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裸の男性と向き合う女性写真家の個展

モノクロの男性ヌード写真を中心に活動を続けている野村佐紀子さんの写真展が、千代田区の成山画廊で開催されています。アラーキー(荒木経惟)のただ一人の愛弟子としても知られる野村佐紀子さんは18歳の頃から男性ヌードを撮り始め、まさにライフワークともいえる被写体です。先日は一徹など6人の男性ヌードを撮影した写真展を原宿で開催し、話題を集めていました。

今回の写真展では、画家としての側面をもつ俳優の池田努(石原プロモーション)と画家である佐藤允(KOSAKU KANECHIKA)の二人を撮影。ベッドルームでの濃密な時間が切り取られたような写真は、特にモデルさんの物憂げな視線が印象的です。1月28日(土)まで開催しているので、お時間のある方はぜひお立ち寄りください。

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野村佐紀子「Boyfriend」
期間:2017年1月13日(金)~1月28日(土)
会場:成山画廊
住所:東京都千代田区九段南2-2-8 松岡九段ビル205
時間:13:00〜19:00
休廊日:水日祝休
URL:https://www.gallery-naruyama.com/
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野村佐紀子 Sakiko Nomura
1967年山口県生まれ。九州産業大学芸術学部写真学科卒業。91年より荒木経惟に師事。93年より東京中心にヨーロッパ、アジアなどでも精力的に個展やグループ展をおこなっている。2015年にはフランスで開催された日本人アーティスト8名によるグループ展「Another Language 」展(アルル国際写真フェスティバル)に出展。主な写真集に『裸ノ時間』(平凡社)、『愛ノ時間』(BPM)、『近藤良平』(match and company)、『夜間飛行』(リトルモア)、『黒闇』(Akio Nagasawa Publishing)、『nude/a room/flowers』(match and company)、『sex/snow』(リブロアルテ)、『TAMANO』(リブロアルテ)などがある。

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◎この記事を書いた人・・・池澤廣和
これまでアート、デザイン、web、マーケティング、雑誌連載、大学講師など幅広い仕事をする一方で、LGBTsの映画祭を福岡で企画したりしてきました。IRISのホームページではLGBTs関連の記事を書いたりしているので、随時ネタを募集しています!

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