どこにでもいるような普通のゲイが、東京で家を購入したときの体験談をお話しするシリーズの第5回目です^^
前回までの記事
ふつうのゲイが20代でマンションを買う話1(きっかけ編)
ふつうのゲイが20代でマンションを買う話2(モデルルーム巡り編)
ふつうのゲイが20代でマンションを買う話3(中古にきめた!編)
ふつうのゲイが20代でマンションを買う話4(審査に落ちまくる編)
本審査に通過!そして融資実行
銀行の住宅ローン審査が次から次へと落ちまくるという想定外の事態が続き、住宅ローンの解除特約(住宅ローンが通らなかったときは手付金を返金してもらう特約。詳しくは前回へ!)で定められた期限がどんどん近づいてきます。
前回の記事で書いていたように住宅ローンの裏事情を知った僕は、金融業や不動産業に関わる知人のツテを駆使しながら、改めて金融機関に住宅ローンの事前審査を申請。その道のプロから「こういう借入額の構成にしたら審査通りやすくなるよ」等のアドバイスをもらったことで、前より安心して審査を進めることができました。また銀行とスムーズに繋いでくれた方の助けなどもあり、結果的に銀行とフラット35の両方から「審査OK」の回答をもらうことができました。
「フラット35」は手元に自己資金がある程度必要になることから、最終的に「銀行」から借り入れをすることに決めました。信頼できる知人に相談したことで火災保険の手配や複雑な登記等もスムーズに進み、無事に融資の実行に至ったのです。
※このときに協力してくださった方々は、今のIRISにとって重要なビジネスパーソンです。笑
本審査に通過した後は、銀行で住宅ローンの契約手続きを行います。もちろん銀行なので(!?)手続きの合間に保険の営業トークを挟みながらも(笑)、粛々と書類に記入して判子を押すだけの地味な作業です。
そしていよいよ融資実行の当日、銀行に売主と買主(僕)、業者、銀行員、司法書士など関係者一同が立会う中で、残金の決済と登記の完了をします。とても大きな金額が動く取引であるため、売主は確実にお金が入金されるように、買主は確実に所有権が移転されるように、また銀行は確実に抵当権が設定されるように、それぞれの思惑が確実に実行されるようみんなで同時に手続きを完了させる必要があるのです。
無事入居!そしてセルフリフォーム
5月のゴールデンウィーク明け、僕はついに引越しを完了させました。狭いワンルームから、広々とした2LDKへの移動です。荷物を全部運び込んでもまだ余裕がありました。
まだ物が少ない部屋を眺めていた僕は「床の色がしっくりこないなー」とフローリングが気になるように・・・そこで前々からDIYに興味があった僕は、自分で床の色をガラッと変えてみることにしました。床を剥がすような大規模なことはできないので、クッションフロアや床用の両面テープ、工具などを買い揃えつつ、床の色に合わせてカーテンもセレクトしました。
▼Before
▼After
総額で2万円もかかっていませんが、それでもこの出来栄え・・・結構いいと思いませんか?(自画自賛)
DIYの具体的な作業内容は、また別の機会にご紹介できればと思います。
こうしてさまざまなハードルを乗り越えた末に、僕はマンションを手に入れることができました!
僕のマンション購入費用
さて、このマンション購入に至るまでに実際どのくらいの費用と期間がかかったのかを振り返ってみることにします。
<<購入費用>>
●物件関係
└物件価格 :3,300万円
└先払管理費 :7万円
●取引関係
└税金等 :15万円
└司法書士報酬:11万円
└固定資産税 :8万円
└雑費 :1万円
●保険関係
└火災保険 :12万円(10年)
└地震保険 :14万円(10年)
●住宅ローン関係
保証料 :71万円
事務手数料 :1万円
合計:3,440万円
※固定資産税と管理費は売主の負担を転嫁した額
<<期間>>
●2016年10月頃~ 検討開始
●2016年11月頃~ モデルルーム周り
●2017年1月頃~ 新築で初の事前審査
●2017年2月頃~ 中古決断、内見開始
●2017年3月頃~ 契約締結
●2017年4月 物件の引渡し
●2017年5月 入居
このように検討開始からだいたい半年くらいかかり、物件価格プラス140万円くらいで買えた計算になります。ただし、今回は特別に仲介手数料が必要ない物件であったものの、このような物件とは中々めぐり合えません。今回は売り主(法人)から直接購入したため、仲介手数料は不要でしたが、通常は物件価格の3%程度の仲介手数料が必要なので、本来は物件価格に250万程度が上積みされるイメージです。その場合は物件価格の7.6%となり、だいたい相場通りの5~8%という金額になります。また購入までの期間もだいたい半年~1年くらいというケースが多いそうなので、こちらも相場どおりな感じですね。
ちなみに本シリーズの最初の記事で、「マンション購入のきっかけは彼氏ができたこと!」と書いていましたが・・・その彼氏とはすでに破局しています(笑)
・・・が、実は同居関係は解消されていません。
ローンの支払いは決してきつくありませんが、別れてもなお持ちつ持たれつという関係になったという感じです。恋愛が絡むため僕のようなケースもありますが・・・これまでの僕の体験談から「実際にマンションを購入するステップ」が少しでも伝わったらうれしいです。がんばって長々と書いてきた甲斐がありました(笑)
IRISではマンションご購入の相談も承っております。実際の体験談もより詳しくお話しできればと思いますので、ぜひお気軽にお声かけください^^
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◎この記事を書いた人・・・石野大地