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<同性カップル必見!>ルームシェアと同棲の違いとは?「2人入居可」でも住めるわけではない?!

同棲

2023年が始まる中で、恋人との新生活や新しい住まいを考えている人もいるのではないでしょうか?
今回はルームシェアと同棲の違いについて解説していきます!

同性カップルが新しい住まいを探すときに、どのようなことに注意しておくべきなのか?パートナーシップ制度の利用についても解説するのでぜひ参考にしてみてください。

初めに
IRISでは、あらゆるマイノリティが暮らしやすくなることを目指すという意味から「LGBTs」と表記していますが、今回は一般的な「LGBT」について解説するため、表記が混在しております。

<この記事はこんな人におすすめ!>

・これから恋人との新しい住まいを検討している人

・将来的に恋人やパートナーと一緒に住みたいけど、不安・情報が欲しい人

・住まいにおけるパートナーシップ制度のメリットについて知りたい人 など

LGBTお部屋探し

ルームシェアと同棲の3つの違い

そもそもルームシェアと同棲の違いについては、なんとなく言葉は知ってるけど……という人も多いのではないでしょうか?

・ルームシェア:賃貸物件を同僚や友人と共有して一緒に住むスタイルのこと

・同棲:一般的な言葉の用途としては、結婚していないカップルが一緒に住むこと

同居という言葉もありますが、同居は「誰かと一緒に住む」ことをさしています。その中で相手によって同棲やルームシェアという言葉に分かれるのです。

では実際に住むとなった際に、ルームシェアと同棲ではどのような違いがあるのか、具体的に3つの観点で説明していきます。

①契約形態

1つ目は大家さんとの契約形態です。

・ルームシェア:住む人、全員が大家さんと賃貸契約を結ぶ

・同棲:どちらか1人、代表者が大家さんと賃貸契約を結ぶ

ルームシェアでは全員が大家さんと個別に賃貸契約を結ぶ必要があります。理由としては、お金の管理が個人であることや、ルームシェアでは片方が何かしらの都合で出ていく可能性が、同棲より高いと考えられているからです。

もし片方が出ていった時に、1人としか賃貸契約を結んでいない場合、その人が退去費用等を一時的にでも肩代わりする必要があり、大家さんとしては支払い能力がないなどのトラブルが発生するのはリスクが高くなります。そのため、入居時に個別に全員と賃貸契約を結ぶ必要があります。

一方、同棲の場合は一般的に結婚等を前提に考え同棲をしていると考えられているため、片方が出ていく可能性は低いという考えや、お金の管理が一緒のケースもあることから代表者1人のみ、大家さんとの賃貸契約が必要となります。

※とはいえ同棲でも、大家さんや管理会社の判断によっては、結婚を前提にしているわけではなければ別れる可能性もあるため、契約不可の場合も中にはあります。

②入居期間

2つ目は入居期間の違いです。

・ルームシェア:比較的短く、1〜2年以内に解消する可能性が高い

・同棲:結婚を前提にしているケースもあり、数年単位で契約が継続する可能性が高い

こちらも関係性の違いから、同僚や友人であれば、それぞれの収入や生活を共有しているわけではないため、カップルに比べるとルームシェアの退去は可能性が高く、実際に数ヶ月単位での契約終了になるケースもあります。平均的には2年以内にルームシェアを解消するケースが多いようです。

一方で同棲の場合は、そのまま結婚をする場合は何度か契約更新を行うこともあるので、2〜4年以上住むケースもありますし、長期間の契約となる可能性があります。

③物件探しの難しさ

3つ目は物件探しの難しさです。

・ルームシェア:入居期間が短くなることや、友人同士のトラブルから早期の退去リスクもあるため、大家さんが嫌がる傾向もあり、物件数が少ない

・同棲:結婚を前提にしていることを伝えれば物件数も多く、審査も通過しやすい

やはり入居期間が長く見込める同棲という形の方が大家さんからすると長期の収入源になるため、物件数や審査も通りやすいというメリットがあります。

またルームシェアは同棲に比べて、比較的新しい生活スタイルのため、年配の大家さんには理解しづらいこともあり、まだ物件数としても少ない傾向があります。

同性カップルと申告しなければルームシェア扱いになってしまう

ここまでの内容から、ルームシェアよりも同棲の方が物件数や長く住む上ではメリットがありそうだと理解できたかと思います。

しかし残念ながら、同性カップルが不動産会社に住まいを探しにいっても、友人同士のルームシェアと勘違いされてしまうことも実際には多いため、同棲の場合は不動産会社にその旨を伝えた方が良いかと思います。

※とはいえ同性カップルと申告をしても、管理会社とオーナーの判断次第では、ルームシェア扱いにされてしまうこともあります。日本ではまだ同性婚の法律がないことから、異性間の同棲より将来的に結婚する可能性や長く入居してくれるといった信頼性が劣ると考えられてしまうケースもあるためです。

ルームシェア可と2人入居可物件の違いとは?

ルームシェア可と2人入居可物件の違いとは?
ここまでの話から同性カップルと伝えて、同棲できる物件を探した方がメリットが多そうだ……と感じた方もいるかもしれません。

実際に「ルームシェア可」の物件よりも「2人入居可」の物件が数としては多いのですが、2人で住むのは同じはずなのに、「ルームシェア可」と「2人入居可」の違いとは何なのでしょうか?

実は「2人入居可」というのは、結婚を前提としている異性カップルや、婚姻関係にある夫婦向けの物件なのです。同性カップルでは「2人入居可」の物件に住めないということではありませんが、元々は結婚前提の異性カップルや、夫婦向けを想定した物件であったという背景があります。

そのため、理解のない不動産会社や大家さんの物件であった場合は「2人入居可」の物件に同棲をする目的を伝えたとしても、同性カップルであることを理由に利用できないと断られる可能性があります。

同性カップルが友達同士でルームシェアしたいと言ってお部屋探しすると選択肢が狭まる?

中には「不動産会社にカミングアウトするのはちょっと……」「パートナーシップ制度を利用するかもわからないし、ルームシェアという形でもいい」という方もいるかと思います。

もし同性カップルが友達同士でルームシェアしたいと言って不動産会社にお部屋探しを依頼した場合、物件の選択肢が狭まってしまうということがあります。

なぜルームシェアだと物件数が少ないかという理由についてですが、まず、不動産会社が提案する物件には2種類あります。

「自社管理物件」と「他社管理物件」があり、自社管理物件が膨大にあるという不動産会社はほとんどないため、基本的には「他社管理物件」から紹介することになります。

他社管理物件を不動産会社向けのプラットフォームで探す場合、「2人入居可」という条件で絞り込むことができます。基本的に「2人入居可」とは先に伝えた通り「結婚を前提としている異性カップルや夫婦、場合によっては同性カップル」も対象になります。

一方、友人や同僚と2人で暮らす場合は「ルームシェア可」という条件での検索となります。

ただし、不動産会社向けのプラットフォーム「ルームシェア可」という条件検索はないため、「2人入居可」の物件から、1件1件確認を進めて「ルームシェア可」という物件を探す必要があります。

LGBT お部屋探し

同性カップルがスムーズに同棲できるお部屋を探すためには?

では同性カップルが同棲できる物件を探すにはどうしたらいいのでしょうか?

3つの選択肢について紹介します。

①パートナーシップ制度を利用する

「パートナーシップ制度」とは法律上は婚姻関係が結べない同性カップルの権利を保障するため、自治体が独自に行っている制度です。同性カップルを「結婚に相当する関係」と認めていますが、異性間の婚姻と同等の権利が全てカバーされてはおらず、国による法的拘束力もありません。

一方でパートナーシップ制度を結んでいるカップルであれば、住まいを探す上でのメリットもあります。

1つ目は、都営・公営住宅に住むことができます。

パートナーシップ制度により、戸籍上の親族関係がなくても、「パートナーシップ関係」にあれば家族向けの申込資格を得ることができるようになりました。

2つ目は民間の賃貸物件において、中には配慮してくれるケースもあります。

パートナーシップ制度は法的拘束力がないため、民間の不動産会社や管理会社、大家さんに強制力を働かせることはできないのですが、パートナーシップ制度ができ、世の中の風潮としても広がりつつあることから、理解のある会社も少しずつ増えてきています。

中には同性カップル向けの不動産会社やポータブルサイトもできています。

②LGBTフレンドリーな不動産会社を利用する

近年ではLGBTフレンドリーな不動産会社も増えてきました。
筆者が把握しているだけでも7社ほどあり、大手不動産会社から、ベンチャー企業の参入もあります。

また弊社「IRIS」もLGBTs専門の不動産会社で、首都圏を中心にLGBTsフレンドリーな物件が豊富に有ります。
賃貸マンション・アパート・シェアハウスや、マンション購入についての相談も可能です。
これまで数百組の成約実績もあり、約290万件の物件も取り扱っています。
またスタッフは全員当事者ということもあり、気軽にメールやLINEを利用してお部屋探しの相談もできます。

③SUUMOなどのポータルサイトでLGBTフレンドリー物件を利用する

不動産会社で相談をするのはハードルが高いと感じる方もいるかもしれません。
その場合は、ポータルサイトを利用してLGBTフレンドリーな物件を探すのもありです。

SUUMO

業界最大の物件取り扱い数で、LGBTフレンドリーの物件を探すこともできます。
そのため、賃貸物件情報に「LGBTフレンドリー」を含む特徴項目が追加されているので安心して物件を探すことができるかと思います。

ただし、物件にはLGBTフレンドリーと記載があったものの、中には実態が伴っていないケースもあるようなので、お部屋を契約する際には注意しましょう。

今住んでいるお部屋で勝手にルームシェアをしても良いの?

今住んでいるお部屋で勝手にルームシェアをしても良いの?
ルームシェアや同棲でも、物件数の問題やカミングアウトが大変なので、1人暮らし向けの物件で無許可にルームシェアをしようと考えている方もいるかと思いますが、これは本来1人暮らし向けの物件で契約しているため、契約違反となってしまいます。

その場合、貸主から賃料の増額を要求されるケースが多く、場合によって退去を命じられてしまうリスクもあるため、必ず貸主に報告をしましょう。

契約上、ルームシェアや契約者以外の入居が禁じられている場合には、貸主に許可を得ることは難しいのですが、契約書に記載がない場合は事前に貸主に相談をしてみてください。
貸主によっては問題なく許可をいただけるケースもありますし、断られるケースもあるかと思います。
とはいえ、無断でルームシェアをすることは、その後のトラブルに発展するため絶対にやめましょう。

またもしルームシェアの許可をいただけた場合も、自身が契約した時と同様に、新しい入居者の身元保証人など、事前に書類や対応を依頼されることがあります。

最後に

ここまで記事を書いてきましたが、同性カップルというだけで住まいを探すことに選択肢を狭められたり、ストレスを感じること、入居を断られるというのは本来おかしいと筆者は思います。

ルームシェアや同棲のメリット・デメリット、物件の探し方について迷うことやハードルがまだまだ高い日本ではありますが、ぜひ1人で不安にならず、まずは弊社「IRIS」で気軽に相談してみてください。

メールやLINEを利用したお部屋探しの相談も可能です。

できるだけみなさんがストレスがなく、長くパートナーと安心して過ごせるお住まいを見つけられることを願っています!

LGBTsの賃貸・購入は課題がたくさん
同性パートナーの賃貸のお部屋探しや住宅購入、トランスジェンダーの方のお部屋探しには様々な課題が存在します。
・2人入居可能と書いていても法律上の夫婦や男女カップルしか入居できない
・ポータルサイトで「LGBTフレンドリー」と書かれている物件でも審査に通らない
・フレンドリーをうたっているのに、いざ行くと居心地の悪い思いをさせられる不動産会社
・自分のジェンダーを説明するのが億劫でお部屋探しをあきらめてしまう
・同性パートナーで住宅ローンを組もうとしても書類が複雑でたくさん費用もかかる

IRISはLGBTs当事者かつ不動産のプロフェッショナルのスタッフが皆さまの住宅探しを最後までサポート!
スムーズな住まい探しができるようサポートします!
LGBT お部屋探し
この記事を書いたのは

ナマケモノ

本業では、障害者雇用の人材紹介で営業やキャリアカウンセラーをしています。 自身もトランスジェンダー(FTM)で、妻と二人暮らし。 マイノリティにとって生きやすい社会はマジョリティにとっても生きやすい社会に近づくのではないかと信じて発信していきます。

IRIS(アイリス)は主にレズビアンやゲイ、トランスジェンダー、バイなどLGBTs(LGBT)当事者を対象として、お部屋探し、物件購入などの不動産仲介を行うLGBTs(LGBT)フレンドリーな不動産会社です。
同性パートナーとの2人暮らしサポートに注力しており、LGBTs当事者のスタッフが対応しているため、安心してお問い合わせいただけます。
その他、資金計画、保険、終活などのライフプラン支援も行っています。