33カ国中日本は32位…外国人の住みたい働きたい国ランキング
こんにちは。

不動産好き・引っ越し好き・インテリア好き、ライフスタイルアドバイザーのミカです。

前回に引き続き、イギリス金融大手HSBCが毎年行なっている「海外駐在員の生活レポート」から上位国についてご紹介します。

33カ国中日本は32位…外国人の住みたい働きたい国ランキング

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「海外駐在員の生活レポート」とは世界各地に住む18歳以上の外国人駐在員1万8059人を対象にしたもので、HSBCの顧客だけではなくSNS等を経由してさまざまなコミュニティから協力者を募集して実施されました。

ランキングの調査内容は大きく【暮らし】【仕事】【子育て】の3部門に分かれていて、それぞれのポイントから総合ランキングが決定し、12回目の2019年、日本は33カ国中32位でした。

 

外国人が住みたい国1位のスイス、その評価ポイントとは

■総合ランキングトップ10

*国名の後の()内に昨年の順位

  • 1位 スイス(8)
  • 2位 シンガポール(1)
  • 3位 カナダ(4)
  • 4位 スペイン(14)
  • 5位 ニュージーランド(2)

スイスは12回目にして初の1位獲得です!昨年8位から大幅ランクアップしており、【暮らし】7位【仕事】1位【子育て】4位と全てにおいて高評価です。

HSBC海外駐在員調査統括責任者のジョン・ゴダード氏曰く

「今年、スイスは優れたスコアを収め、初めて1位にランキングされました。海外駐在先を選ぶ決め手となる要因が一様でないことは、国際的に事業を展開している大手金融機関としての経験からよく認識していますが、その中でスイスは高所得を狙うキャリア志向の層にも、そして生活の質を向上させたい層にも非常に魅力的な駐在先であることが分かりました。最高の自然環境と安全な社会とともにキャリアアップの機会にも恵まれた駐在先といえるでしょう。」

引用:日本は何位? スイスが海外駐在員から「住みたい・働きたい国」第1位に選ばれた理由 <HSBCレポート>

 

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ちなみに私のスイス在住の友人(ピアニスト)のスイス評

◎自然が身近にあり街並みが綺麗、外出時にメイクや服装を心配する必要がない(人に干渉しない)、芸術に理解がある、収入には満足している

×宅急便が届かない・紛失は当たり前、水道管が破裂しても週末は大家さんも業者も対応しない

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堂々2位のシンガポール!外国人の評価と日本との比較

■2位 シンガポール

シンガポールは世界の富裕層に人気の移住先ですよね。有名どころでは投資家のジム・ロジャーズ氏、「フェイスブック」共同創業者のドゥアルド・サベリン氏、スペインのサッカーチーム・バレンシアのオーナーとして有名な、シンガポールの投資家ピーター・リム氏などでしょうか。

日本人では、物言う投資家・元村上ファンドの村上世彰氏やエイベックスグループ代表取締役社長の松浦勝人氏などなど、税率が低いことのメリットを生かせる方々が多く移住している印象があります。

しかしシンガポールは税金面でのメリットだけではなく、実は子育て世代の移住先として最も人気があるのです。英語が公用語ということもあり日本からの家族留学先としても人気です。

 

以下シンガポールのランキング結果です。

*()内に日本の順位

【暮らし】部門6位(15)

  • 「生活の質」6位(13)
  • 「心身の健康」21位(20)
  • 「充実感」27位(18)
  • 「コミュニティの文化度と受容性」15位(26)
  • 「政治的安定」3位(6)
  • 「定着のしやすさ」15位(32)

 

【仕事】部門7位(30)

  • 「収入」10位(33)
  • 「可処分所得」6位(19)
  • 経済的安定」7位(13)
  • 「キャリアアップ」8位(19)
  • 「成長性」12位(16)
  • 「ワークライフバランス」30位(33)

 

【子育て】部門1位(33)

  • 「友達づくり」13位(32)
  • 「教育」5位(33)
  • 「学校」1位(24)

 

10位以内を青字、日本と10以上が離れているところの日本の順位を赤字にしました。

【暮らし】「コミュニティの文化度と受容性」「定着のしやすさ」

【仕事】「収入」「可処分所得」  ※「ワークライフバランス」は等しく低い

【子育て】「友達づくり」「教育」「学校」

以上の項目が、外国人から見た日本のがっかりリストです。

 

【暮らし】部門に不動産賃貸に関する不満が盛り込まれていて、実際外国人の知人から「物件を選べないので引っ越しがしにくい」「初期費用の内訳がわかりにくい」「不動産屋さんで良い顔をされていない気がする」など「外国籍であることがお部屋探しにマイナスに作用する」と感じている方が多いと聞きます。

今回のランキングでは政治的な問題もありますがそこは選挙に行くことで参加しつつ、「コミュニティの文化度と受容性」「心身の健康」「友達づくり」はコミュニケーションが解決してくれる部分も多いと思いますので、私たちに一人一人が出来ることを考え実行していく必要があると感じました。

 

出典:「2019年 HSBC海外駐在員調査ランキング(HSBC Expat Explorer Survey League Table)
株式会社IRIS(アイリス)ではお客様のご要望に合わせたご提案をさせていただいております。

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◎この記事を書いた人・・・ミカ
引っ越し11回、不動産購入3回、人より少し不動産経験値高めな人生を送ってきた。
スーパーアライとしてIRISのライフスタイル記事を担当している。
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