どうもこんにちは!LGBTsフレンドリーな不動産会社IRISのしょうへいです。

LGBTsのお部屋探しにおいて、稀に緊急連絡先の設定が難しいケースがあります。本記事では、緊急連絡先とは何か、緊急連絡先はどのような相手に頼むことができるのか解説していきます。

緊急連絡先について悩んでいる方、参考にしてみてください。

LGBTお部屋探し

緊急連絡先とは?

緊急連絡先とは、緊急時などにおいて、入居者本人と連絡が取れないときに使われる連絡先です。例えば、家賃滞納をしていて、管理会社やオーナーが入居者に対して連絡を取りたいと思っているが、電話に出てもらえないなどの理由から、緊急連絡先に電話がいくことがあります。

連帯保証人は、入居者と同じ支払いの責任を負いますが、緊急連絡先はあくまで入居者と連絡が取れない場合に使われる連絡先であり、管理会社やオーナーが緊急連絡先の相手に家賃滞納の支払いを命じたりすることはできません。入居者とオーナーや管理会社の連絡の中間的な立場を担うのが緊急連絡先の相手となります。

家賃の連絡の他に、災害時の入居者の安全確認や、避難の連絡などで、入居者本人と連絡がつかない場合や、騒音問題で入居者と連絡がつかない場合などにも緊急連絡先が使用されることがあります。

LGBTsが緊急連絡先の設定で困るケース

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どのようなケースでLGBTsが緊急連絡先の設定で困るのでしょうか。具体的に見ていきましょう。

  • 両親にカミングアウトをしていない為、パートナーとの同棲を秘密にしておきたい
  • 引っ越しから色々なことを探られるのが嫌
  • 両親や家族とは絶縁関係にあり緊急連絡先を頼むのが難しい
  • 身寄りがない

これらの理由から、緊急連絡先の設定が難しいことがあります。私自信、不動産関係と直接関わりを持つ前に、パートナーと同棲のお部屋探しをしていて、パートナーに身寄りがなく、緊急連絡先の設定に困るということがありました。

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緊急連絡先の設定範囲は大変広い

基本的に緊急連絡先は、親族にお願いすることが多いですが、管理会社やオーナーと入居者の連絡における中間的な立場を担うことができれば良いので、連帯保証人のような厳しい制限はありません。親族に頼むことができない場合には、

  • 友人や恋人
  • 会社の上司
  • サークル仲間
  • コミュニティの仲間
  • 生活保護を受けている場合には、ケアマネージャー

など、多くの人に緊急連絡先を頼むことができます。緊急連絡先に頼む場合には、

  1. 緊急連絡先は、連帯保証人とは違って家賃の支払いを命じられたりすることはないし、支払いの義務はない
  2. 管理会社やオーナーが私と連絡が取れないときに、連絡の中間的な立場を担うのが緊急連絡先である

ことを説明して、しっかりと承諾を得た上で緊急連絡先に設定しましょう。緊急連絡先は、確認の為に管理会社などから電話がかかってくる場合があるので、本人に確認をしないまま書いてしまうと後でトラブルになる可能性があります。

どうしても緊急連絡先の設定相手がいない場合はどうしたらいい?

どうしても緊急連絡先の設定相手がいない場合には、いくつかの手段があります。

  1. 緊急連絡先を請け負っている団体に相談する(年間10,000円くらいの費用)
  2. 保証人代行サービスを利用する(2年毎に15,000円〜30,000円くらいの費用)
  3. 弁護士に相談する(年間50,000円くらいの費用)

どれもそれなりに費用がかかるので、なるべくであれば身近な人に頼んでみて、どうしても緊急連絡先に設定できる相手がいない場合には、これらのサービスなどを利用することを検討すると良いでしょう。

【まとめ】LGBTsのお部屋探し!緊急連絡先とは?誰に頼めば良いのか解説します!

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緊急連絡先は、管理会社やオーナーと入居者の連絡事項において、中間的な立場を担う方のことです。管理会社やオーナーが入居者と連絡が取りたいときに、連絡が取れない場合、緊急連絡先が使われることがあります。

稀に緊急連絡先を保証人や連帯保証人と似たようなものと考える方がいますが、緊急連絡先はあくまで中間を担う役割であり、支払い義務などは発生しません。その為、入居者本人と連絡が取りやすい人であれば、かなりの範囲の方が緊急連絡先になることができます。

親族に頼みづらい場合には、友達や会社の上司、コミュニティの仲間などに相談してみると良いでしょう。以上、最後まで読んでくださりありがとうございます。