「整体とLGBTsって関係あるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?しかし、人によっては性別に丸をつけるのに抵抗があったり、性別を伝えたときの相手の反応が気になったりする場合があります。特に整体は自分の身体を委ねて治療してもらうから、セクシャリティのせいでリラックスできなかったり、ストレスを感じてしまうのは避けたいところですよね。心と身体の問題は、本来密接に関わり合っているものだと思います!

治療してくれるのはFTXのマコトさん

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FTXってご存知でしょうか?LGBTsにはレズビアン、ゲイだけでなく、細分化すると数えきれないくらい多様な種類がありますが、FTXというのは「Female to X」のこと。つまり生物学的性別が女性(Female)で、性の自己意識が中性(X)です。あまり細かいカテゴリーを意識しすぎる必要はないけれど、中性(X)っていうのがあるんだって知っておいてもらえるとうれしいです!

ちなみに治療してくれるマコトさんは、男性寄りの中性とのこと。ご自身の体験も踏まえ、同じような悩みを抱えている人たちのサポートにつながればと、積極的にLGBTs向けの活動をされています。また整体院だけでなく、中性の人が集まって気軽に語れる「中性座談会」という場づくりも行っています。

▼LGBTS応援 施術所
https://www4.hp-ez.com/hp/lgbtsouen

▼中性座談会(3月のご案内)
https://ameblo.jp/lgbtspnata/entry-12137797658.html

中野の出張施術を受けてきました!

普段マコトさんは埼玉県の久喜市で施術を行っていますが、「都内でもやってほしい!」というリクエストに応えて、毎月1~2回くらい中野駅(東京都中野区)近くで出張整体をやっています。場所は中野駅から徒歩3分のLOUDというスペース。ここはレズビアンやバイセクシュアルの女性のためのコミュニティスペースで、イベントやミーティングなど様々な用途で利用することができます。

▼LOUD
https://space-loud.org/about

施術は身体の悩みに関するヒアリングをした後、背骨や骨盤の状態をチェックしていきます。自分の場合は、右の骨盤が2cmほど下がっているということでした。(※1~2cmほどずれている人は、決して珍しくないそうです。)その後はデスクワークで凝り固まった肩や腰をマッサージしてもらったり、骨盤の関節や背骨を1ヶ所ずつ時間をかけてほぐしてもらったりしました。(※施術内容は、各々の症状や悩みによって変わります。)

強力な“吸い付き”で血液をサラサラに!

マコトさんが行っている施術のひとつに、吸玉(すいだま)というものがあります。吸玉とは皮膚に丸いカップのようなものをあて、中の空気を吸い出す(減圧する)ことによって施術する方法です。減圧による“引っ張る力”で、身体をほぐしたり、血行を良くしたりする効果があるそうです。効果がすぐに実感できて、しかも長く続きやすいこともあり、毎回「吸玉をお願いします!」とリクエストをされるお客様もいらっしゃるのだとか!

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自分も実際に受けてみました。カップを付けるときは、少し皮膚が引っ張られるような感じです。肩から腰にかけて次々とカップを付け、写真のような状態で10分くらい維持します。写真で見ると、すごく強烈に“吸われて”いて痛そうに見えますが、実際にはそんなに強くなく、痛みなどはありませんでした。私は吸われている部分の色がはっきり変化していますが、普通の人はここまで色が変わったりしないそうです。血の流れが滞っていたりする“よくない”部分は特に色が変わりやすいそうなので、きっと私の血がよっぽどよどんでいるのだろうと思います・・・orz

カップを取り外すと、背中は見事な水玉模様になっていましたww 見た目のインパクトも大きいのですが、効果もすぐに実感できました。私の場合は終わった直後から背中が少し温かくなり、背中全体の血行が良くなったような感じです。

LGBTsで普通の整体院には抵抗があるという方はもちろん、身体の症状についてじっくり診てもらいたいという方、スポーツをやっていて身体のメンテナンスをしたいという方など、ぜひ一度マコトさんに相談してみてください。

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◎この記事を書いた人・・・池澤廣和
これまでアート、デザイン、web、マーケティング、雑誌連載、大学講師など幅広い仕事をする一方で、LGBTsの映画祭を福岡で企画したりしてきました。IRISのホームページではLGBTs関連の記事を書いたりしているので、随時ネタを募集していますw