どうもこんにちは!LGBTs当事者による、LGBTsフレンドリーな不動産会社IRISのしょうへいです。
パートナーと同棲をするとき、または、同棲のお部屋探しをしているとき、親に言う必要性について考えている方、結構多いのではないでしょうか。
実は僕自身ゲイであり、同棲する時には茨城に住む僕の親と、静岡に住むパートナーの親に挨拶に行きました。どちらも片親なので、母親だけに挨拶という感じでした。
本記事では、不動産会社のゲイの視点から、同性カップルの同棲において、親に言う必要があるのか解説していきます。
【結論】必ず親に言う必要があるわけではない
これから詳しく説明していきますが、親に言う必要があるかはケースバイケースです。契約上、親に言う必要がない場合は、特にいう必要がないですし、連帯保証人の関係上、言う必要がある場合には、言う必要があります。
親に言う必要があるとき
まず親に言う必要がある時から解説していきます。
契約の関係上
最も親に言う必要があるケースは、契約の関係上でしょう。連帯保証人は、相応の支払い能力があり、現役で働いていて、安定した収入があれば友人や知人であっても構いません。しかし、基本的に親族でなければ審査に通りにくいので、親族に頼むことになり、そうなると必然的に両親が候補となります。
パートナーを連帯保証人すれば良いのではと思った方もいるでしょう。しかし、パートナーを連帯保証人にするのは難しい現実があります。と言うのも、連帯保証人になる人は、実際に一緒に住む人以外の誰かである必要がある為です。
また緊急連絡先として、親族を指定される場合があります。この場合も、親族で指定されている為、両親が候補になりますが、連帯保証人ほどの縛りはない為、兄弟などでも審査が通りやすいです。
お互いの両親と信頼関係を構築したいと思ったとき
元々自分のセクシュアリティをカミングアウトしている場合には、パートナーの紹介で信頼関係を深めることもできる場合があります。またお互いが顔を合わせることで、自分の子供がどんな相手と付き合っていて、どんな相手と同棲するのか分かるので、安心感に繋げることができるかもしれません。
緊急事態のときのため
例えば、自分が事故にあって危ない状況のときなど、緊急事態が原因で自分のセクシュアリティやパートナーの存在が両親に伝わってしまうかもしれません。例えば、親が家に訪れて、パートナーと同棲していることが分かってしまったりなど。
予め、パートナーの存在や同棲していることを親に伝えていれば、パートナーと親が連絡を取り合って、混乱なく物事を進めることができるようになる可能性があります。また最悪の場合にも、親が気を利かせてくれて、パートナーを病室に呼んでくれたりといったこともしてくれるかもしれません。
緊急事態のことを考えると、予め親にパートナーと同棲することを言っておくメリットはあります。
親に言う必要がないとき
次に親に言う必要がないときを解説していきます。
契約上問題のないとき
お部屋探しをする上で、保証人不要など契約上問題の無いときは基本言う必要はありません。保証人不要のお部屋は、基本的には家賃保証会社との契約が必要になります。家賃保証会社との契約には、書類審査や、実際に職場に確認の電話が入るなどの場合があります。
保証会社は、不動産会社や管理会社が提供しているサービスです。利用の際には、毎月の支払いが増える可能性があるので、ご注意ください。
自分達のプライバシーを守りたいときや、親との関係性が悪化する可能性があると思うとき
契約上問題がなければ、親に色々なことを言う必要はありません。自分達のプライバシーを守りたかったり、親に言うと不安な場合には、黙っている方が良い場合もあるでしょう。
セクシュアリティのカミングアウトは、それだけでも親子の関係性に大きな影響を与えてしまう場合があります。実際、関係が良くなることもあれば、絶縁にまでなってしまう人もSNSなどでたまに見かけることがあります。かなり慎重になるべきことだと思うので、契約上問題がなければ、無理に言う必要はありません。
親に言うことが難しい場合は保証会社の利用を検討する
親に言うことが難しい場合には、家賃保証会社というものを利用するのも手です。家賃保証会社とは、連帯保証人の代わりを担ってくれる会社のことです。
家賃保証会社は、入居者と賃貸保証契約を結び、入居者は保証料の支払いをします。保証料は、賃貸契約時に敷金、礼金と一緒に請求されることが多いです。敷金は後日返還されることがありますが、保証料は返還されません。
保証会社との契約期間は、1年〜2年で、最初の契約期間の保険料はだいたい家賃の1ヶ月分位となります。契約更新時には、更新料が必要となり、更新料は、保証会社によって様々です。
親に言うことが難しい場合には、保証会社の利用も検討してみてください。
【まとめ】同性カップルの同棲お部屋探し!親に言う必要はあるのか解説していきます!
親に言う必要があるかはケースバイケースとなります。契約の関係上、親に連帯保証人を頼まなければいけない場合は、親に言う必要がありますし、問題がなければ特に言う必要はありません。
僕は同棲するときにお互いの親に挨拶に行きましたが、そのことでお互いの親が関係を認めてくれて、今は付き合っているわけではないですが、今でも仲良くしています。相手の母親に会いにいくこともあれば、うちの母親に会いに行きてくれることもあって、母親達も自分の子供みたいな存在だと思っていると受け入れてくれています。
両親がセクシュアリティを理解してくれていて受け入れてくれているのであれば、紹介することでより良い関係が築けるようになるかもしれません。以上、同性カップルの同棲お部屋探し!親に言う必要はあるのか解説していきます!でした。最後まで読んでくださりありがとうございます。