どうもこんにちは。Xジェンダー無性のしょうへいです。
僕は外見上は男性なのですが、自分自身の性自認が全くありません。自分が好きな格好をしている結果、男性的な見た目となってしまっているのです。
でもそうすると身体的にも格好的にも男性になるので社会的には男性の扱いとなっていまいます。でも僕自身は性自認がないので男性として扱われることにとても強烈な違和感を感じてしまうのです。
本記事ではXジェンダー無性が感じているXジェンダー無性という面倒くさいセクシュアリティについてお話していきます。
僕がXジェンダーを自覚したきっかけ
僕は幼い頃から自分自身に性の概念がありませんでした。身体的には男性であることは分かっていたのですが、男性であるという自覚が全くなかったのです。
その為「男らしくしなさい」とか「男の子なんだから泣かない」と言われても、違和感が強くなるばかりでした。幼稚園に入る年頃になると同い年の子達は身体的な性別に合わせて、それっぽく振る舞っていて「みんななんでそんなに当たり前のように男の子っぽく、女の子っぽくできるの?」「自分の性別に疑問持たないの?」と考えていました。
そして違和感はずっと残ったまま小学生になります。小学生になると男女で別れることが増えました。
例えばトイレ、プールの着替え、役割など。そうして男子というグループの中にいると感じてきてしまうのです。身体的には僕と同じ男子という人達が、僕とは違う性別だと。
そして同様に女性に対しても僕とは違う性別だと感じました。男と女しかいない世界に僕という存在がぽつんと1人だけいるような感覚に陥りました。
時は過ぎて20歳になるとLGBTsという言葉をよく聞くようになります。そしてその中にはどうやらXジェンダーという言葉もあり、Xジェンダーには無性という概念があることを知りました。
そして男性も女性も、そしてそれ以外の性も全て僕とは違う性に感じる僕は、Xジェンダーの無性であることを自覚しました。
Xジェンダー無性とかいう難しいセクシュアリティ
Xジェンダー無性というのはとても難しいセクシュアリティだと思います。度々自分自身のXジェンダー無性というセクシュアリティに対して面倒くさくて嫌気がさしてしまうことがあります。
僕は性自認が無いので、好きな格好をして生きています。別に男っぽい格好がしたいというわけではなくて、好きな格好をした結果、男性的な格好になってしまっているのです。男性だから男性的な格好をしているわけではありません。でも男性の体で男性的な格好をしているので社会的に見たら僕は男性なんです。
しかし僕自身には性自認が無いし、男性だから男性の格好をしているという認識もないので、男として見られることや扱われることにストレスを感じてしまいます。自分でもおかしなことを言ってる自覚はありますが、どうすることもできません。これがXジェンダー無性の難しいところです。
そんなに男性として見られるのがイヤなら、中性的な格好したりすれば良いんじゃないかといった意見もあるかもしれませんが、僕の性自認は中性ではないのです。それに自分が好きじゃない格好をして毎日生きていくこともとてもしんどいのです。
性別なんて無くなっちゃえば良いのに
身体的には男性で、男性っぽい格好しているので男性に見られてしまうのは仕方がないと思いつつも男性として扱われる日々に思うことは……
性別なんて無くなってしまえば良いのに……と日々思います。極端な話ですが、もし僕が神様になって世界を作り替えることができるとしたら、全ての生き物から肉体を消し去って光の球体のような存在にしたいなと思っています。
そうすれば性別なんて関係無く好きな人と付き合うことができると思いますし、男らしさとか女らしさとか、そういった抽象的な概念に縛られることも無くなるんじゃないかなと思います。
性別の概念が自分自身にない僕からすると性別といった概念があるこの世界はとてつもなく生きづらいです。
Xジェンダーの無性は他の人に話しても基本的には理解されない
Xジェンダーの無性の感覚……つまり性自認が無いといった感覚は話しても基本的には理解してもらえません。今まで何度かXジェンダーの無性で、男性も女性も別の性に感じるといったことを話したことがあるのですが、1人も理解してはくれませんでした。
それもそのはずです。僕自身も性自認がある感覚が分からないですし、性自認がある人からしたら、性自認がないといった感覚がどんな感覚なのかというのは分からないと思うのです。
ですので、Xジェンダーの無性という存在を知ってくれて、そして理解しようとしてくれるだけで僕は嬉しいなと思います。理解はできなくても知ろうとして手を取り合うことはできます。
【まとめ】ああもう本当に面倒くさい!Xジェンダー無性というセクシュアリティ
本記事ではXジェンダー無性についてお話させていただきました。男性の体で男性的な格好になってしまっているので、男性として見られるのは仕方がないとは思いますが、やっぱり違和感がしかありません。
LGBTsという言葉の普及に伴って男らしさや女らしさといった抽象的な概念が変わりつつありますし、見た目で判断されないような世界が早く訪れてくれたら良いなと思っています。