ノンセクシュアルのゲイってこんな感じ!ノンセクの苦悩をお話していきます!
どうもこんにちは!しょうへいです。
僕はゲイであると同時にノンセクシュアル(非性愛者)でもあります。
男性に対し、恋愛の対象として好きという感情は持ち得ますが、性的感情は基本的に伴わないといった状態なのです。
だから俗にいう”タイプの人”という感覚も分かりませんし、「イケる」という言葉も共感しがたいものです。
だから正直なところ、たまに疎外感を感じて本当にゲイなのだろうかと考えてしまうこともあります。
本記事ではノンセクシュアルゲイによるノンセクシュアルの苦悩を書いていきますね。
・自分がノンセクシュアルなのか悩んでいる
・ノンセクシュアルのゲイがどんな感じか知りたい
という方に参考になれば良いなと思っています。
また、あくまで僕個人が感じていることであり、すべてのノンセクシュアルゲイに言えることではありません。その点だけは頭の隅に置いていただけると幸いです。
苦悩1:ノンセクシュアルのゲイは存在しないと思われがちである
ゲイの方との会話の中で、僕が「あんまり性的なことは興味ないんだよね」と他の人に伝えても、基本的には「綺麗売り」とか「絶対嘘だとおもってる」などと言われてしまいます。
相手は別に大した気持ちで言ってるわけではないと思うし、こっちも理解してほしいと思っているわけではないのですが、積み重なると辛く感じることもあります。
苦悩2:ゲイであることを否定されるときがある
自分がノンセクであることをオープンにしすぎなのも問題なのかもしれませんが、たまにゲイであることを否定されるときがあります。
今まで3回ほど「ゲイって男と親密な関係を持ちたいからゲイなんじゃないの」と言われました。それに対して、僕自身何も言い返せなかった過去があります。
そして何かあるたびにその言葉が蘇ってきて、「自分は果たしてゲイなんだろうか」と悩んでしまうときがあるのです。
でもこの問題は自分で決めてしまっても良いと思っていて、性的欲求はないものの、男が好きであることには変わりないし、自分自身はゲイと認識して良いと思っています。
僕にとってゲイという世界は、やっと見つけられた自分の居場所でもあるので、そう簡単には手放したくないという気持ちもあります。
苦悩3:俺のこと本当に好きなのかなって言われがち
カップルとして付き合っていれば、度々身体の面での接触もがあると思います。
ですが、僕は積極的にもなれないし、なるべくであれば避けたいと思っているので、相手からすると「愛されていないような感じがする」という感想を持つようです。
その結果、性的な側面が原因で関係が悪化してしまうというか、喧嘩になってしまうようなことが、今までに何回かありました。
でも我慢してまですることでもないと思いますし、かと言って相手からしたら拒絶されたような気持ちになって辛いと思いますし、とても難しい問題だと思っています。
なので僕の場合は恋愛関係になる前に「あんまりそういうことは好きではないんだよね」と伝えてしまっています。多分それが後でお互いが傷つかない方法だと思います。
苦悩4:ポジション聞かれてもなんて答えたらいいのか分からない
ゲイトークの中で「タチネコどっち?」という会話は挨拶のようなものだと思うのですが、正直、なんて答えたらいいのか全く分かりません。
性格的にはネコだと思ったりすることもあります。
しかし、実際にポジションとしてネコであることは絶対ないですし、かといってタチとして相手と性的に接することもないですし、ヴァニラ派というわけでもありません。
なるべくならその場の空気壊したくないですし、話も楽しい方に進められると良いのですが、未だ良い返答が見つかりません。
苦悩5:ドラマや漫画などの恋愛がうまく読み取れない
僕はずっとノンセクシュアルなので好きになった相手に性的な欲求を感じたことがありません。そして、それが普通だと思って生きてきました。
マイノリティだと自覚してから、ドラマや漫画の登場人物の恋愛感情が本当に分からなくて「この登場人物たちはやっぱり好きな人とそういうことがしたいのだろうか」と考えてしまう自分がいるんですよね。
実際にマンガ名やドラマなどで、露骨に性的な場面が映し出されることはほとんど無いので、自分の好きなように解釈すればいいと思うのですが、気になって仕方がないし物語に入り込めない自分がいます。
両想いの登場人物同士が近い距離で見つめ合っているシーンとかはもろに、性的に見ているんじゃないかなと想像できてしまいます。
ノンセクシュアルのゲイはそこそこいるのかも
僕がノンセクシュアルを自覚したとき、自分以外にノンセクシュアルのゲイを見つけられず、「自分しかいないのかも」と思ってしまいました。
しかしノンセクシュアルのゲイってそこそこいるみたいで、ゲイバーでも「自分も男好きだけど性的欲求はわかないんだよね〜」と話してもらったことがあります。
あと僕はTwitterでもノンセクシュアルであることを公言しているので、度々「自分もノンセクシュアルなんですよ」とダイレクトメッセージをいただくことがあります。
決して多いとは言えませんが、ノンセクシュアルのゲイは確実にいるので、孤独感や自分がおかしいなどと感じる必要は全くないのです。
ノンセクシュアルであってもそうでなくても『自分らしく今まで通りに生きていく』のが一番大切だとノンセクシュアルの僕は思っています。
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◎この記事を書いた人・・・しょうへい
1990年、茨城県生まれ。元Webデザイナー兼ライターの経験を活かし、ブログ記事を執筆しています。