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【2週間の地獄】ノンセクシュアルでゲイの僕が目を二重整形したときの話


こんにちは。LGBTs当事者によるLGBTsフレンドリーな不動産会社「IRIS」のしょうへいです。

僕は、16歳位の時に一度、目の二重整形を行いました。結局8年位で元に戻ってしまいましたが、整形した体験は僕の中で非常に大きな出来事でした。

最近、身の回りでも整形に興味がある人が増えている印象を受けます。本記事ではノンセクシュアル且つゲイである、僕の二重整形体験談を書いていきます。

整形して周りの反応が変わったのか等も書いていくので、参考にして下さい。

整形をしようと思った理由

僕はノンセクシュアルのゲイ(男性に恋愛感情はあるけれど、性的欲求は抱かない)で性自認も確固たるものが無かったので、当時は「男という外見」というよりは「中性的な外見」になりたいと思っていました。

特に歌手・絢香さんの目つきが大好きなので、当時はあのような目になりたいと考えていました。

ただしその時僕は目だけではなく「全体像を含めて絢香さんみたいになりたい」と思っていました。

アルバイトで稼いだ50,000円を握りしめて池袋の美容整形外科へ向かう

僕は高校を一年目の冬に中退し、アルバイトをしていたのでお金はそこそこ持っていました。

まずはカウンセリングの予約を行い、慣れない足取りで池袋へ向かいました。僕は茨城県出身で、当時はまだ都内に出ることに全く慣れていませんでした。

痛みで身動きが取れなくなると困るので、当時、仲が良かった女の子も一緒に付いてきて貰いました。

絢香さんの写真を出すと少々不思議な顔をされた

病院の位置はすぐに見つかり、完全予約制だったので、ほとんど待つ事もなく診察室に呼ばれました。

まず、カウンセリングのようなところから入り、どんな顔になりたいのかなどを医師と話しました。

「どんな顔になりたいか、理想像はありますか?」と言われたので、僕は用意しておいた絢香さんのCD「三日月」のジャケットを見せました。

僕も「絢香さんの写真を出すのはおかしいかな……?」と思っていたのですが……。

やはり、絢香さんの写真を出すと「え?どうして絢香さん?」という反応をされました。
でも僕がなりたい顔は絢香さんだったので、絢香さんの顔を出すしかありません。これは仕方がありませんでした。

どんな二重になるのかはやってみないと分からないみたい

二重にはいくつかのタイプがあって、大きく分けると

・目頭から二重のラインが出るタイプ
・少々離れた場所から二重のラインが出るタイプ

以上の二種類があるそうです。

絢香さんの二重は目頭からちょっと離れた場所から二重が始まるタイプで、このタイプになるかは実際に手術してみないと分からないとのことでした。
僕は元々奥二重で、カウンセリング時に医療器具を使ってシミュレーションして貰ったのですが、その時はどちらかといえば奥二重系のパッチリとした目になっていました。

絢香さんとは違って目頭から二重のラインが大きく広がるような感じの目で、ハーフのような目つきになっていた記憶があります。

手術は自体は全然痛くなかった

この辺りの記憶は曖昧なのですが、確かカウンセリングを行い、そのまま手術に入ったような気がします。
(当時、未成年だった僕は両親の同意がないと手術が受けられないはずなので、事前に同意書をもらっていたかもしれません。)

手術では確か点眼麻酔と局所麻酔、そして笑気ガスという、吸引性の意識をリラックスさせる麻酔の三つが使われた記憶があります。

笑気ガスは正直よく分からず「これは大丈夫なのだろうか……?」と思っていました。
それぐらい意識がある中で行われた気がします。

最も痛みを感じたのは左右二箇所に打った局所麻酔で、局所麻酔が効いてからは「何かに引っ張られてる感覚があるな」という程度で、痛みは全くありませんでした。

手術の様子は全く分かりません。
まぶたをひっくり返されて眼球にはカバーのようななものがかけられ、目を動かすことも出来ませんでした。

手術時間は左右含めて15分程度でした。僕の目からは見えませんでしたが、慣れた手つきで手術をしてくれました。

麻酔が切れて痛みを感じ始める

手術後、一時間ぐらいは病院に居ても良いとのことだったので、友達に付き添って貰い、しばらくは病院に居ました。

手術室から出てきた僕の目を見た友達は「凄くカッコいい!」と喜んでくれました。

絢香さんの目ではなくて完全にシミュレート通りの目でしたが……。しかし、私も気に入ったのでとりあえず良しとしました。

手術後しばらくは痛み等はありませんでしたが、30分くらいすると両目に鈍い痛みが生じ始めました。
「これは帰れなくなるんじゃないか……?」と焦り始め、手術跡を隠す為に用意した、非常にセンスの悪い、青いサングラスをかけて病院を後にしました。

電車の中は地獄

病院から出て歩いたからか、段々と痛みが強くなってきました。

幸い池袋駅から山手線にはすぐに乗れたのですが、痛すぎて立っていることが出来なくなり、初めて座席ではないところに座り込んでしまいました。

そして、痛みによって頭痛や吐き気も誘発されて、非常に辛かったです。
しかし、座れるような余裕もなく「これは本当に帰れないかも知れない」と覚悟しました。

整形手術を行ってはや12年くらい経過しましたが、未だに人生で最も痛かった経験は整形手術後の痛みです。
削除: 池袋から家の最寄駅までは大体1時間15分くらいなのですが、乗車して30分経過した頃は痛みと腫れで目を開くこともできなかった覚えがあります。

帰ってからも2週間は痛くて寝ているしかない

まぶたの埋没整形の広告などを見ると、3日目くらいにはメイクをして仕事に行けると書いてありますが、あれは本当なのでしょうか。
僕の場合は帰宅後、翌日は更に痛みと腫れが強くなって起き上がる事も辛く、頭痛も伴い、目も開けていられず、寝ていることしかできませんでした。

「整形したのはまぶただから、まぶたが腫れてるだけなんでしょう」と思うかも知れませんが、まぶたの血が下まできたのか、鼻の横の方まで真っ青になって内出血が起きていました。
家族みんな口を揃えて「整形手術を失敗したんじゃないか?」と言っていましたし、僕自身も手術に失敗されてしまったのではないかと思い、気になって仕方がありませんでした。

痛みのピークは3日目で、3日目は目脂(めやに)も大量に出て固まってしまい、目を開こうにも目脂で開くことが不可能な状態になってしまいました。

動くと頭痛がするし目も開けられない。本当に真っ暗闇の世界で寝ているだけのことしか出来ませんでした……。

1ヶ月でやっと腫れや痛みが消えてきた

強烈な痛みや腫れ、内出血が治るまでには大体1ヶ月くらいかかりました。

2週間はずっと寝たきりで、ほとんど目も開けられない状態のまま過ごしました。まるで地獄のようでした。
1ヶ月経過した頃には普通に目も開けることができるようになり、普段通りの生活が出来るようになりました。

目を開けると糸によって引っ張られるのか、まぶたが思い切り持ち上げられる感覚がありました。パッチリとした目の二重の人は、元々こんな感じなのか、と思いました。

埋没二重は手軽にできるからといった理由で整形手術の中でも人気が高いようですが、僕のようなケースもあるので、手術するなら1ヶ月くらい休みがある状態で受けた方が良いと思います。

腫れが引いた後の僕の二重はシミュレートとはまた別の顔だった

シミュレートした時と手術直後はどちらかといえばハーフっぽい感じの目つきでしたが、腫れが引いた後の二重は全く異なるものでした。

目頭から二重のラインが綺麗に伸びているのは一緒なのですが、若干あっさり系の顔になり、ハーフのような感じの二重ではなくなってしまいました。

恐らく、シミュレートしたときの二重は医療器具でラインが太く出ていたからハーフっぽい目つきに見えたのと、手術後は腫れて二重のラインが太かったため、ハーフのような目つきに見えたのかと思います。

1ヶ月後、腫れが引いてからは二重のラインは綺麗になりましたが、太いラインが入った二重ではなくなったので、ハーフ系の目ではなくなったのかと思いました。

僕が整形したことが町の知人に広まっていた

数ヶ月して完全に落ち着いた頃、弟の運動会で中学校に行ったのですが、知り合いのお母さんが、「目、整形したんだって?似合ってるよ」と話しかけてきたんです。

僕としては整形は隠したかったので他の人には知られたくなかったのですが、何故か多くの方が僕の整形を知っていました。
恐らく、一緒に行った友人が他の人に言ってしまったか、母が口を滑らせてしまったのでしょう。
あまりにも大声で言われたので視線も集まり、非常に恥ずかしい思いをしました。

僕の場合は整形しても周りの反応は大きく変わらなかった

整形することで目つきはかなり変わったと思いますが、そのことがきっかけでモテるようになったという事は全くありませんでした。

ただ、整形する前は「目つきが怖い」と言われることが多かったのですが、整形した後は「目つきが優しい」と言われるようになり、面接の通過率は良くなった気がします。

僕の場合は、整形して良かったと思えることはそれしかありませんでした。

僕は整形したことを後悔している

正直に言うと僕は目の整形をしたことを非常に後悔しています。

何故かと言うと、顔が変わりすぎて、たまに自分が誰なのか分からなくなることがあったからです。
それが怖くて、5年くらいして一度、美容整形外科に行って元の顔に戻せないか相談したこともありました。

しかし、5年も経つと目に糸が馴染んでしまって色も落ちてしまっているようで「元に戻すのは不可能です」と言われてしまいました。
幸い8年くらいして左右とも元に戻ったのですが、30代、40代も整形した顔で過ごしていくのは困難であると思いました。

整形することを考えている方は、自分ではない別の顔で長く生きていかなきゃいけないことについても、一度考えてみて欲しいと思います。私の友人にも目の埋没整形を行った方が居ましたが、その方も元の顔に戻したいと言っていました。

ノンセクシュアルでゲイの二重整形体験談のまとめ

埋没整形による二重はすぐ終わって痛みや腫れも少ないという話をよく目にしますが、僕の場合は腫れも痛みも強く、2週間は地獄のようでした。完全に腫れが引くまでには1ヶ月ほどかかりました。

実際に埋没整形による二重を目指すのであれば、1ヶ月くらいはお休みを作った方が良いと思います。
二重整形によって顔の印象はだいぶ優しそうな雰囲気になりましたが、そのことでモテるようになったという事は全く無く、面接での印象が改善されたくらいが主な効果でした。

これから二重整形をしたいと思っている方は「自分とは違う顔で今後長く生きていくこと」についてよく考えてから、手術を受けて欲しいなと思いました。僕は歳を重ねる度に元に戻したいという気持ちが強くなりました。

以上、ノンセクシュアルでゲイの二重整形の体験談でした。最後まで読んで下さり、ありがとうございます。

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◎この記事を書いた人・・・しょうへい
1990年8月生まれのXジェンダーのノンセクゲイ。ハンバーグとオムライスが好き。元Webデザイナー兼ライターの経験を活かしブログ記事を執筆しています。

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