ゲイが沖縄に旅するとなったら、どんな遊び方があるのでしょうか。
まだ沖縄に行ったことがないという人や、数回しか訪れたことがない人に向けて、ゲイである筆者が沖縄観光情報をお伝えします。
運転できないと不便?観光バスツアーを利用すれば移動も食事もお得に楽々
車移動が中心の沖縄観光では、観光バスツアーが便利です。
沖縄の交通事情
沖縄には鉄道が走っておらず、「ゆいレール」というモノレールが走っています。
那覇空港から街中へ移動するのに大変便利ですが、「ゆいレール」が走っていない観光地に行くのはレンタカーが運転できないと難しいと感じていませんか?
例えば、北部にある「沖縄美ら海水族館」には那覇市内から北部方面への日帰りバスツアーが何種類も走っており、ツアーによっては毎日走っている便もあります。
バスツアーが便利すぎる
沖縄美ら海水族館とセットでまわれる観光地はいくつかあり、世界遺産の今帰仁城跡、美しい海岸が広がる古宇利島(こうりじま)などがあります。
他にも万座毛(まんざもう)、アメリカンビレッジ、ナゴパイナップルパーク、琉球村などをまわるツアーもあります。
ランチかディナーがセットになったツアーもあるため、移動、観光費用、食費がセットで楽々お得にまわることができます。
レンタカー代や駐車場の空き状況、駐車場代、燃料代、高速代などの心配がいらないのは大きなメリットではないでしょうか。
美ら海水族館に行く際にレンタカーとバスツアー、どちらも利用した経験があるのですが、バスツアーは帰り道が渋滞していても寝ていれば那覇市内に戻れるため本当に快適でした。
ゲイバーを楽しみたい!那覇と那覇以外のゲイバー
那覇のゲイバー
桜坂と呼ばれるエリアを中心にゲイバーが集中しています。
ゆいレールでは牧志駅が最寄りとなっています。
選びきれないほどたくさんのゲイバーがあるため、事前に気になるゲイバーがないか確認しておくと良いかもしれません。
沖縄市のゲイバー
沖縄市諸見里エリアにもゲイバーが複数あります。
このエリアは米軍基地にも近く、英語対応可能となっているゲイバーも複数あるため、米軍関係者など外国人と会うことができるかもしれません。
那覇以外の新しいエリアに挑戦してみたい人や北部観光の拠点に沖縄市に宿泊する人は、ぜひ沖縄市のゲイバーをチェックしてみてはいかがでしょうか。
【え?こんなとこにも?】石垣島や宮古島にもあるゲイバー
余談ですが、石垣島や宮古島にもゲイバーがあるのをご存知でしょうか。
どちらの島もかなり大きいため、徒歩でゲイバーに行きたい場合には事前に調べてから宿泊先を決めましょう。
私はよく調べずに宮古島南端のホテルを予約してしまい、レンタカーを数十分走らせてゲイバーに向かった悲しい記憶があります。
沖縄で行われる各種のゲイパーティー
沖縄ではさまざまなゲイパーティーが行われています。
ご参考までに、2024年にこれから開かれるゲイパーティーを紹介します。
「PIERROT沖縄」が2024年5月18日(土)に開かれます。
「沖縄LEGEND」が2024年6月22日(土)に開催予定です。
毎年7月に行われている定番のゲイパーティー「沖縄ルネッサンス」は24回目ともなり、2024年7月13・14日に開催が決定しています。
夏本番のこれからの季節、沖縄のゲイパーティーは盛り上がりそうですね!
那覇から船で行く離島の魅力
沖縄本島周辺には本島よりもはるかに小さな離島がいくつも存在しています。
那覇市内にある「泊ふ頭旅客ターミナルビルとまりん」という港を使えば、離島に移動できます。
その中でも、慶良間諸島(けらましょとう)は泊港から距離が近く、日帰りで手軽に訪れることができるためおすすめです。
慶良間諸島の以下の島に船便がでています。
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渡嘉敷(とかしき)島
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座間味(ざまみ)島
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阿嘉(あか)島
それぞれフェリーと高速船がでており、日帰りで行くなら速度が早く、時間が節約できる高速船がおすすめです。
今回はそんな慶良間諸島の中で、私が訪れた阿嘉島をご紹介します。
阿嘉島の魅力①ケラマブルーの美しすぎる海
本島で見る海以上に美しい慶良間諸島の海の色は「ケラマブルー」と呼ばれ、訪れる人を魅了します。
初めて見たときは、あまりの綺麗さにしばらく見入ってしまいました。
近くのお店が営業していればシュノーケリングセットのレンタル、飲み物、食べ物の購入ができます。
私が訪問した日は平日で訪れている人はまばらでしたが、ライフセイバーの人たちがしっかりと海岸を監視してくれていたので、安心感がありました。
阿嘉島の魅力②観光客が多過ぎず適度に空いている
阿嘉島は他の島に比べて観光客数が少ないと言われていて、実際に私が訪れた際もかなり少なかったです。
メインとなる海水浴場に移動しても人は4、5人程度だったため、言葉にできないほど美しい海岸を少人数で独占しました。
天然記念物の「ケラマジカ」が頻繁にうろついており、さらにのんびりとした気分にさせてくれます。
阿嘉島の魅力③隣接する島にも行ける!島内は自転車かバイクレンタルで
阿嘉島は、橋で慶留間(げるま)島と外地(ふかじ)島という2つの島に移動することができます。
橋は高さがあるため、橋の上から海を眺めるだけでも景色を堪能できます。
慶留間島では、沖縄の原風景が残るフクギ並木を散策しつつ、重要文化財の高良家を観光するのもおすすめです。
さらに奥にある外地島に行くと、飛行機もなにもない慶良間空港や展望台があります。
慶良間空港は定期便がないため、ガランとしていてディストピア感が味わえますよ。
また、「世界平和記念碑」があり、第二次世界大戦時に米国軍が初めて上陸した場所を見学できます。
素晴らしい島旅!しかし注意点が……
島ならではの旅の魅力をお伝えしましたが、離島に行く際には注意点があります。
離島ならではの注意点①船が欠航することがある
離島の最もおそろしい点が、船便の欠航です。
天候や風によっては船が欠航することがあります。
往路でそもそも離島に行けない、という状況ならまだ「残念だな」で済むと思います。
ところが復路、つまり離島から沖縄本島への船便が欠航してしまうと離島から出られなくなってしまいます。
海が荒れると、欠航が数日間続いてしまう場合もあるそうです。
絶対に欠かせない用事が後に控えている場合には、特に注意しましょう。
離島ならではの注意点②次の船便まで本島に帰れない
離島なので、いつでも自由に本島に帰れるわけではありません。
日帰りのつもりでも、必要な持ち物は必ず携帯してから離島に移動するようにしましょう。
上記でも記載した通り、万が一の欠航に備えて薬などの必需品は携帯した方が間違いないでしょう。
離島ならではの注意点③お店の最新情報をチェック!閉店している場合も
インターネットに記載されている情報が更新されていない場合があります。
事前に調べておいたお店でレンタルサイクルや食事、ダイビングツアーなどをしたいと思っていても、いざ島に着いてみると営業していない、もしくは閉店してしまっているということがあります。
私も事前に調べたお店でレンタサイクルを借りようと思っていたのですが、閉店していたため、観光案内所で最新情報を教えてもらった経験があります。
また、離島はお店や物資が少ないため、買い物は事前に本島で済ませておくと安心です。
まとめ
沖縄ではゲイバーやゲイマッサージ、ゲイナイト、ゲイビーチなどゲイならではの楽しみかたもある一方で、自然や文化、歴史、食なども独特なため、そうした内容を中心に観光して楽しむこともできます。
ダイビングやシュノーケリング、カヤックやSUPなどのアクティビティを楽しんでも良いですし、国際通りやアメリカンビレッジなどで買い物を楽しむのも良いかもしれません。
魅力あふれる沖縄でどんな楽しみ方をするか、旅行計画の参考になれば幸いです。