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LGBT(セクシュアルマイノリティ)の種類はどれくらい?各セクシュアリティと詳細を解説します!

LGBTs

LGBTという言葉は知っていても、その詳細がわからないという人は多いかもしれません。セクシュアルマイノリティのことを総称してLGBT、LGBTsと表現することがありますが、実際にはその種類は50種類とも60種類とも言われており、人によってはそれらのセクシュアリティが複合的になると考えると、人の数だけセクシュアリティがあるとも言えます。

今回は、LGBTで表記される4つのセクシュアリティをはじめとして、さまざまなセクシュアリティについて説明します。自身のセクシュアリティに迷いがある人や、自分がどんなセクシュアリティに属するのか知りたい人は、当てはまるセクシュアリティが見つかるかもしれません。

初めに
IRISでは、あらゆるマイノリティが暮らしやすくなることを目指すという意味から「LGBTs」と表記していますが、今回は一般的な「LGBT」について解説するため、表記が混在しております。

 


LGBTとは

LGBTとは、セクシュアルマイノリティの総称です。この4つの文字は、レズビアン(Lesbian)、ゲイ(Gay)、バイセクシュアル(Bisexual)、トランスジェンダー(Transgender)の頭文字を取っています。

ただし、セクシュアリティは4つにとどまりません。「LGBTQ」、「LGBTQ+」、「LGBTQIA」、「LGBTQIAPK」など種類を増やした表記もありますが、これでも多くのセクシュアリティは表記されていないままです。そのくらい多様なセクシュアリティがあり、人によって感じ方や持っているセクシュアリティが違うということになります。

セクシュアリティを決める4つの要素とは

では、セクシュアリティはどのように解釈すれば良いのか、それを紐解く重要な4つの要素についてお伝えします。

身体的性別

生まれながらに持っている性別のことをいいます。

つまり、客観的に判断できる性別の特徴からいずれの性別に当てはまるかを決めるものです。

外見的な要素だけでなく、染色体や性ホルモンなどから判断されることもあります。

多くの場合では男性、女性に分類されますが客観的に判断される性としてそれ以外(インターセックス)もあります。これについては後述します。

性自認

性自認は、自分自身が、自分をどんな性であると認識しているかです。性自認は客観的に判断されるものではなく、自身の捉え方や認識によって変化します。

身体的性が女性で、性自認が男性であるなど客観的な特徴と自身の認識が一致しない場合(トランスジェンダー)もあります。

男性、女性といった括り以外にも自分自身を中性的に捉えている人や、性別はない(無性)と考えている人、あるいは決めかねる、あえて決めないといった人もいて性自認ひとつの観点からも様々な捉え方があります。

性的指向

性的指向とは、どのような人に恋愛感情や性的感情を抱くかを示します。シンプルな言い方をすれば、どんな性別の人を好きになるか、あるいは好きにならないか、ということです。男性が好きだという人は、性的指向が男性に向いているということになります。男性、女性ともに好きという人は、男性女性以外の性別を持っている人を好きになる、あるいは恋愛や性的感情を抱かない人などもいて、性的指向ひとつでもさまざまなセクシュアリティがあります。

社会的性別

社会通念や慣習によってつくられた女性らしさ、男性らしさをどのように表現するかを示します。この、女性らしさ男性らしさというのは言葉遣いや行動だけでなく、服装やヘアスタイルなどさまざまな場面で表現されるものです。

社会的性別については、性表現、表現したい性といった言い方をすることもあり、同じ意味合いになります。

ここでの考え方は、社会的に築き上げられた性別による”らしさ”の良し悪しではなく、社会的なイメージに基づいて自分自身がどんな表現をするか、という一つの判断基準に過ぎません。

SOGIってなに?

性的指向と性自認を英語にすると「Sexual Orientation(性的指向)」、「Gender Identity(性自認)」となります。この頭文字を取ったのがSOGI(ソジ)です。

一人ひとりが様々な形で持っているSOGIのなかの特定のセクシュアリティが差別や、必要以上に区別されてはならないという考え方からこの言葉が使われています。

一方でSOGIハラなど、SOGIに関連したハラスメント行為を表す言葉としても使われることがあります。

LGBTの種類

それでは、ここからはLGBTの種類について紹介します。

レズビアン(女性同性愛者)

性的指向が女性に向いている女性のことです。女性の同性愛者ともいいます。上記で紹介した4つの要素を用いるならば、性自認が女性で、性的指向が女性である人のことです。トランスジェンダーのレズビアンなど、セクシュアリティが複合的になる場合もあります。

レズという言葉には一部差別的な意味を含んでいる場合があり、ビアン、レズビアンの呼称が一般的です。

ゲイ(男性同性愛者)

性的指向が男性に向いている男性のことで、男性の同性愛者です。

ホモセクシュアル(ホモ)という言葉もありますが、差別的な意味を含んでいる場合があり、セクシュアリティを表す言葉としてゲイと表現するのが良いでしょう。

バイセクシュアル(両性愛者)

バイセクシュアルは、男性、女性とも恋愛や性愛の対象とする人のことを言います。この場合、自分自身の身体的性や性自認については注視されておらず、性的指向についてのセクシュアリティになります。

トランスジェンダー

身体的性と性自認が一致していない人のことをトランスジェンダーといいます。生まれ持った性別が男性で、性自認が女性、あるいは女性として生まれて男性と認識して生きているなどが考えられます。

FtM(Female to Male)は身体的性が女性、性自認が男性のトランスジェンダーのことで、MtF(Male to Female)は身体的性が男性、性自認が女性のトランスジェンダーのことを表します。

ここまでの4つのセクシュアリティがLGBTの4つの頭文字に当てはまります。

クィア

性的マイノリティや、既存の性別に当てはまらない人のことをいいます。クィア(Queer)という言葉それ自体には風変わりな、といった意味があり、かつては差別的な言葉で使われていたこともありました。現在においては、セクシュアリティとしてクィアというときに差別的な意味合いは含まれていません。

クエスチョニング

自分の性自認や性的指向が定まっていない人、あるいは決めていない人のことをクエスチョニングといいます。セクシュアリティを必ずしもカテゴライズしたり、決めたりする必要はないということです。

セクシュアリティは時期や季節、成長の過程などに伴って変化するものであり、変化の途中にいる人をクエスチョニングと表現することもあります。

このクィアとクエスチョニングを合わせて「LGBTQ」と表現します。

インターセックス

身体的性において、男性、女性両方の性的特徴を兼ね備えている人のことをインターセックスといいます。客観的に判断される観点のほか、染色体など医学的な観点からインターセックスと判明することもあります。

医学的に性分化疾患といわれ、DSDと表現します。現在ではセクシュアリティのひとつというより、一つの疾患としての認識が強まっています。

アセクシュアル

アセクシュアルは、恋愛感情や性愛感情を抱かない人のことです。日本では無性愛者と言われることもあります。とはいえ、愛情や人の情感が理解できないということではありません。あくまで一つのセクシュアリティとして存在しているということです。

また、グレイアセクシュアルといって、特定の条件がそろった場合などに相手に魅力を感じるセクシュアリティのことをいいます。多くの場合で恋愛感情や性的感情を抱かないものの、全くないというわけではない人のことです。

上記のセクシュアリティの頭文字を取って「LGBTQIA」と表記することもあります。

パンセクシュアル

パンセクシュアルは、男性、女性に限らず、すべての性別やセクシュアリティの人を性的指向とします。バイセクシュアルと似ているようにも感じられますが、パンセクシュアルは相手の性別やセクシュアリティで区別しません。

キンキー

特殊な性的指向を持っていることを表します。Kinky(ひねくれた、風変わりな)という言葉に由来しています。

パンセクシュアルとキンキーを合わせて「LGBTQIAPK」といった表記をすることもあります。ただ、セクシュアリティの種類はこれ以上にあり、頭文字を取って羅列するのには限界があります。そこで、「LGBT」や「LGBTs」といった表記で表現されることが多くなっています。

上記以外にもセクシュアリティはありますので、以下でもさらに紹介していきます。

Xジェンダー

性自認が男性にも女性にも当てはまらない人のことです。

「Xジェンダー」というセクシュアリティは日本由来のものですが、海外での身分証明書などは、「男性・女性・X」の3つから選択できる場合があり、さまざまなセクシュアリティを包括するという意味もあります。

ノンバイナリー

自分自身の性自認や性表現を男性、女性という2つの枠組みに当てはめようとしないセクシュアリティのことです。

アンドロセクシュアル

性自認に関係なく、性的指向が男性に向く人のことをいいます。Xジェンダーのアンドロセクシュアル、ノンバイナリーのアンドロセクシュアルなどと表現することができます。

ポリアモリー

ポリアモラスという言葉を使うこともありますが、複数の人と同時に恋愛関係を持つことを言います。重要なのは、これは不倫や浮気ではないということです。関係のある人みんなの同意が取れたうえでこうした関係を築く人のことをポリアモラスといいます。

オムニセクシャル

性的指向が男性、女性に限らない人のことをいいます。バイセクシュアルやパンセクシュアルにも似ていますが、オムニセクシャルの人は相手のセクシュアリティを知った上で恋愛感情を抱くことが多く、その点で先の2つとは少し違っています。

アライ

LGBTをはじめとするセクシュアルマイノリティの人に寄り添い、支援する人のことを言います。その人自身のセクシュアリティについてを表現している言葉ではありませんが、広い意味でのLGBTsに分類されるという考え方もあります。

トゥースピリット

言葉のとおりですが、男子、女性両方の魂が宿っていると感じている人のセクシュアリティです。ネイティブアメリカンの文化に由来しており、ひとつのジェンダーと捉えられています。

 

紹介した順番が少し前後してしまいましたが、「LGBTQQIAAPPO2S」という言葉もあります。

LGBT以下はクィア、クエスチョニング、インターセックス、アライ、アセクシュアル、パンセクシュアル、ポリアモリー、オムニセクシュアル、トゥースピリット(2S)のセクシュアリティを表現しています。

ここまで頭文字を羅列すると何のことだか、といった感じですが、今回紹介してきた通りで、それぞれに違ったセクシュアリティで、4つのうちどんな要素が関連しているのかも違っています。

Facebookには58種類の性別、セクシュアリティはそれほど多い

ここで紹介したセクシュアリティについて、知っているものもあれば、知らないものもあったかもしれません。中には、自身のセクシュアリティに近いと感じるものが見つけられた人もいるかもしれませんね。

しかしここの記事で紹介できたのは一部に過ぎません。最初に紹介した4つの要素をもとにさまざまなセクシュアリティに分類すると更に数多くの性別、セクシュアリティが存在します。

ちなみにアメリカ版のFacebookでは、ジェンダーを58種類から選ぶことができます(日本でもカスタムなどは可能です)。

それだけ多くの種類をすべて知るのは難しいかもしれませんが、この記事をきっかけに少しでもLGBTへの知識や理解が深まっていると嬉しいです。

この記事を書いたのは

藤枝あおい

ほそぼそとライターとして活動中です。休日は1日中家で寝ていたい派。引っ越しの予定はないものの、ぐっすり眠れそうな物件情報と間取りは頻繁にチェックしています!

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