LGBTs

LGBTsサークルへようこそ!(法政 Rainbow Birds)

法政大の新セクマイサークル

大学のLGBTsサークル(セクマイサークル)を知っていますか?
私はそうしたサークルに入ったことはありませんが、探してみるといろんな大学にあるようです。今春からLGBTsサークルに入った、という新入生の方も多いのではないでしょうか?

今回は、今年新しく誕生した法政大学のLGBTsサークルを紹介したいと思います。どんな活動をしているのか、どんな人が参加しているのか、どうしてLGBTsサークルをつくろうと思ったのか等々、サークル説明会で取材した様子をたっぷりご紹介します!

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▼法政 Rainbow Birds(小金井キャンパス)
https://hosei-lgbt-rainbowbirds.amebaownd.com/
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誰もがありのままでいられる場所

「法政 Rainbow Birds」は、今年の2月に発足した新しいインカレサークル(※)です。その拠点は法政大学の小金井キャンパス。これまで法政大学の市ヶ谷・多摩の両キャンパスにはLGBTsサークルがあったため、これで全てのキャンパスにLGBTsサークルができたことになります。

※インカレサークルとは?
インカレサークルとは、Intercollegiate = 大学間のサークルという意味で、さまざまな大学の学生で構成されているサークルのことです。

▼Prism(市ヶ谷キャンパス)
https://twitter.com/lgbtichigaya

▼法政大学ダブルレインボウ(多摩キャンパス)
http://www.lgbthosei2015.info/index.html

法政Rainbow Birdsを立ち上げた代表の小口遼さんは、このサークルで「みんなの居場所」をつくりたいと話してくれました。

小口遼さん

小口遼さん

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高校時代、親友に勇気を出してカミングアウトしました。彼は驚きながらも「お前らしくていいな」と受け入れてくれたんです。それまで自分がゲイであることに悩んでいたんですが、彼に認めもらえたことで、それを“自分らしさ”として受け入れられるようになりました。
私がこの法政Rainbow Birdsを立ち上げたのも、ありのままの自分で生活できる環境を提供したいという想いがきっかけです。一人ひとり性格が違うし、人との距離感もそれぞれだけれど、みんながこのサークルでどんな風に過ごしたいのか、それを大事にしていきたいです。
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個性豊かなサークルメンバー

サークルのメンバーは、そんな「居場所」を求めて参加しています。メンバーの一人である井上さん(仮名)は、「カミングアウトしていないから普段はなかなか本音で話せないし、リアルよりネットの方が自分たちの居場所があると感じる。だけど実際に当事者同士で会って話すことで、自分はこうなんだ!っていう気付きがある」と、リアルで交流できるサークルの魅力を話してくれました。

14人いるメンバー(インタビュー当時)は性的指向も性自認もさまざまですが、それだけでなくそれぞれの個性も独特でおもしろい学生が集まっているようです。自己紹介の際にはカラオケが好きな人、部屋の片づけが好き過ぎてライフオーガナイザー2級を取得した人、男になりたくて筋トレを始めた人、書道が好きな人、女児アニメをこよなく愛する人など、各々が好きなものをアピールして盛り上がっていました。

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また、代表の小口遼さんとNPOの活動で知り合ったという「まぁくん(通称)」は、サークルについて次のように話してくれました。

まぁくん

まぁくん

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高校でジェンダーについて学んだことがきっかけで興味をもち、今は都内の大学でジェンダーについて学んだり、LGBT関連のNPOに参加したりしています。NPOでは一緒に活動する仲間がいますが、もっとプライベートでつながれる仲間を増やしたくてこのサークルに参加しました。「法政 Rainbow Birds」はとっても居心地がいいですよ!
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一人ひとりのお話をうかがっていると、みんなが自分の「好き」を素直に表現できる雰囲気であることを実感しました。まさにサークルのコンセプト通り「みんなの居場所」が、このサークルの中にあるようです。

この自由を日本に持って帰りたい!

小口さんと一緒にサークルを立ち上げた幹部の細谷茜里さんは、「法政 Rainbow Birds」に込めた想いを以下のように話してくださいました。

細谷茜里さん

細谷茜里さん

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以前、ニュージーランドへ留学していたんですが、そこにはヨーロッパ、アジア、アメリカ、アフリカ、中東など、あらゆる人がいてカルチャーが混ざり合っていました。日本に居た頃は性自認について悩んでいたし、オープンにしていなかったんですが、ニュージーランドの自由な雰囲気に影響を受けて、自分の気持ちに変化があったんです。だんだん自分のことを受け入れられるようになったし、母親や友人たちにカミングアウトもしました。友人たちはそんな自分を受け入れてくれたし、母親も以前から気づいていたようでした(笑)。
サークルをつくろうと思ったのも、ニュージーランドでの経験がきっかけです。ゲイの人たちが集まって「この男の子かわいい!」とか大声で話している様子を見て、「この自由を日本に持って帰りたい!」と思いました。また、家族がサポートしてくれた影響も大きいです。ニュージーランドから帰って実家のパソコンを見たら、インターネットのブラウザに「LGBT」に関するお気に入りフォルダがあったんです。自分のことを理解するために、家族がいろいろ調べてくれたことがわかってすごくうれしかったですね。性自認と性的指向の違いまでわかってて、理解度は半端ないですよ(笑)。身近にサポートしてくれる人がいるのって、こんなに心強いんだなって実感しました。
そんな背景もあって、以前の自分と同じように悩んでいる人、つらい思いをしている人を絶対に助けたいと考えていたんです。この「法政 Rainbow Birds」には、そんな想いもつまっています。他の人と違うことに、みんなが「自分らしさ」という誇りを持って生きていけるよう、ポジティブにがんばっていきたいと思います!
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新しいインカレサークルを発足した背景には、こんな熱い想いもあるんですね。自分が学生だったら、ぜひこんなサークルに入って活動したり、いろんな人と語り合ってみたいと思いました。

ちなみにメンバーのプライバシーにはすごく気を使っているそうなので、普段LGBTs当事者であることを隠している人も、安心して参加できますよ!(※例えば、サークル説明会の場所が参加者以外にはわからないようにしたり、この記事の内容も掲載前に確認したりしています。)

他大学からでも気軽に参加できるのがインカレサークルの良さなので、興味がある方はぜひ一度ホームページから連絡してみてください^^

動画でチェック!

今回取材をさせてもらったサークル説明会の様子などを、下記URLから動画で見ることができます。興味がある方は、ぜひそちらもチェックしてみてください。

▼【セクマイTV 第2回】法政大学のLGBTサークルに潜入してきました!
http://yunisy.jp/sekumai-tv2

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あなたのサークルを紹介させてください!
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IRISでは、今後もさまざまなLGBTsサークルを紹介していきたいと考えています。取材OKな方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。

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◎この記事を書いた人・・・池澤廣和
これまでアート、デザイン、web、マーケティング、雑誌連載、大学講師など幅広い仕事をする一方で、LGBTsの映画祭を福岡で企画したりしてきました。IRISのホームページではLGBTs関連の記事を書いたりしているので、随時ネタを募集しています!

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