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美術手帖のメンズ・ヌード特集でも紹介されるなど、抽象的でシンプルな男性ヌードが特徴の写真家・中島大輔。次世代を担う写真家として注目されており、ゲイの中にもファンが多いのではないでしょうか?そんな彼の写真展が先日、東京・青山の「伊藤忠青山アートスクエア」にて開催されました。

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中島大輔写真展「イメージの感触|taken with iPhone」
会期:2016年9月22日(木・祝)~10月2日(日)
会場:伊藤忠青山アートスクエア
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展覧会のテーマは「イメージの感触|taken with iPhone」で、展示されていたのは全てiPhoneで撮られた写真です。展示にもスマートフォンやタブレットが使われ、液晶画面には男性モデルや青空、コップ、自然、動物、建物など、日常の延長にある大小さまざまなイメージが映し出されていました。

また、壁面に展示されているのは中島大輔ではなく、一般の人々がiPhoneで撮影した作品。スマホによって写真を撮る行為が身近になったことを背景に、あえて展示空間に加えられた“異物”ですが、中島大輔の作品世界をより広げてくれるような印象でした。

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ご本人のホームページでも、さまざまな写真を見ることができるので、ぜひそちらものぞいてみてください^^

写真家・中島大輔(なかしま・だいすけ)
1983年大阪府生まれ。大学で認知心理学を学び、同時に専門学校で撮影技術を学ぶ。2007年キヤノン写真新世紀準グランプリ、2008年ビジュアルアーツフォトアワード大賞受賞、写真集『each other』(青幻舎 2008)刊行。
主な個展に「each other」(Visual Arts Gallery Tokyo 2008 東京)、グループ展に「最近のこと」(成山画廊 2009 東京)、「Internalized World: Contemporary Japanese Photography」(Vilnius Graphic Art Centre’s gallery 2011 リトアニア)、清水穰企画による「showcase #1」(eN arts 2012 京都)、「showcase #4」(eN arts 2015 京都)ほか多数。

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◎この記事を書いた人・・・池澤廣和
これまでアート、デザイン、web、マーケティング、雑誌連載、大学講師など幅広い仕事をする一方で、LGBTsの映画祭を福岡で企画したりしてきました。IRISのホームページではLGBTs関連の記事を書いたりしているので、随時ネタを募集しています!