【外国人の住む東京】孤高のグルメにも登場!高田馬場のミャンマー「リトルヤンゴン」
こんにちは。

不動産好き・引っ越し好き・インテリア好き、ライフスタイルアドバイザーのミカです。

おっさんの一人飯をただただ見せられるだけなのに何故だかついつい観てしまう、テレビ東京の『孤高のグルメ』。漫画が原作の深夜枠ドラマで、内容としては「独身自営業下戸のおっさん(松重豊さん)が仕事の合間に立ち寄るお店で食事する」だけなのですが、高級店ではなく庶民的な(B級グルメ系)料理とおっさんの心の声とが絶妙のバランスで、飯テロレベル強めの癖になるドラマです。

この『孤高のグルメ』シーズン6で新宿区高田馬場のミャンマー料理店を訪れます。

実はこの高田馬場、ミャンマー料理店や食材店、美容院などが合わせて20件近くあり密かに「リトルヤンゴン」(ヤンゴンはミャンマー最大の都市)と呼ばれているのです。

今回は高田馬場に外国人、中でもミャンマー人が増えた理由を調査してみました。

 

高田馬場にミャンマー人が増えたきっかけ

日本ミャンマー・カルチャーセンターの所長・マヘーマーさんと落合さんのお話によると

 

マヘーマーさん ミャンマーでは88年にクーデターによって軍事政権が樹立して以降、民主化運動のリーダーだったアウンサウンスーチーさんが軟禁されるなど、国内情勢が非常に不安定になっていました。

民主化運動の担い手が学生だったことで大学が封鎖されたこともあり、新たな環境を求めて海外に脱出する若者が増えたんです。

落合さん 90年代に入って、面倒見のいいミャンマー人夫婦が住んでいた新宿の中井駅周辺にミャンマー人が集まって暮らすようになり、僧院、料理店、輸入雑貨店などができ、そこに最初のリトルヤンゴンができました。

 

 

引用:TABI LABO 圧政から逃れ日本へ。ミャンマー人コミュニティ「リトルヤンゴン」誕生の秘密

 

そして2010年ごろ、民主化が進みビザ発給条件が緩和されると、より交通の利便性に優れた近隣の高田馬場周辺に居住するようになり、現在の「リトルヤンゴン」の原型が構築されたと言われています。

また新大久保にネパール人が増えた理由に「留学生」がありましたが、ミャンマー人が増えた理由にも「留学生」が挙げられます。2008年政府が発表した「外国人留学生30万人計画」の後押しを受け、高田馬場駅周辺にできた日本語学校がミャンマー人を積極的に獲得し、ミャンマー人留学生が学校周辺の物件に居住するようになったようです。

新宿区住民基本台帳によると2003年4月時点のミャンマー人は903名、16年後の2019年4月には2,110名と倍以上に増加しています。

引用:新宿区 住民基本台帳人口

 

ミャンマー人の選ぶ物件とは

堅実な人が多いミャンマー人は、来日するとまずミャンマーの食材や衣料品、雑貨などを売るお店が多く入るビル「タックイレブン高田馬場」に来て物件情報などを得て「リトルサイゴン」近くの築古の格安物件に住みます。

その後日本語が堪能になり仕事を得るようになると高田馬場を離れる人が多く、近年は複数路線が使え商店街があり物価も安い日暮里周辺に移住する人が増えているそうです。

 

日本人、ミャンマー料理と出会う

日本は居ながらにして世界の料理が食べられる国ですが、ミャンマー料理と聞いて何を思い浮かべますか?

ミャンマーは多民族国家で、一口にミャンマーで料理と言っても、モン族料理レストラン、シャン族料理レストランなど、民族ごとに分かれています。

シャン族料理を食べたことがありますが、一口で言うとタイ料理に近いけどスパイスや辛さはそれ程強くなく、食べやすい味付けが多い印象です。カレーもありますが、汗をかくような辛さなく、全体としてはスパイスより発酵食品の方が多いそうです。美容にも良さそうですね。

しかしそこは東安アジア、セミ、コオロギ、タケムシなどの昆虫食も提供されていました。ご興味ある方は是非。

 

ちなみに『孤高のグルメ』で紹介されていたのは高田馬場駅から徒歩1分ほどの雑居ビル「タックイレブン高田馬場」1階にある「ノング インレイ」。オーダーは牛スープそば、お肉とお米の皮無しソーセージ、お茶葉のサラダ、シャン風高菜漬け炒め、もち米、イチャクウエ(揚げパン)とミルクティーのセットです。

皆さまも今はコロナでステイホームだと思いますが、時間潰しにアフターコロナの食べ歩き計画を立ててみるのはいかがでしょうか?
株式会社IRIS(アイリス)ではお客様のご要望に合わせたご提案をさせていただいております。

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◎この記事を書いた人・・・ミカ
引っ越し11回、不動産購入3回、人より少し不動産経験値高めな人生を送ってきた。
スーパーアライとしてIRISのライフスタイル記事を担当している。

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