大家さん必見!賃貸物件を外国人OKにする2つのメリット

こんにちは。不動産好き・引っ越し好き・インテリア好き、ライフスタイルアドバイザーのミカです。

先日、大家さん数名とお会いする機会があり、物件を外国人OKにすることにネガティブなイメージを持つ大家さんが少なくないと伺いました。

そこで今回は、賃貸物件を外国人、中でも外国人留学生や外国人労働者に貸すメリットをお伝えしたいと思います。

 

賃貸物件のリスクと空室対策

賃貸物件を所有する大家さんにとって避けられないのは、空室リスクですよね。

不動産投資の利益は、購入した賃貸物件を高く売って得る売却益(キャピタルゲイン)か、毎月の家賃収入を得る(インカムゲイン)か、この2つになります。

空室があると基本的に物件価値は上がりにくいですし、毎月の家賃収入は入らず、物件をローンで購入していた場合に逆に持ち出しが発生してしまうこともあります。

毎月のマイナスは少しずつ貯金や給料を減らし、ジャブのようにじわじわとメンタルヘルスを脅かすことになるでしょう‥‥。

そこで不人気理由対策リフォームですよね。

築年数が経つと綺麗に使っていても、どうしても設備が古くなってしまいます。

他国に比べて、日本は分譲賃貸問わず新築信仰がまだまだ強いですので、築古物件になると家賃を下げても埋まらず、リフォームをするケースも多いと思います。

しかし、入居が未確定のまま、まとまった資金を投入するリフォームに二の足を踏む大家さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

SUUMOが実施した「賃貸住宅入居者が借りるのをためらう設備ランキング」、つまり『不人気設備ランキング』によると水回り関連が上位を占めています。

■単身向け

  • 和式トイレ
  • 屋外洗濯機置き場
  • 3点ユニットバス
  • 風呂が黄ばんでいる
  • エアコンが古い

 

■ファミリー向け

  • 和式トイレ
  • エアコンが古い
  • 風呂が黄ばんでいる
  • 和室がある

 

和式トイレは論外としても、これらを備えた賃貸物件はたとえ安くても、日本人には見向きもされないケースも多いでしょう。リフォームとなると、水周りまるっと交換で100万円コースでしょうか。

 

リフォームいらず⁉︎ 不人気3点ユニットバスも外国人は気にしません

日本人に不人気設備の代表格「3点ユニットバス」ですが、そもそも湯船につかる習慣のない国出身の外国人にとっては何の問題もありません。

むしろ、その分リーズナブルな方が喜ばれます。

同様に「屋外洗濯機置き場」も大きな問題ではありません。

洗濯機を買わずに最初からコインランドリーを使用するつもりの方も多くいますし、外にあることに違和感を覚えない国出身の方もいらっしゃいます。

また、同じく不人気な和室ですが、畳や障子などがかえって日本らしいと好まれることも多くあります。

実は意外と、日本人を対象にしていると空室対策としてリフォーム必須と思われるデメリット条件が、外国人を対象に切り替えるとメリットになる場合もあるのです。

新築物件や最新の設備より、最低限の設備とリーズナブルな家賃の築古物件が、節約志向の外国人留学生や外国人労働者には人気なのです。

 

広告費をかけずに賃貸物件に入居希望者がやってくる裏技?

日本の賃貸は初期費用がある程度必要ですし、書類や保証人など、日本人でも色々面倒ですよね。不慣れな外国人であれば尚更そうでしょう。

ですので、意外かもしれませんが外国人は一度住むと長く住む傾向があります。

そして外国人には外国人同士のネットワークがあります。自分の住んでいるところが快適であれば、新たに来日する自国からの留学生を紹介してくれたり、仕事仲間を連れてきてくれたり、定期的に広告費0円で入居希望者がやってきてくれる可能性もあります。

また、入居している外国人留学生が通う学校や外国人労働者を受け入れている会社に、空室情報の掲示や紹介を依頼できるかもしれません。

だだっ広い草原で闇雲に四つ葉のクローバーを探すより、一度見つかったことがあるクローバー畑を集中的に探したほうが効率は良いのと一緒です。

一概に外国人と言っても、出身国も様々ですし学生と労働者では求めるものに違いがあるかもしれません。ただ1つ言えることは、重要なのはハード面ではなくソフト面ということです。

受け入れ態勢を整えるためには物件にお金をかけるより、「外国人の民間賃貸住宅入居円滑化ガイドライン」などを利用して、重要事項やルールを紙に書いてしっかりと事前に説明することが重要です。日本の生活様式や賃貸の常識を事前に伝えることによって多くのトラブルは未然に防げると思います。

 

IRIS(アイリス)では、オーナー様からのご相談も受け付けております。是非一度弊社にお問い合わせください。

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◎この記事を書いた人・・・ミカ
引っ越し11回、不動産購入3回、人より少し不動産経験値高めな人生を送ってきた。
スーパーアライとしてIRISのライフスタイル記事を担当している。

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