介してくださいという問い合わせが来ることがあります。このようにLGBTフレンドリーな不動産会社だけでなく、LGBTにも理解のある家主との繋がりがあったりもします。
また、これまでのお部屋探しからLGBTに理解のある管理会社や、そうでない管理会社のデータもあり、その他の不動産会社よりも、スムーズにお部屋探しができる可能性があります。
具体的にどのようなケースでLGBTフレンドリーな不動産会社が必要になるのか
LGBTフレンドリーな不動産会社が必要になるケースは大きく分けると3つのケースかと思います。
同性カップルのお部屋探し
先ほども例に挙げましたが、同性カップルのお部屋探しにLGBTフレンドリーな不動産会社が必要な場合があります。以前に比べれば、同性カップルであることをカミングアウトしてお部屋探ししやすくなりましたが、やはりまだ高い壁が存在しています。
そのような時に、役に立てるのがLGBTフレンドリーな不動産会社です。同性カップルであることを隠す必要がないので、オープンな状態でお部屋探しを楽しむことができるようになります。また、オープンにすることで要望が伝えやすくなったりします。
トランスジェンダーのお部屋探し
次にトランスジェンダーのお部屋探しです。トランスジェンダーというのは生まれ持った身体的性別と、自身が認識する性別にギャップがあるというセクシュアリティです。
トランスジェンダーのお部屋探しにはいくつもの壁があります。例えば、自認する性別と、外見上の性別に大きなギャップがある段階では、そもそも問い合わせ自体に心理的な壁が発生します。担当が、トランスジェンダーに対して、理解があるか分からないからです。
自認する性別と、外見上の性別が一致しているような状態でも、戸籍の性別を変えていなければ、書類のやり取りでトランスジェンダーであることが伝わってしまいます。場合によっては、お部屋も見つかって良い感じに進んでいたのに、審査の段階でトランスジェンダーであることが伝わって、白紙になってしまったなんてことも。
この様に、トランスジェンダーのお部屋探しでは、いくつもの壁が存在しています。でも、LGBTフレンドリーな不動産会社であれば、トランスジェンダーに対してもフレンドリーなので、トランスジェンダーであることを隠す必要なくお部屋探しができるようになるわけです。
特定の職業の方のお部屋探し
次にゲイバーやレズビアンバーなどのお仕事をしている方のお部屋探しです。このような方々も、街中にあるような不動産会社に相談しづらい場合があり、LGBTフレンドリーな不動産会社が役に立つことがあります。
【まとめ】LGBTフレンドリーな不動産会社って何ができるの?他の不動産会社との違いなどを徹底的に解説します。
LGBTフレンドリーな不動産会社とは、LGBTやその他のセクシュアリティにフレンドリーな姿勢を見せる不動産会社です。LGBTフレンドリーな不動産会社は主に2パターンあり、当事者が運営しているものと、非当事者が理解を深めて運営しているものがあります。
具体的にできることは、セクシュアリティをオープンにした状態でのお部屋探しで同性カップルのお部屋探しや、トランスジェンダーのお部屋探しなどに主に利用されます。
以上、LGBTフレンドリーな不動産会社についてでした。同性カップルのお部屋探しや、トランスジェンダーのお部屋探しでお困りの方は、IRISまでお問い合わせください。