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改名直前のトランスジェンダーが不動産を探してきた!

改名直前のトランスジェンダーが不動産を探してきた!
どうも、空衣です。最近、FtM(トランスジェンダー男性)という立場で、物件を借りることになりました。

今回は、そんなFtMの自分が「こんなときどうすればいいの?」という疑問を自らの体験談からお話ししていきますね。

改名してないトランスジェンダーの通称名はどこまで使える?

不動産会社への連絡は通称名で!

まず部屋を探すときはネットで調べて、いくつかの不動産会社へ問い合わせたり、内見の予約をしました。
ネット上のやりとりでは、公的書類は求められません。
そのため戸籍名ではなく通称名を使用できたので、どこの部屋を借りるか確定するまでは、ずっと通称名で問題ありませんでした。

※ 通称名とは、本名(戸籍名)以外で使う名前のこと。トランスジェンダーの方は、本名が男女どちらでも使える中性的な名前でない場合、通称名をしばらく使用したのち、正式に改名するケースが多いようです。

むしろ外見や声が戸籍名とそぐわない場合は、戸籍名で名のる方が違和感が出てきてしまいます。部屋探しをしていた当時から自分は声変わりしていましたし、男性扱いされることが多かったので、女性らしい戸籍名を使うと相手を混乱させてしまうと考えました。

内見は男女で違いがある

実際に不動産会社の方と会って、物件を見に行きました。
ある物件のロフトに興奮していると「男性ってロフト好きですよねー」と説明されました。
性別かかわらず自分がたまたまロフト好きだっただけなのですが、ハッキリと男性に見えていたのだとわかって、面白い体験でした。
物件の説明でも、女性だと思われていた間は、女性向きの説明をされることがありました。
たとえば「こちらの物件は防犯がしっかりしているので、女性の一人暮らしでも安心です」など。
そういった説明も立場によって変わってくるので、内見するときに新しい視点を得ることができました。

戸籍名や性別はバレるのか?

一度ヒヤリとしたこともあります。
不動産会社とのメールについて「もしかしてお母さんも返信されているんですか?メールの返信が、女性名だったり男性名だったり」と指摘されたときです。
「ああ、しまった……!」スマホとiPadとパソコンを使って返信をしていたのですが、そのうちのどれかの設定が以前の女性名(戸籍名)のままだったのでしょう。
パソコン類の設定もすべて通称名に合わせておかないと「対応しているのは誰なのか」と相手に疑われてしまいます。
トランスジェンダーだと説明しない場合は、あらかじめ対応を統一しておくことをオススメします。

改名前のトランスジェンダーが契約するときは?

契約は戸籍名で

さて、いよいよ物件が一つに決まりました。ただし自分は一度も、「トランスジェンダーです」とは言いませんでした。
あくまで「もうすぐ改名する予定なので、改名後の名前(通称名のこと)を使っていましたが、契約する際の戸籍名はまだこっちです」というスタンスで通したのです。
改名するというと、苗字を変更する場合が多いので、名前の変更はやはり珍しいみたいですね。
不動産会社の方とせっかく仲良くなったのですが、戸籍名と性別を知られた以上もう会うことはないだろうな、と思いました。

光熱費の契約は通称名でいける!

部屋の契約は戸籍名が必要ですが、光熱費の支払いは通称名でも大丈夫なのです。
むしろトランスジェンダーが改名する際に裁判所へ提出する「通称名の使用実績」として、光熱費の契約は非常に有効となります。

以上、改名前のトランスジェンダーが不動産を探すときの事情についてお話ししました。少しでも参考になれば幸いです。契約に不安のある方は、ぜひIRISにお問い合わせください!

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◎この記事を書いた人・・・空衣
1996年、神奈川県生まれ。性別も住処も旅しています。

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