ふつうのゲイ
どこにでもいるような普通のゲイが、東京で家を購入したときの体験談をお話しするシリーズの第3回目です^^

▼前回までの記事はこちら
ふつうのゲイが20代でマンションを買う話1(きっかけ編)
ふつうのゲイが20代でマンションを買う話2(モデルルーム巡り編)

●事前審査が通過「3420万円」借りられることが判明

住宅ローンの事前審査を申請した翌日、営業さんから電話がありました。
「某メガバンクで事前審査が無事に通過しました!3420万円満額回答です^^」

この連絡がきたときは、正直とても驚きました!
なぜならネットでは「住宅ローンは年収の6~7倍程度までしか借りられない」という情報が多く、当時の年収が380万円だった僕の場合だと借入上限は2400万円くらいだと予想していました。3420万円は年収の約9倍にもなる金額だったため、まさか通過するとは思っていなかったのです。

住宅金融支援機構の調査でも、新築マンションの場合借入額は平均で年収の7倍程度となっています。
フラット利用者調査

住宅ローンでは、本審査で問題が見つかると貸出上限の減額や契約不可となる可能性もありますが、だいたい事前審査が通っていれば契約が可能です。ひとまず今後の話をするために、もう一度デベロッパーの事務所を訪問することにしました。

「中古」で買うことに決める

出迎えてくれた営業さんは嬉々としながら「ではご契約を!」と案内してくれました。しかしこの時点で、僕はある結論を出していました。

たしかに設備は綺麗だし、内装も洗練されていて、山手線の駅から徒歩5分という立地は魅力的です。このまま買ってしまおうかという気持ちもありましたが、冷静に考えるとマイナス点も多いことに気づきました。

  • ・42平米で2人暮らしは若干狭いこと
  • ・西日暮里なら新宿・渋谷からの終電は延びるが、通勤が面倒であること
  • ・土地勘がなく、暮らすイメージが湧かなかったこと
  • ・災害時に避難が難しそうな場所であること
  • ・町並みがあまり好きになれなかったこと

このような点がネックとなり、結局その物件は断ってしまいました。しかし「3420万円まで借りられる」ことがわかったのは、大きな収穫でもありました。そこで「2人で住むには広い方が良い」「通勤に便利な墨田区で探したい」といった点を重視して、新築ではなく中古で探すことを検討し始めました。

「中古」のほうが広くて安い

「新築」と「中古」を比較した場合、一概にどっちがいいとも言い切れません。中古は安くなっていますが、当然ながら経年劣化しています。加えて内装も時代遅れであることが多く、修繕積立金も高くなっている傾向があります。その良し悪しについては別の機会にまとめてみたいのですが、特にお金の面では一般的に以下のような違いがあるといわれています。

新築マンションと中古マンションのメリットデメリット

いろんなメリット・デメリットがありますが、やはり中古なら同じ金額でも広いマンションを買えるし、実物を見ながら探せる点も大きなメリットと言えるでしょう。古くなった内装はセルフリフォームをすれば良いと考えていたので、僕は「中古」をメインで探すことにしました。

「中古マンションを買おう!」を決めてからの行動はとても速くて、すぐに内見・申込みをしました。詳しくはまた次回!

(つづく)

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◎この記事を書いた人・・・石野大地

住宅購入