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同性カップルが同棲するのに生活費はいくら?節約方法まで解説

同棲

同性パートナーシップ制度が様々な自治体に広がってきている中で、同性カップルで同棲をしてみようと検討している方も増えているかもしれません。初めて同棲するとなると、どの程度お金がかかるのかよくわからないという人も多いのではないでしょうか。

事前に生活費や家賃などの支出の目安がわかると同棲生活がより具体的に検討できるようになるかと思います。この記事では世帯年収別の生活費や目安となる家賃、同棲生活を送る上での節約方法、生活費の分担方法を解説していますのでぜひ最後までご覧ください。

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同性カップルの同棲生活費を計算してみる

家賃は同棲するエリアで大幅に変化します。そのため、家賃を除いた生活費を、総務省統計局のデータから引用しました。

家賃の目安額と家賃以外の生活費について

総務省統計局が公開している家計調査の2022年11月度の「年間収入階級別1世帯当たり1か月間の収入と支出」から引用しました。

こちらのデータでは2人ではなく2人以上世帯で、いずれの収入帯でも持ち家率は80%を超えていますので参考程度にしていただければ幸いです。

家賃の目安額として、手取りの30%程度以内が理想と言われています。

世帯年収額500〜550万円の場合

目安月収(手取り)34万円、目安家賃額10万円

品目名 金額
食料 75,000円
光熱・水道 20,000円
家具・家事用品 10,000円
被服及び履き物 8,000円
保健医療 15,000円
交通・通信 50,000円
教育 7,000円
教養娯楽 20,000円
その他の消費支出 43,000円
合計 248,000

家賃10万円と生活費24万8千円を足すと毎月の支出は25万8千円となり毎月8,000円の赤字になってしまいます。

食費は手取り額の15%程度が理想とされていますので、75,000円ではなく51,000円程度に収めるのが理想となり、なおかつ赤字にならずに生活できます。

もしくは、もう少し家賃の安い物件に入居するという方法も取れます。

世帯年収額700〜750万円の場合

目安月収(手取り)47万円、家賃目安額14万円

品目名 金額
食料 83,000円
光熱・水道 23,000円
家具・家事用品 14,000円
被服及び履き物 10,000円
保健医療 16,000円
交通・通信 36,000円
教育 24,000円
教養娯楽 32,000円
その他の消費支出 47,000円
合計 285,000円

家賃14万円と生活費28万5千円を足すと毎月の支出は40万5千円となります。毎月6万円近いお金が手元に残ります。

世帯年収額900〜1000万円の場合

目安月収(手取り)61万円、家賃目安額18万円

品目名 金額
食料 93,000円
光熱・水道 26,000円
家具・家事用品 14,000円
被服及び履き物 17,000円
保健医療 20,000円
交通・通信 48,000円
教育 20,000円
教養娯楽 32,000円
その他の消費支出 89,000円
合計 359,000円

こちらの場合、家賃18万円と生活費35万9千円で毎月の支出が53万9千円となります。毎月7万円強手元に残ります。

参考:手取り額の目安:ウェルスハック|【早見表付】年収200万円~1億円の手取り|計算式と簡易計算方法も解説

初期費用もお忘れなく

新規に賃貸物件に入居する際は、家賃約6ヶ月分の金額がかかると言われています。

内訳は敷金礼金、仲介手数料、火災保険料、前家賃、鍵交換費用、引越し費用、生活用品や家電の購入費用などです。

物件により初期費用は変動しますが、初月には家賃6ヶ月分近い費用が必要になると見積もっておくと、経済的に余裕を持って同棲生活が始められるかと思います。

同棲生活費を節約するには?

同棲生活費を節約するには?
同棲生活を始められたとしても、毎月の生活費がかさんでしまっては大変です。そこで、同棲生活費を節約する方法を4つ解説します。

1.共通の貯蓄用口座を作る

お金を節約するには、毎月必ず貯蓄金額を天引きのように決めるのが良いという説があります。2人の貯蓄用口座を作り、毎月必ず一定額を入金するルールを決めると、必然的に無駄な出費を抑えようと努力するはずです。

2.自炊で食費を節約する

同棲なら自炊することで食費を節約することができます。

もし2人とも料理をしないタイプの人だったとしても、同棲を良い機会として自炊に挑戦して、食費を節約してみてはどうでしょうか?大好きなパートナーのためなら料理も楽しんでできるかもしれません。

外食をしたり、惣菜や弁当を買ってばかりでは食費はあっという間に高額になってしまいます。

2人とも忙しいカップルの場合には、週末や休日に1週間分を作り置きして、冷凍保存するという方法もあります。

3.固定費の見直し

固定費の見直しが最も身近で、節約金額にも大きく響くと言われています。

代表的な固定費について解説します。

■スマホ回線

特に現代人の生活に欠かすことのできないスマートフォン。いわゆる「格安SIM」を使用したり、大手キャリアでもahamoやpovo2.0といったオンライン専用プランを活用することで、固定費を大幅に削減することができます。

■インターネット接続サービス

インターネット接続サービスも欠かせない固定費の1つです。現在では固定回線だけでなく、ポケットWi-Fi、ホームルーター(置くだけWiFi)など様々な種類の接続方式があります。必要な通信容量や通信速度の中で、できるだけ安いプランを探してみましょう。

■光熱費

電気会社やガス会社を変更することで節約できる可能性もあります。電気代とガス代をセット契約することで安くなる場合もあります。電気ガス代金の見直しサービスを活用してみましょう。

■自動車保険

自動車を保有している人は、自動車保険の一括見積もりサービスを活用することで、様々な保険会社のプランを簡単に比較検討することができます。筆者も契約時期がくるたびに一括見積もりサービスを利用し、最安値の自動車保険会社と契約して節約しています。年間で1万円以上の差がありますので、この比較作業は欠かせません。

■スポーツジム

2人で月額制ジムに通うとかなりの金額になるかと思います。ジムに通っている回数を見直し、少ない回数であれば都度利用料金で利用できるジムに変更することで節約になります。

思い切ってダンベルやトレーニングベンチ、バーベルなどの機材を購入して家トレに変更することで節約する方法もあります。

4.生活タイミングを極力合わせる

同棲する2人の食事や入浴といった生活タイミングを合わせることも節約になります。生活タイミングを合わせることで、

  • 食事を温め直す費用が節約できる
  • 入浴時に追い焚き費用が最低限になる
  • 空調、照明の利用を最低限にできる

といったメリットがあります。

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同棲の生活費を分担する方法

同棲生活では、生活費をどのように分担するかは非常に大切なポイントです。生活費の不満が募ってしまうと、せっかくの同棲生活が破綻してしまいかねません。できれば同棲生活を始める前に、生活費の分担についてよく話し合って決めておくことをオススメします。

収入に応じた割合を決める

2人の収入に応じた割合を決める方法です。例えば1人の収入が30万円、もう1人の収入が20万円だとすると、負担割合を3:2にするといった方法が考えられます。

生活費の総額を折半する

シンプルに生活費の総額を折半するという方法もあります。

わかりやすい反面、経費を合計する手間がかかるのと、収入が低い方の人にかかる負担は大きくなってしまいます。

支出内容で分ける

光熱費、食費、家賃、通信費、娯楽費など項目別に負担を分担するという方法もあります。

家賃、通信費は固定費のため変動しませんが、その他の項目は毎月変動するはずです。

1人が家でパソコンを使った仕事、もう1人は外出先で仕事をする場合、日中の家の光熱費の使用割合がかわってきます。そうした場合、家にいる時間が長い人が光熱費を多く負担するといった方法を取ることができます。

料理を得意な人が食費を負担して上手に家計をやりくりするといった方法は、節約することにもなります。家事分担が少ない方が支払い金額を多く負担するといった方法もあります。

共有の財布や口座を作る

一定額を出し合う共有の財布や口座を作り、そこから費用を支払うという方法があります。こちらは細かい計算が不要なためわかりやすいのがメリットです。

同棲は1人あたりの生活費の負担額が安くなる傾向にある

実は1人暮らしをするよりも、同棲した方が生活費の負担額を安くしやすいのはご存じでしょうか?

家賃は、1人暮らし用の1ルーム、1Kの部屋から2K、2DKといった同棲用の間取りに変更した場合、家賃が単純に2倍に跳ね上がるわけではありません。中野駅の家賃相場を例にしてみてみます。

間取り 家賃相場
1K 89,300円
1DK 123,200円
1LDK 167,300円
2K 120,800円
2DK 140,600円
2LDK 218,100円

参考:HOME’S|中野駅家賃相場

  • 1Kから2Kに引っ越した場合、差額は3万1,500円(1.35倍)
  • 1DKから2DKに引っ越した場合、差額は1万7,400円(1.14倍)
  • 1LDKから2LDKに引っ越した場合、差額は5万800円(1.3倍)

1人暮らしの1Kから、同棲生活は余裕のある2DKに引っ越した場合でも、差額は5万1,300円(1.57倍)となっていますので1人あたりの家賃は1Kで1人暮らしをするよりも約2万円安くなります。

上記のように、同棲すると1人あたりの家賃は安くなる場合が多くあります。

また、光熱費は1人暮らしでどれだけ節約したとしても基本料金が取られてしまいます。同棲すれば基本料金を2人で分担することができますし、上記で記載した通り生活リズムを合わせて生活すれば、同棲で人数が増える分の光熱費を節約することにもつながるためさらに割安にするこができます。

生活用品や食品に関しても、同棲すれば消費量が増えます。1人分の量をこまごまと購入するよりも、大容量などのお得品をまとめ買いして割安に購入しやすくなります。

通信費も、部屋に引くインターネット回線を2人でシェアできるため、1人暮らしよりも安くなるはずです。

実際、平成21年(2009年)に調査された全国家計構造調査を参照すると、1人の勤労世帯の消費支出は19万2千円に対し、2人の勤労世帯の消費支出は27万8千円となっており、2人の勤労世帯の方が1人当たりの消費支出額がはるかに少なく済んでいることがわかります。

まとめ

まとめ
この記事では、3パターンの世帯年収別の平均支出額と、家賃目安額を提示しました。同棲生活を始めた後の節約の仕方、支出の負担方法を解説し、同棲生活をした方が1人暮らしよりも経済的に暮らせる可能性が高いことがわかりました。

せっかくの同棲生活がお金の問題で悲しい思いをしないよう、事前によく話し合って納得した形で同棲生活を始めてもらえれば幸いです。

経済的な分担だけでなく、家事分担も可能な限り事前に話し合っておくことで、トラブルを回避できるかと思います。みなさまの同棲生活が素晴らしいものになるよう願っております。

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この記事を書いたのは

ヨシヒロ

2021年よりライターデビュー。エスニック料理好き。より良い記事が書けるよう精進中!

IRIS(アイリス)は主にレズビアンやゲイ、トランスジェンダー、バイなどLGBTs(LGBT)当事者を対象として、お部屋探し、物件購入などの不動産仲介を行うLGBTs(LGBT)フレンドリーな不動産会社です。
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