どうもこんにちは!LGBTs当事者によるLGBTsフレンドリーな不動産会社IRISのしょうへいです。

僕は茨城県の河内町という農業が盛んな田舎の街で生まれ育ちました。そして19歳のときに上京することになり、東京に移り住んでいました。

ずっと田舎育ちで、自分以外のゲイも見たことが無かった僕の生活は大きく変わることになったのです。

本記事では田舎者ゲイの僕が東京に住んでみて、変わったことや感じたことを紹介していきます。

田舎者ゲイが東京に住んでみて変わったこと感じたこと

田舎者ゲイが東京に住んでみて変わったこと感じたこと

では早速紹介していきます。

居場所が見つかった気がした

都内にはゲイタウンと呼ばれるような街がいくつか存在しています。代表的なところであれば新宿二丁目ですね。

僕は自分が都内に行き来するようになるまで、文面上でしかゲイの存在を知りませんでした。なので文面上ではゲイが存在することを知ってはいましたが、実際には僕以外にはゲイは居ないくらいの感覚で生きていたのです

しかし都内に行き来するようになり、大きく変わりました。二丁目に初めて行ったとき、そこでは何故か…自分と同じくらいの子たちが楽しそうに鬼ごっこをしていて「あ…自分意外にもゲイがこんなにたくさんいるんだ」という感覚と同時に「やっと自分が素のままで居て良い場所を見つけられた」と思いました。

今まで地に足がつくという感覚がありませんでしたが、二丁目には多くのゲイが居て僕もやっと地面を歩いて良いんだという気持ちを感じました

友好関係が大きく広がった

茨城の田舎に住んでいた頃には、ゲイの人なんて1人も知らなかったですし、ゲイの友人も当たり前ですが1人もいませんでした。

都内に住み始めてからは二丁目にも行きやすくなりましたし、当時iPhoneの発売が始まったばかりでゲイの出会い系アプリもかなりお盛んで爆発的に友好関係が広がっていきました。

今は茨城に戻ってきてしまっているのですが、やはり田舎と都内住みでは友好関係の広がり方に大きな差があります

それなりに楽しい日が増えた

田舎に住んでいた頃は、ゲイ同士で遊ぶこともありませんでしたし、バーもイベントも知らなかったのでなんというか何もない日々ばかりでした。

それに比べて都内の場合は週末に二丁目に行けば盛り上がっていますし、イベントも何かしらあることが多いので、自ら楽しいところに簡単に飛び込んで行けるようになりました。

二丁目以外でも友好関係が広がっていけば「タメ会(同い年のゲイ同士での交流会)」のお誘いが来るようになったりと、かなり生活は充実するようになりました。

ゲイが見分けられるようになってくる

二丁目などに行ってゲイ同士で交流を深めていると、ある日突然…「あの人ゲイじゃないかな~」と、ゲイ同士分かるようになってきます。100%ゲイが見分けられるようになるわけではないですけどね。

この感覚が分かるようになると、二丁目などのゲイタウン以外でもゲイが分かるようになってくるので、自分が気づかなかっただけで多くのゲイが僕と同じように生活しているのが分かるようになりました。

外見が変わってくる

僕は10代後半くらいまでは髪が長くてかなり女性的な雰囲気をしていました。服のモデルをしていたのですが、他のモデルさんと顔合わせしたとき暫くは女性だと思われていたそうです。

都内に行き来するようになり住むことになる頃には、ずっと長かった髪も切って坊主になりヒゲも生やして、いわゆるイカニモ系寄りな外見になっていました。

上京する前は中性的だったりする子が、上京してからはイカニモ系になるのは結構あるあるなのではないでしょうか。

太る

僕は10代の頃は身長178cmに対して体重が42kgとかなりの痩せ型でした。前もって言っておきますが拒食症だったり虐待されていて食事を与えられていなかったとかそういうわけでありません。

特にこれと言って不調もなかったですし、自分の感覚的には毎食お腹いっぱい食べてはいたのです。でも某大手ハンバーガーチェーン店のセットメニューが食べきれなかったので食が細かったのだと思います。

東京に住むようになってからは美味しいものがありすぎますし、好きなものを毎食お腹いっぱい食べるようにしていたら食べれる量も増えてきて気が付いたら60kg…70kg…と太ってしまいました。

田舎暮らしの頃とは比べ物にならないくらい東京は美味しいもので溢れているのです。

鬱病になった

東京で暮らすようになって楽しいことは爆発的に増えましたが、楽しいことだけが増えたわけではありません。

要員は様々ですが突然、鬱病を発症して寝込んでしまうような日々が増えました。

回りの同い年の子たちは楽しそうにしているのに、僕自身は思ってるようにうまく生きられなくて、理想とのギャップにやられてしまったみたいです…。

結局、東京に住んでいる間はずっと鬱病に悩まされて20代の前半は鬱病と共に過ごすことになりました。

【まとめ】田舎者ゲイが東京に住んでみて変わったこと感じたこと

【まとめ】田舎者ゲイが東京に住んでみて変わったこと感じたこと

田舎暮らししていた頃に比べると東京暮らしの方が友好関係が広がりましたし、ゲイ向けのイベントも多くあって楽しいと思える日は増えました

しかしその反面、周りのゲイと自分を比べてしまって、理想とのギャップに苦しんだりすることも多くなりました。

東京に住むことはとても良い経験にはなりますが、楽しいことだけではないということも心の隅に置いておいた方が良いと思います。

以上。田舎者ゲイが東京に住んでみて変わったことでした。最後まで読んでくださりありがとうございます。

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
◎この記事を書いた人・・・しょうへい
1990年8月生まれのXジェンダーのノンセクゲイ。ハンバーグとオムライスが好き。元Webデザイナー兼ライターの経験を活かしブログ記事を執筆しています。

IRISはLGBTs当事者によるLGBTsフレンドリーな不動産会社です。1人暮らしや同棲でのお部屋探しにお困りの際はぜひIRISにご相談ください。お部屋探しのお手伝いをさせて頂きます。

首都圏のお部屋探しはIRISへ