Twitter LINE

「トランスジェンダー映画祭2021」に参加しました!

LGBTs

どうも、空衣です。トランス男性(FtM)で、パンセクシュアルです。

トランスジェンダーが主人公の映画はまだまだ少ない状況です。そんなか、オンライン上でトランスジェンダー映画祭が開催されたことはご存知でしょうか?
2021年は10月に、4作品+短編アニメ1作品が公開されました。

トランスジェンダー映画祭2021の基本情報

イベントは終了しました。
主催:トランスジェンダー 映画祭2021実行委員会
協力:関西クィア映画祭、Team Respect& Solidarity(TRanS)

上映可能期間は、前半3作品は「10月15日(金)14:00から10月17日(日)23時59分まで」、後半2作品は「10月29日(金)14:00から10月31日(日)23時59分まで」と2回に分かれていました。

私の感想を含めて、ご紹介します。

関連記事【FtM作品】トランスジェンダー男性を描いた漫画・小説・映画をご紹介します

『ゲームフェイス』

原題 :Game Face 邦題 :ゲームフェイス
2015年ベルギーおよび米国にて製作

「男性に生まれたはずのトランス女性が、女性競技に出場するなんて」というバッシングは東京オリンピックでもありました。
『ゲームフェイス』では、UFC(総合格闘技チャンピオンシップ)の女子王座を狙う総合格闘家のファロン・フォックスの姿を映します。彼女はトランスであることを理由に「女子リーグで闘うのは不公平だ」と批判されます。しかし、その競技で定められたルールに基づいて出場できるよう努めている姿を、それ以上追い詰めることはなんの意味もありません。

別のエピソードでは、高校バスケ選手がゲイであることを理由に、長年所属したチームのレギュラーから外されたり、奨学金を奪われたりするという理不尽さも描いたドキュメンタリー作品です。

『アロハの心をうたい継ぐ者』

原題:Kumu Hina 邦題:アロハの心をうたい継ぐ者
2014年米国(ハワイ)にて製作
ウェブサイト Kumu Hina

かつてハワイ王国では、男性と女性に加えて、男性と女性の両方を持ち合わせる「マフ」が、暮らしていました。しかし植民地支配を受けたことでハワイ文化は抑圧され、「マフ」も危険な目に遭います。
『アロハの心をうたい継ぐ者』の舞台は現代のハワイ。一人の「マフ」であり、先生であり、パートナーと平穏に暮らすトランス女性でもある「ヒナ」の生き方を追ったドキュメンタリー作品です。

生徒の中にはボーイッシュな女の子(?)も登場しており、もしかしたらトランスジェンダーの男の子かもしれないのですが、その辺りの様々な可能性を考慮して「ヒナ」が接しているようで印象的でした。

短編アニメ『カパエマフの魔法石』

原題:Kapaemahu 邦題:カパエマフの魔法の石
2020年 米国(ハワイ)にて製作

8分間の短編アニメで、黄色とオレンジの発色が印象的な作品でした。時代を問わず男女どちらかにハマらない人はいました。歴史を忘れてしまったら、そうした当時からの当たり前のことすら忘れてしまいます。本作ではトランスジェンダー的な人に対しての神聖さが描かれているように思います。

『メジャーさん!』

原題:Major! 邦題:メジャーさん!
2015年 米国にて製作

タイトルにあるメジャーさんは、大変な状況にあるトランスジェンダーの人々を誠意をもって助けてきました。メジャーさん自身も「女装をする」という理由で2つの大学を退学させられた過去があります。

このドキュメンタリーでは特に、トランスジェンダーの人々が刑務所に入った際の実情に迫っています。そもそもトランスジェンダーの人が犯罪を犯したわけでもないのに、因縁をつけられたり偏見によって加害者に仕立てられることがあるといいます。刑務所内の環境も、男女どちらでもないような外見の人や、トランス女性(MtF)にとっては深刻な問題なのです。

刑務所の中では、看守が特定の受刑者に対して見下した姿勢を取ることで、他の受刑者までもその人をバカにしてよいと思い始めるので、どんどん被害は膨らみます。トランスジェンダーの人も生きている、という当たり前のことが周知される必要があります。

とりわけLGBT運動からあぶれてきた「トランスジェンダー」で「黒人」で「女性」の当事者が「私はここにいる」と声を上げることには現在でも重要な意味があります。

『最も危険な年』

原題:The Most Dangerous Year  邦題:最も危険な年
2018年 米国にて製作
ウェブサイト The Most Dangerous Year

2016年アメリカのワシントンで、トランスジェンダーに差別的な法案が議論されることになりました。
それは「トランスジェンダーは出生時の性別のトイレを使うべきだ」という主張です。つまり、トランスジェンダーの人に対してミスジェンダリング(性別を取り違えること)し、トランス男性を男性用ではなく女性用トイレへ、トランス女性を女性用ではなく男性用トイレへ強制する内容です。

そんな理不尽な法案に対して、トランスジェンダーの子を持つ親たちが立ち上がります。トランスジェンダーの子どもたちは、よく話題にあがるトイレやスポーツのこと以前に、常にアイデンティティを脅かされるような状況にあり、多数派の都合でそれが許されるはずはありません。

後日談です。
しかしながら2016年3月ノースカロライナ州にて、この「トイレ法」は成立しており、トランスジェンダーの人々にとって不都合な生活が強いられることになりました。それによって、普段男性として生活しているトランス男性が女性用トイレに、普段女性として生活しているトランス女性が男性用トイレに居るという、奇妙な状況が生まれました。

トランスジェンダー個々人の置かれている状況は様々であるにもかかわらず、一括してジェンダーアイデンティティとは異なるトイレを強いたのは端的に誤りだったでしょう。
関連記事【FtMが語る】トランスジェンダーのトイレ利用は、現状こんな感じ。

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
◎この記事を書いた人・・・空衣
1996年、神奈川県生まれ。居住地にこだわりがなく女子寮にいたこともありますが、現在は男性の境遇で生活しています。カレー好きで、世界一辛いカレーを完食したことも。

IRISはLGBTs当事者によるLGBTsフレンドリーな不動産会社です。1人暮らしや同棲でのお部屋探しにお困りの際はぜひIRISにご相談ください。お部屋探しのお手伝いをさせて頂きます。

首都圏のお部屋探しはIRISへ

IRIS(アイリス)は主にレズビアンやゲイ、トランスジェンダー、バイなどLGBTs(LGBT)当事者を対象として、お部屋探し、物件購入などの不動産仲介を行うLGBTs(LGBT)フレンドリーな不動産会社です。
同性パートナーとの2人暮らしサポートに注力しており、LGBTs当事者のスタッフが対応しているため、安心してお問い合わせいただけます。
その他、資金計画、保険、終活などのライフプラン支援も行っています。