LGBTs

【存在が空気】29歳ゲイが彼氏と6年間同棲して分かったこと

IRISではLGBTsの同棲を住まい探しという立場からサポートしているわけですが、ゲイやビアンのカップルには人それぞれ様々な悩みがあると思います。

もっともっといろんな人の体験談を聞いて、本当のニーズを探っていかなきゃいけない!
みんなが困っていることを、見つけ出していかなきゃいけない!

ということで、今回は実際に長年彼氏と同棲しているゲイに直撃インタビューを実施させていただきました。

daichi
インタビュアー:大地
IRISの「総務のおじさん」的なポジションの人


aruchu
ゲスト:あるちゅー
6年彼氏と同棲している29歳のゲイ。お酒が好き。
※画像はイメージです。

■「正直、こんなに長く続くと思ってなかった(笑)」

大地:
どうもこんにちは。今回は突然の依頼にもかかわらずインタビューに応じていただき、ありがとうございます。インタビュアーの大地です。
早速なんですが、カメラに向かって簡単に自己紹介してもらっていいですか。

あるちゅー:
こんちはー、あるちゅーです。
身長は174cm、体重71kg、29歳のゲイです。部活はバレーをやってました。今日は頑張ります!
って違いますよね?なんかC○ATの撮影前の自己紹介みたいになってますけど。

大地:
はい、そもそもカメラないですしね。
あるちゅーさんはシンクタンクにお勤めなんでしたっけ。

あるちゅー:
そうですね。いわゆる金融市場調査をやってます。
中国をはじめとしたアジア経済の調査を、研究機関や海外の拠点と協力しながら取りまとめて、レポートにするような仕事です。

大地:
今同棲されている彼氏さんとはどんな出会いだったんですか。

あるちゅー:
出会いはそのー……(しばしの間)ゲイの社交場ですね。
最初に事が終わった後、なんだかすごく相性の良さを感じて連絡先を交換したんです。

大地:
なるほど、社交場の出会いが恋愛に”ハッテン”したわけですね。

あるちゅー:
はい、何度かやりとりして会ってるうちに、なんか好きだなと思って、自然に関係が始まりました。
「俺達って付き合ってるんだよね?」「え、そうだよ?」みたいな感じで。
でも、そんなに大好きって感情もなかったですし、盛り上がるような時期もこれと言ってなかったので、正直、こんなに長く続くとは思ってませんでしたね(笑)。

 

■彼氏の存在はもはや空気、ゲイの同棲にありがちな事態

大地:
彼氏さんとは付き合ってどのくらいですか。

あるちゅー:
23のときから付き合い始めたので、今年で7年になりますね。

大地:
7年!長いですねー。それだけ長いと大変なことも多かったのではないですか。

あるちゅー:
ありましたね。相方が高熱で倒れてるときに、俺は軽い風邪だと思っていて、朝まで二丁目で飲んでいたんですよね。
それで朝帰ったら、ベッドから転がり落ちて倒れてる相方が居て、慌てて駆け寄って病院に連れて行ったんですけど、実は自分が飲んでいるときにメールくれていたみたいで。

大地:
やっちゃいましたね。

あるちゅー:
やっちゃいました(笑)
2週間口聞いてくれなかったですね。でも、そのあたりから自分の仕事もものすごく忙しくなってきて、ほとんどすれ違い状態ですよね。
忙しくてイライラしているから些細なことで喧嘩が起きて、しかも、相方がそのときのことを持ち出して俺のこと責めるんですよね。自分のこと大事にしてくれないとか。
こっちはそれどころじゃないんだよって気分で、我慢できなくて「じゃあ別れるか?」って思わず言いましたよね。

大地:
そこで別れなかったから今のお二人があるんですよね。

あるちゅー:
ですね。相手のこと傷つけるようなこというと、やっぱ自分も傷つくんですよね。
そこでヤケを起こさなかったから、なんとか乗り越えられてきたんだなと。

大地:
じゃあ、今はかけがえのない存在ですね。

あるちゅー:
いや、そんなことはないです(笑)
空気みたいなもんですね。体の関係も全くないですし、一緒に住んでるのにまともに会話しない日もあります。
同棲して長くなると、ゲイなんて皆そんな感じじゃないですかね。

怒り

■6年同棲して分かったこと

大地:
同棲してからは6年ですよね。

あるちゅー:
付き合い始めてから1年後くらいからなので、そのくらいですね。

大地:
小泉政権より長いわけですが、同棲してから何か変化はありましたか。

あるちゅー:
長さのたとえが分かりづらいです。
同棲してからは、相手の嫌なところが目につきやすくなりましたね。
バスタオルを使用後、そのまま部屋干ししてたりとか、そういう些細なところが気になっていました。
バスタオルは一回使ったら洗濯する家庭だったので。

大地:
でも、加賀一向一揆と同じくらいの期間連れ添っているということは、やっぱりこの人じゃなきゃダメというような部分があるのでは。

あるちゅー:
加賀一向一揆がどのくらい天下を乱したかは知りませんけど、一緒にいる理由はありますよ。
さっき、空気みたいな存在って言いましたが、それはいい意味でもそうで、当たり前のようにいてくれる存在だから何にも気を遣わなくても良い。
正直、浮気したいなーと思うときもなかったとは言いません。でも、そんなときふと相方の顔が浮かんできて、踏みとどまったりですね。
なんだかんだ大事な存在なんだと思います。

大地:
空気ってあると気づかない一方で、なくなると死んじゃいますからね。

あるちゅー:
本当にそうだと思います。
存在が空気っていうのは、空気と同じくらい身近で当たり前で、でも無くなると生きていけないくらい大事な存在ってことですね。

大地:
ずいぶん綺麗にまとめましたね(笑)
今日は本当にありがとうございました。

 

■ゲイの同棲は始めるのも大変

今回、インタビューさせていただいたあるちゅーさんも、二人で住める家を探すときはずいぶん苦労したそうです。
何件か審査に落ちて、正直あきらめかけていたともおっしゃっていました。
今はルームシェア等が流行っているので、同性で同居することも不可能ではありませんが、自分たちの関係を明かしてオープンに相談するのは、なかなか難しいのが現状です。

もっといろんな方のお話を聞いて、自分たちもどんどん進化していこうと襟を正した日でした。

また、これから同棲しようとしている方、すでに同棲している方は、ぜひIRISに声を聞かせてください。
話してもいいよーという方は、twitterやお問い合わせからご連絡いただければ幸いです。

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◎この記事を書いた人・・・石野大地
よく「何者なの?」「生態が謎」と言われるが、本人が一番分かっていない。
大学在籍中から、大山愛未(元SDN48)、Shinnosuke(元SOUL’d OUT)などのヴィジュアルデザインを手掛ける。
今は通信インフラ会社でマーケティングをやっているらしい。

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