LGBTs

だいち

LGBTsが彼女と住むための部屋探しで苦労した話

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LGBTsだからって部屋探しが大変なの?

LGBTsの中には「苦労慣れ」している方がそれなりに居るような気がしています。
かく言う僕も、叶わない片思いやカミングアウトのしんどさなど、そこそこの生きにくさのようなものを感じてきました。

とはいっても、何でもかんでも苦労するわけではないのも事実。
LGBTsだからと言って、部屋探しに苦労することは現実にあるのでしょうか??
今回は、実際にお部屋探しで苦労された経験を持つビアンの方に意見を聞いてみました。

LGBTsだからこそ大変な二人暮らしの部屋探し

ericaエリカ:
いやいや、すげー大変なんですって!

icon_ishino3大地:
うわあ!びっくりした。なんです、いきなり。

エリカ:
部屋探しで苦労した話を聞かせてくれといわれたので。

大地:
いきなり出てきたらびっくりしちゃいますから(笑)
先に自己紹介しましょうよ。


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インタビュアー:大地
IRISの「総務のおじさん」的なポジションの人

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ゲスト:エリカ
大地の友人の30代ビアン。とってもサバサバしており全体的に派手なお姉さま。
※画像はイメージです。


大地:
エリカさんのこと、もう少し詳しく教えていただけますか?

エリカ:
えー、特に話すことないけど。
今年3●(ピー)になります。アパレル系の会社でスーパーバイザー的なことしてます。
彼女は今居ないけど、そんなに欲しくない時期ですね。

大地:
お部屋探しで苦労されたのはいつ頃ですか?

エリカ:
たしか、4年前くらいっすかね?当時の彼女と部屋探すときすげー苦労したんですよ。
そんときIRISさんあれば使ったのに(笑)なんでなかったの?始めるの遅すぎ(笑)

大地:
その頃は、僕も不動産会社やるなんて思ってなかったですよ。(笑)
どのあたりが苦労したんですか?

エリカ:
なんか、ネットとかでいい部屋あったら問い合わせるじゃないですか?
そして、内見して気に入るのも何戸かあるわけじゃない?なのに申し込んだ途端、「ルームシェアはちょっと…」って。
でも申し込んだ物件は「夫婦可・二人入居可」って書かれてるから、断られてびっくりしました。
なんだったら、あたしら実質夫婦だけど何で?て感じで。

大地:
確かにそういうケースは多いですね。

エリカ:
営業の人からやんわり「こういう物件は男女のカップルや夫婦を想定している」と伝えられて。
まあ、当時はまだLGBTsとか世間的にも知られてなかったんで、営業さんにも恋人だとは伝えてなかったんですが。
にしても酷くない?ってくらい審査に落ち続けました。

大地:
何件くらい申し込んだんですか?

エリカ:
5件くらいっすかね。

大地:
そんなにですか!?

エリカ:
そうなんですよ(笑)
あたしらも営業さんもどんどんテンション下がって、なんか営業さんも塩対応になっていくし。
ほんとやばみで。

大地:
マジ卍だったのですね。

エリカ:
チョベリバですよ。

大地:
チョベリバはさすがに古くないですか。歳ばれますよ?

エリカ:
(咳払いをしながら)最後は他の不動産屋さんで決まったんですけどね。
でも決まらないことよりも、探してるときに味方が居ないことのが辛かったすね。

カミングアウトせずに探すことが当たり前になってしまっている

大地:
カミングアウトして部屋探しされたことありますか?

エリカ:
えっ?ない。

大地:
やっぱり不動産屋でカミングアウトするの抵抗ありますか?

エリカ:
んー、あたしの偏見かもしれないんですけど。
ノンケの男性とかに「私らレズビアンなんです」って言うとなんか性的な印象を与えちゃうみたいで。
極端な言い方すると「AVから出てきた!」みたいな。たぶんゲイの方とは違う方向でカムアに抵抗があるんですよね。

大地:
それは確かに自分にはない経験ですね。
ゲイもカミングアウトすると「俺のこと狙うなよ」みたいなのはありますが。

エリカ:
あと「どうせ男にモテないからレズに走ったんでしょ?」みたいなニュアンスのことも言われました。
不動産屋での話じゃないけど(笑)

大地:
失礼極まりない話ですね。
そういうカミングアウトでの嫌な経験が積み重なると、いちいち説明するのも億劫になりますよね。

エリカ:
そうなんすよ。だから結局隠して生活するのが当たり前になって。
そんで、当然部屋探しのときもそうですよね。当事者に探してもらえたらどんな楽だろうとは思ってました。
2人の関係ごまかしながら部屋探すの半端ないって!そんなんせんやん普通!

大地:
ちょいちょい旬を過ぎた小ネタ挟んできますよね。

気持ちに寄り添ってくれる不動産屋が欲しい

大地:
ちなみに余談ですけどエリカさん、どんな人がタイプなのですか?

エリカ:
かっこいい感じのフェムの人かな?よく分かんないけど。
あたしがリバだからタチネコはそんな気にしないです。あ、でもメンタルNGです。

大地:
僕がわりとメンタル人材なので、結構ぐさっと来ますね。その発言。

エリカ:
いや、あたしに向いてこなければ別にいいです(笑)

大地:
向くことはないのでご安心を(笑)
最後に、エリカさんがLGBTsフレンドリーな不動産屋に求めるものってなんですか?

エリカ:
んー、ささっと物件が決まるに越したことはないですけど。
何よりあたしらの気持ちに寄り添ってくれることですかね。
探してるときに味方がいない感覚はやっぱりつらかったので、大家さんまでフレンドリーじゃなくていいから、
せめて不動産屋さんくらいは気持ちを汲んで欲しいなーって思います。

大地:
IRISもそうなれるよう頑張ってます!
当事者だからこその、そして期待以上のサービスが提供できるよう、精進しますね(笑)

根深いLGBTsと不動産の問題

衣食住のひとつである住まいですが、まだまだ大きな壁があるようです。デリケートな問題だからこそ、もっともっと踏み込んで解決していく必要があるのでしょう。。

IRISもこうした問題の当事者として、今後も問題提起をしていかなければいけないと感じるインタビューでした。

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◎この記事を書いた人・・・石野大地

東京エリアのお引越し

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