趣味、恋愛、友人探しなど、さまざまな目的で利用できるTwitter(ツイッター)。多くのレズビアンの人たちがTwitterを活用していることを知っていますか。筆者は、過去にあらゆるアプリを使ってきましたが、最終的にはTwitterを長く使っています。

そこで、レズビアンがTwitterを使うメリット、デメリットと、他アプリとの比較についてご紹介します。アプリを入れようと考えている方は、是非本記事を参考にしてみてください。

Twitterの特徴

Twitterとは、140文字以内の文章を投稿するソーシャルメディアです。投稿では、文字と一緒に写真や動画、位置情報、投票などを添えられ、多岐にわたった使い方が可能なことでも人気です。投稿に対し、リプライやいいね、RTで反応し、世界中の人たちとのコミュニケーションを取れるのも魅力です。

Twitterにいるレズビアンの特徴

全てのレズビアンユーザーに当てはまるわけではありませんが、個人的にTwitter上で目にしたレズビアンには特徴があります。

1つ目は、オープンに発信している人です。最近だと、当事者としてLGBTsコミュニティやフェミニズムに関心を示す人も多いようです。やはり、マイノリティとされている当事者であることから、少しでもより良い社会にしたいという意識のあるレズビアンの方は多いでしょう。さらに、当事者としての経験や共感できる話を発信するアカウントも見つけられ、私は「あるある!」と頷きながら投稿を読んでいます。

一方で、個人的な趣味や生活を発信するレズビアンの人たちもいます。なかには、身バレ防止で鍵アカウントにしている人も。まだLGBTsへの理解が不十分であるせいか、職場や友人、家族に自分のセクシュアリティを隠しているレズビアンの人たちは多くいます。クローズでありながらも、同じコミュニティの人たちと繋がりたい思いから、Twitterを活用することもあるのです。個人の希望を尊重しながら、お互いに関わっていけるといいでしょう。

そして、次に多く見られるのがレズビアンカップル。カップルアカウントを開設し、コミュニティの幅を広げている人もいます。レズビアンカップルの物件探し、パートナーシップ制度の宣誓、手続きなど、多くの人が立ちはだかるであろう経験を発信しているアカウントもあり、彼女のいる人は参考になるかもしれません。

レズビアンがTwitterを使うメリット・デメリット

では、本題のレズビアンがTwitterを使うべき理由と、そうではない理由をご紹介します。

メリット

気軽に使える

多くの人が使っているTwitterは、誰でも始めやすく使いやすいのがポイントです。マッチングアプリとは違い、目的を定めなくても気軽に多くの人とお話できます。対面で会う必要がないので、好きな時にリプライやメッセージをしたりできることで、プレッシャーは格段と下がるでしょう。

目的はさまざま

レズビアンの人と出会いたい!と漠然に思っている人でも大丈夫。マッチングアプリだと、関わる時に初めから目的を明確にして、その目的に向かってコミュニケーションを進めていくことが多いかもしれません。一方Twitterは、趣味や情報収集、コミュニティづくりなど、さまざまな目的を持つ人たちがいます。幅広い層の人たちにとって主流なアプリとなるので、目的の有無に関わらず楽しく使えるのが魅力です。

つながりを広げられる

コミュニティを広げたい人にはTwitterが向いているといえます。多く目にするのが「#ビアンさんと繋がりたい」「#LGBTQさんと繋がりたい」などのハッシュタグ。ハッシュタグから気になるアカウントをフォローしたり、投稿に対してリプライを送ったりできます。初めから繋がりを求めているのだとわかるので、コミュニケーションを取りに行きやすいのがポイントです。

キーワードで検索する他に、最近では「コミュニティ」とよばれる新機能も誕生しました。このコミュニティ機能というのは、同じ関心や趣味を持つユーザーが集まったグループで、参加した人のみが投稿を閲覧できます。LGBTsやレズビアンのグループが今後増えていけば、さらに簡単に興味のある人を見つけられるようになるでしょう。

イベント情報も入手できる

レズビアンイベントやオフ会情報は、多くがTwitterで回ってきます。10〜20代の人たちは写真がメインとなるインスタグラムの方が使いやすいと言う人もいますが、やはり文字の方が比較的メインとなるTwitterでは情報収集しやすいのが魅力です。レズビアンイベントやオフ会のアカウントをフォローしておけば、開催のタイミングを逃す心配もありません。コミュニティや検索機能を使って、事前にレズビアン友達を作っておけば、一緒に参加もできるはずです。

デメリット

目的が明確ではない

多くのユーザーがいるということは、さまざまな目的が考えられます。恋人探しでTwitterを使っているのに、相手は違ったという話はよく聞くもの。例えば、先述したようにハッシュタグを使って目的を示しておくことも1つの解決方法かもしれません。実際に、「#ビアンさんと繋がりたい」に加えて「#彼女募集中」と投稿している人もいます。流石にストレートすぎ!?と思うかもしれませんが、繋がるまでに時間がかからないので効率的でしょう。

安全面

安全面が心配な人もいるでしょう。Twitterを始める際に、電話番号やメールアドレスで登録したかと思います。以前から知り合いの人と繋がりやすくするため、Twitterでは他のアカウントがメールアドレスや電話番号から、相手を見つけられるようにできる設定があります。なので、身バレ防止や他の人には知られたくない場合、事前に設定しておきましょう。

Twitterと他アプリを比較

レズビアンと繋がるために活用できるアプリはTwitter以外にもあります。自分に合うアプリを見つけられるといいですね。

Instagram

Instagram(インスタグラム)は、比較的に文字をメインで発信するTwitterとは異なり、写真がメインとなります。景色や日常の生活など、プライベートな側面の一部を気軽に発信できるので、相手のことをさらに知れるのが特徴。また、投稿だとハードルが高いかも?と感じる人でも、ストーリーズといって24時間以内にはフィードからなくなる気軽な発信方法もあります。Twitterと同じように投稿やストーリーズに対して返事ができ、そこから発展してメッセージのやりとりができることも。写真を通してその人の雰囲気や趣味を知れるのがポイントですが、あまりハッシュタグ機能や投稿からレズビアンの輪を広めることは少ないようです。なので、出会うチャンスはTwitterより少ないかもしれません。

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Tinder

世界中で大人気のマッチングアプリTinder(ティンダー)。「出会い系」と聞くと、あまりいい印象を持たない人もいるかもしれません。ですが、実は友人や恋人探しなど、目的をプロフィールに示すことができます。なので、同じ目的の人と出会いやすいのがポイント。とはいえ、ユーザーの多くが恋人探しで使っている場合が多く、レズビアンの友達やコミュニティを探している人には不向きかもしれません。

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レズビアンがTwitterを使うメリット・デメリットまとめ

いかがでしたでしょうか。Twitterは気軽に始められたり、レズビアンとの繋がりを広げるのにぴったりのアプリです。ですが、安全面やさまざまな人がいるからこその懸念点も存在します。自分に合ったアプリを見つけ、楽しく活用できたらいいですね!この記事をきっかけに、足を踏み入れてみるのもいいかもしれません。