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【実体験】LGBTsの高校進学に通信制高校という選択肢はどう?

LGBTs

どうもこんにちは。Xジェンダーでゲイでノンセクシュアルのしょうへいです。

僕は中学のときに同級生から「女っぽい」と言われイジメを受けました。そういうこともあり高校進学は望んでいなかったのですが、両親が「高校卒業はしてほしい」と言っており、渋々高校に入学しました。

そこは僕が入学する2年前に男子校から共学に変わった高校で、大半が男子という状態の学校でした。頑張って男っぽく振る舞うもストレスが凄く、さらに男子と女性で明らかに扱いが違うので馴染めず、少しずつ不登校になっていきました。そして単位が足りなくなり、退学になってしまいました。

その後、僕は20代半ばになる頃、パーソナルトレーナーを目指すにあたって高卒以上が必要となり、通信制の高校へと入学をしました。通信制の高校というと、あまり一般的ではないかもしれないですが、LGBTsの視点から見るととても通いやすい良い学校でした。

本記事ではLGBTsの高校進学に通信制高校という選択肢はどうなのか、実体験を元に解説していきます。

そもそも通信制の高校ってなに?

高校には通信制と全日制と定時制の3つの教育課程があります。通信制というのは通信によって教育を行う高校のことです。高校を卒業するのには在籍期間が3年以上となっており、通信制の高校も3年以上の在籍が必要になります。

全日制や定時制の高校との違いは、基本的にスクーリング(登校)の必要がないことです。基本的には用意されたテキストや動画を見て、レポートを進めていき、レポートの提出と十分なテストの点数で単位の取得ができます。

通信制の高校というと登校が全くないと思われがちですが、それは間違いです。特別活動への参加が単位取得の条件となっており、年に数回程度の登校があります。僕が通っていた学校では、テストを受けるときやレポートの提出時も学校に行っていました。

通信制の高校に通う人は多種多様である

通信制の高校ってどんな人が通っているのか、気になる方も多いのではないでしょうか。通信制の高校の学生というのは一言で言えば多種多様です。

僕のように20歳過ぎてから高校生になる人も数人いましたし、既に働きながら高校生をやっている人や、現役のモデルさんや、漫画家の人、声優さん、高校と専門学校を両立している人など、とにかく色々な生き方をしている人がいました。

通信制の高校というと、学校に通えない理由がある子が集まる場所というイメージがあるかもしれないですが、実際のところはそんな雰囲気は一切ありません。僕が通っていた全日制の高校よりも、通信制の高校に通う人達の方が明るく楽しそうな印象を受けました。

LGBTsが通信制の高校に通うメリット

ではLGBTsが通信制の高校に通うメリットを紹介していきます。

制服はあるけれど着るかは生徒次第

通信制の高校にも実は制服があります。でも制服を着るかは生徒次第で、作る必要もありません。僕はXジェンダーという性自認上、男性と女性を明確に分けるものが苦手だったので、制服を着る必要が無いのはとても楽でした。

制服を着たい場合には、制服を作って着れば良いので、高校生だし制服を着たいなという場合には作って、登校する必要があるときには着用すれば良いと思います。

髪型やピアスなどの規制もなし

高校に行くとよくあるのが頭髪チェックではないでしょうか。僕が最初に行った全日制の高校校にもありました。しかも元男子高校だったので、男子の頭髪チェックが大変厳しくて、髪型はスポーツ刈りに近い短髪しか許してもらえませんでした。

これもXジェンダー的には凄くキツかったです。性自認が無いのに、なぜそんなに男性であることを強要され続けなければならないんだ……と。でも、通信制の高校には髪型に関する規制は基本ありません。常識の範囲内であれば好きな髪型をして良いのは大きなメリットかと思います。

ちなみにヒゲもOKです。中学卒業後にすぐに高校生になるくらいの年齢では、まだしっかりと生えそろったヒゲという感じにはならないかもしれないですが、生やしても文句は基本言われません。

プールの授業は無し

全日制の学校だと、基本的にはプールの授業があるところもあると思います。僕が最初に通っていた全日制の学校にもプールの授業があり、男子は参加必須でした。僕は他の男子に体を見られることや、着替えを共にすることがイヤだったので毎回見学してましたが……凄く大きなストレスだったのを覚えています。

対して通信制の高校にはプールの授業は基本的にありません。これはトランスジェンダーや僕のようにXジェンダーで体を見られるのが苦手な場合には、とても助かるかと思います。体育祭などはありますが、体育の授業なども基本的にはないのも良かったです。

多種多様すぎてLGBTsがいてもほとんど問題がない

通信制の高校は本当に多種多様で色々な人が通っています。その中ではLGBTsがいても同級生と顔を合わせることなんて年に数回程度ですし、ほとんど問題がありません。実際僕が通っていたときに、ゲイをカミングアウトしている子がいましたが、その事が原因でイジメになっているようなこともありませんでした。

また卒業生にはビアンをカミングアウトしている人がいて、学生同士でのビアンカップルだったそうです。本当に多種多様なので、LGBTsでも浮くことはほとんどないと言えるでしょう。

【結論】通信制の高校という選択はあり!

結論を言うと、LGBTsの進学に通信制の高校はありだと思います。全日制の高校と違って、制服や髪型の規定なども無いですし、プールの授業といったものもないので、LGBTsの視点からみてとても通いやすいと思いました。無理に自分を偽る必要が無いのがとにかく幸せです。

全日制の高校と通信制の高校を通ってみて、僕は自分のセクシュアリティの関係から通信制の高校の方が自分の生き方に合っていると思いました。どう頑張っても僕は男らしくなんてできないですし、それよりも素のままでいられる通信制の高校の方が居心地が良かったです。

この記事を書いたのは

しょうへい

1990年8月生まれのXジェンダーのノンセクゲイ。ハンバーグとオムライスが好き。元Webデザイナー兼ライターの経験を活かしブログ記事を執筆しています。

IRIS(アイリス)は主にレズビアンやゲイ、トランスジェンダー、バイなどLGBTs(LGBT)当事者を対象として、お部屋探し、物件購入などの不動産仲介を行うLGBTs(LGBT)フレンドリーな不動産会社です。
同性パートナーとの2人暮らしサポートに注力しており、LGBTs当事者のスタッフが対応しているため、安心してお問い合わせいただけます。
その他、資金計画、保険、終活などのライフプラン支援も行っています。