どもうもこんちには、るるです。

今回は最近よく耳にするようになった『Xジェンダー』について、言葉自体の意味合いや、なぜ自称なのかなどについてご紹介していきたいと思います。

まずはじめに知っておきたい事

まず、セクシャリティの話をする際に頭に入れておくべき事として以下の項目があります。

性自認(こころの性)

出生児の性に関わらず、自分自身の性をどの様に認識しているかということ。

表現したい性

服装や髪型や仕草など、周囲に対して表現したい性のこと。

性的指向

性的な関心がどの性に向いているかということ。

恋愛指向

恋愛感情がどの性に向いているかということ。
※恋愛感情を抱く対象と性的関心が向く対象が同一じゃない場合もあります。

Xジェンダーとは?

上記を踏まえた上で、Xジェンダーとは、

身体的性にかかわらず、性自認(こころの性)が男性でも女性でもないセクシュアリティのことをいいます。

このどちらでもないというのには、言葉の意味のまま「中性」の他にも3つの性を意味します。
・両性 – 男でもあり女でもあると自認している人のこと
・無性 – 男女どちらでもない性、性別という枠組みがない人のこと
・不定性 – 上記全ての性をいったりきたりする流動的な性を持つ人のこと

自称Xジェンダー?とはどういう意味なのか

結論から言うと、Xジェンダーは性別違和を持つ人の中で、「みずからを男性,女性いずれの性別にも合致しないと認識する人」その当事者たちが自称として使い始めた言葉です。

『性別を表明する必要がないと思う、持って生まれた性に対しての違和感や嫌悪感から表明できない……』といった複雑な心境から名乗る様になったのが背景のようです。

Xジェンダーと混同されやすいセクシャリティに、GD = 性別異和 (Gender Disphoria) があります。
※ 性同一性障害(= GID:Gender Identity Disorder) と同義の名称です。

性別異和は、『肉体的には完全に正常で、自分の肉体が男女どちらの性に属しているかはっきり認知している一方、精神的には自分が別の性に属していると確信している状態』と医学的定義がなされています。
一方で、Xジェンダーは医学的な定義はなされていないため、基本的には自己診断となります。

なぜ自己診断なのか?

なぜこの様な分類がなされているのかというと、性別異和(=GD)の多くは服装や髪型だけでなく、身体もこころの性に近づけるため、ホルモン注射や外科的手術を望む場合が多く、それには医師の診断書が必要になることから、医学的診断がなされるようになったと推測できます。

また、医師の診断書があれば、上記の様な治療を受けられるだけでなく、家庭裁判所での改名も可能となり、法律的に自分の心に従った性として生きていくことが出来ます。

その意味では、身体的治療を必要としない人が多いXジェンダーは、診断書が必要ないため診断がされないのも納得です。

自己診断だからこそのいざこざも??

自称Xジェンダーについて調べていく中で、自称だからこそのいざこざもあるようで、特に多かったのは、自称しすぎてしまい周囲の人をうんざりさせてしまうケースでした。

特に、自己顕示欲が強く出てしまう年代の人には多い様です。
Xジェンダーであることは少数派、希少、めずらしいことは確かかもしれませんが、あくまで自身を表現する1部分であるという事です。
あまり誇示しすぎると、他の人を嫌な気持ちにさせてしまうこともある様です。

自称Xジェンダーとは?まとめ

自称Xジェンダーについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

個人的には、様々なセクシャリティがあり当事者間でも偏見があったりなども耳にしますが、本人がそうだと思えば他の人の承認は必要ではないし、それでいいのでは?と思ってしまいました。

Xジェンダーに関してはとても興味深い記事などもたくさんあり、女性であると自認している私にとっては、性自認に揺らぎがあったり、性別を語源化することに抵抗があるなどの感覚が非常に新鮮に感じました!

最後まで読んでくださりありがとうございました。