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LGBTの当事者が「結婚式」を挙げる方法とは?LGBTカップルの挙式事情

LGBTs

いまパートナーがいる人も、いない人も、この記事を開いてくださった人のなかには、いつか自分のパートナーと素敵な結婚式を挙げて、一生の思い出にしたいと考えている人も多いのではないでしょうか。

しかしながら、日本においては異性のパートナー以外との結婚は、法律上認められていません。多くの人が知っていることかもしれませんが、同性結婚ができないのです。

同性のパートナーを持つ人のなかには、同性結婚が認められていないことから、それと同様に結婚式を挙げたり、パートナーと一生に一度の思い出になるような式を経験することができないと考えている人もいるかもしれません。

しかし、LGBTフレンドリーな結婚式場もあります。以前から海外挙式は一定の人気がありましたが、近年のコロナなどの影響で断念したケースもあるかもしれません。日本にもLGBTフレンドリーな結婚式場はあります。日本で挙式を考えている人も、理想を実現できる結婚式場があるのです。

今回は、LGBTフレンドリーな結婚式場をご紹介しながら、どんな結婚式を挙げることができるのか、この記事を読んで少しでもイメージを作っていただけるような内容をお伝えします。

初めに
IRISでは、あらゆるマイノリティが暮らしやすくなることを目指すという意味から「LGBTs」と表記していますが、今回は一般的な「LGBT」について解説するため、表記が混在しております。

ズバリ、日本でも同性パートナーとの結婚式は可能なのか?

ズバリ、日本でも同性パートナーとの結婚式は可能なのか?
冒頭でお伝えしたとおり、日本での同性結婚は認められていません。日本国憲法では婚姻に関して「婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として」という記述があります。今日の日本国憲法における両性とは、男性と女性のことであり、同性同士の婚姻関係は法律上は認められていないというのが現状です。

海外での同性婚に関する法律は増えている

一方海外では、2001年にオランダで同性婚が法律上で認められるようになったことをはじめとして、ベルギー、スペイン、ノルウェー、ポルトガル、フランス、デンマーク、スウェーデン、ルクセンブルク(順不同)などで法律としても同性婚が認められています。

さらに2015年にはアメリカにおいても同性婚を認める法律が施行され、現在では世界の20%程度の国で同性婚が認められていることになります。また、今後もこうして法律においても同性婚を認める国は増えていく見通しです。

日本でもパートナーシップ証明を利用することが可能

では、日本では同性カップルはどのような関係性を築き、証明としていけば良いのだろうか、と考えてしまいます。

日本においても、パートナーシップ制度は存在しています。しかしこれには法的な拘束力がないため、婚姻関係とは言えないのが現状ですが、生活のさまざまな場面でパートナーとして認められ、自身やパートナーに対して決定権を行使することができるような制度になっています。

パートナーシップ制度で可能になること

婚姻ではないものの、同性カップルがパートナーシップ制度を利用することで可能になることもたくさんあります。

たとえば、公営住宅への入居が可能になるところもあります。そもそも公営住宅は入居資格として親族である必要があるのですが、パートナーシップ制度を利用していれば親族と同様に取り扱い、条件を満たすと考える住宅が増えてきています。公営住宅以外でも、賃貸マンションにおいても、パートナーとして入居できるような事例が増えてきました。

さらに、クレジットカードでも家族カードを作ることができる場合が多いです。支払いのツールとはいえ、家族として同じカードを持つことができるというのは嬉しいものです。実は、クレジットカードに関していえば、生計を同一にしていることが証明できれば、パートナーシップ制度を利用しているかどうかは関係ないといったカード会社もあります。今、パートナーシップ制度を利用するかどうかを迷っているカップルにも可能性があります。

ほかにもパートナーシップ制度を利用していることで、携帯会社やサブスクリプションなどのサービスで家族割の適用対象になったり、万が一のとき、緊急時の病院での立ち会い、決定権などが家族と同様に扱わられるようになったりといったメリットがあります。

最新の情報では、東京都でもパートナーシップ制度が11月から開始されることが決まったりと、その幅は広がりつつあります。

LGBTsが直面する結婚式を挙げるときのハードルとは?

LGBTsが直面する結婚式を挙げるときのハードルとは?
一番大きな壁となるのは、カミングアウトをするということです。結婚式をするということは、自分やパートナーの家族はもちろん、友人らへのカミングアウトも必要になる可能性が高いです。

以前から周囲に伝えている人であれば、この壁はクリアできるのですが、パートナーを紹介するという段階になって、初めて自身のセクシュアリティをカミングアウトするという人も少なくないようです。

ほかにも、LGBTsが挙式できる結婚式場を探すのが難しかったり、思い描いている理想を叶えようとすると海外での挙式となり、費用がかさんでしまったりといった問題もあります。

LGBTフレンドリーな結婚式場も少なくない

LGBTフレンドリーな結婚式場も少なくない
現在の日本においては、同性カップルは法律上の婚姻関係にはなれませんが、結婚式を挙げることは可能です。挙式することが、そのまま入籍につながるわけではありませんので、同性カップルも異性カップルらと同様に結婚式場での挙式はできます。

そのなかでも、LGBTフレンドリーな結婚式場を選んだほうが、自分たちの理想や願いを聞き入れてもらいやすく、実現しやすいです。ここでは、LGBTフレンドリーな結婚式場の一部をご紹介します。

ここで紹介する結婚式場以外にも、LGBTフレンドリーで同性カップルの挙式が可能な結婚式場は多数あり、実際増えてきています。以下以外にも、自分たちの理想を叶えることができそうな結婚式場を探してみてくださいね。

1 IWAI OMOTESANDO

形式にとらわれず、カップルの希望に寄り添った結婚式を実現してくれるのが「IWAI OMOTESANDO」。大人数、家族だけといった形式以外にも、ふたりだけの結婚式やオンライン結婚式なども可能にしてくれます。

結婚式場で開催する際には安心、安全に配慮したつくりになっていて、オリジナルのパーテーションの設置も可能です。まだまだ感染予防も予断を許さない状況ですので、こうした配慮はゲストにとっても助かりますよね。

さらに、オリジナルのウェディングドレスがあったり、料理も和食やフレンチなど幅広くチョイスすることができます。

ビデオ通話を利用したオンライン相談会も実施しているようなので、気になる方はまずはオンラインで相談してみるのも良いでしょう。

https://wedding.mynavi.jp/wedding/access/2992/

2 クラシカ表参道

モダンでクラシカルな会場で、東京、しかも日本のトレンドのど真ん中ともいえる表参道にいることを忘れさせてくれるような和のテイストが利いた式場になっています。

和風な式場の雰囲気に合わせて、京都の食材をふんだんに使いながら、モダンフレンチを楽しむことができます。

https://www.weddingnews.jp/halls/160

3 東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ

ディズニーランド、ディズニーシーで挙式するのを理想としている人も少なくないのではないでしょうか。一生に一度の思い出なら、と夢の国を選ぶ人も少なくないでしょう。

ホテルミラコスタではLGBTsの人も、もちろん挙式が可能です。ミラコスタといえば、ディズニーに隣接する数あるホテルのなかでも最高級といったイメージが強いホテルですよね。

そんな素敵な場所で、しかもディズニーシーでフォトセッションをしたり、ゴンドラに乗ってめぐることができたりと特別な思い出ばかりになりそうな予感です。

https://www.weddingnews.jp/halls/1224

4 ザ オーク ガーデン

天井高6メートルの広々とした空間での挙式は優雅なひとときを過ごすことができそうです。鴨川を眺めながら過ごすことができるので、京都ならではの雰囲気に憧れがあるカップルにはピッタリの場所です。

https://www.weddingnews.jp/halls/159

5 ホテルグランヴィア京都

LGBTsのための旅行団体「国際ゲイ&レズビアン旅行協会」に加盟しているホテルグランヴィア京都。京都ならではの雰囲気を楽しみながら、一生に一度の思い出をつくりたいという方におすすめです。

https://karasuma.keizai.biz/headline/2324/

LGBTsの結婚式は海外でも

LGBTsの結婚式は海外でも
LGBTsカップルでも、海外で結婚式を挙げると結婚証明書を発行してもらえる場合があります。それは結婚式を挙げた国と日本でも有効になる証明書です。

これは日本で法律上の婚姻関係になれるといったものではありませんが、ひとつの証明として発行してもらうことは一定以上の意味を持ちます。

結婚証明書を発行してもらえる場合というのは、同性結婚が合法となっている国に限りますが、一例としてアメリカニューヨーク州(アメリカは州ごとに法律が違うため一部の州のみ対象)やカナダで証明書の発行が可能です。

証人が必要な場合がありますが、家族や友人以外にも、ウェディングスタッフでも可能で、非常にハードルの低いものとなっています。

この証明書が現実的に機能する場面といえば、勤務する日本の会社で提示することで結婚一時金支給の対象になったり、各種手当てが独身から配偶者ありの内容に変更になったりと、金銭面においても正当な支給を受けることにつながります。

同性カップルならではの挙式の楽しみ方とは?

同性カップルならではの挙式の楽しみ方とは?
LGBTsならではの結婚式の楽しみ方もたくさんあります。ウェディングドレスとタキシードを身につけることの多い異性カップルの結婚式ではなく、女性がふたりともウェディングドレスを着用したり、男性ふたりでタキシードを着用することもできます。

もちろん、自身の性や相手の性に限らず、自分が着用したい服装を選ぶことができるので、揃えて同じ衣装でペアルックにするのもよし。たとえばふたりともウェディングドレス、タキシードを着用するとしても、色違いや一部分だけ違ったデザインのものを身につけるなど、遊びを入れてみるのも楽しそうです。

さらに、会場の飾り付けはLGBTsをイメージさせるレインボーカラーにすることもできます。カラフルな色あいがお祝いのシチュエーションにもふさわしく、結婚式を挙げる本人たちも、またゲストにとってもとても心踊る会場になりそうですね。

LGBTsの象徴ともいわれるレインボーカラーは、具体的には赤・紫・青・緑・黄色・オレンジの6色です。色のラインナップを見ただけで華やかな気持ちになりますね。

もちろん、原色のようなはっきりした色使いでも良いですし、少しパステルカラーを取り入れたり、蛍光色っぽいアイテムを取り入れたりとレインボーカラーのなかでもそれぞれのカップルならではのオリジナルを作ることができそうです。

式場にはプランナーなど結婚式のプロがいますので、自分たちの理想を伝えて、思い通りの結婚式をぜひ実現させましょう。

日本でもLGBTsの挙式は可能!

日本でもLGBTsの挙式は可能!
日本でも、海外でもLGBTsのカップルが結婚式を挙げることは可能です。日本でもLGBTフレンドリーな結婚式場は多数あり、自分たちの好みや理想に合わせて結婚式をつくっていくことができます。

日本では法律上同性カップルは婚姻関係にはなれないこと、その代替としてパートナーシップ制度があることなどもおわかりいただけたでしょうか。

また、結婚式でも同性カップルならではの楽しみ方やLGBTsを象徴するレインボーをつかったオリジナルな結婚式をつくることも可能です。これから挙式を検討している人、この記事を読んで少しでも結婚式を挙げてみたいなと感じたカップルがいたなら、一生に一度のすてきな結婚式ができますように!

この記事を書いたのは

藤枝あおい

ほそぼそとライターとして活動中です。休日は1日中家で寝ていたい派。引っ越しの予定はないものの、ぐっすり眠れそうな物件情報と間取りは頻繁にチェックしています!

IRIS(アイリス)は主にレズビアンやゲイ、トランスジェンダー、バイなどLGBTs(LGBT)当事者を対象として、お部屋探し、物件購入などの不動産仲介を行うLGBTs(LGBT)フレンドリーな不動産会社です。
同性パートナーとの2人暮らしサポートに注力しており、LGBTs当事者のスタッフが対応しているため、安心してお問い合わせいただけます。
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