本日から東京・初台で展覧会を開催している写真家ライアン・マッギンレーから、九州で被災した方に直筆のメッセージをいただきました。展覧会初日で忙しい中でしたが、彼も熊本が大変なことになっていることを知っており、心配している様子でした。
ライアン・マッギンレーはゲイであることを公表している気鋭の写真家で、ほとんどの作品で若者のヌードが特徴。2003年、25歳という若さでニューヨークのホイットニー美術館で個展を開催した後、多くの美術館に作品が所蔵され、今日「アメリカで最も重要な写真家」と高く評価されています。
海や山など自然の中で無邪気にはしゃぐ若者、動物との絡み、野外コンサート会場など、自由で冒険的で好奇心に満ちた彼の写真を見ていると、「ユートピア」っていう言葉がしっくりくる気がします。
また、彼は映像作品も手掛けています。2008年にアイスランドのシガー・ロス(Sigur Rós)がリリースした『Gobbledigook』のミュージック・ビデオなど、見たことがあるという人も多いのではないでしょうか?
本日から東京オペラシティ アートギャラリーにてはじまった展覧会「ライアン・マッギンレー BODY LOUD!」では、作家自選の約40点を見ることができます。ぜひ生で見ていただきたい展覧会です!
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Ryan McGinley/ライアン・マッギンレー ‘BODY LOUD!’
日程:2016年4月16日〜7月10日
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
https://www.operacity.jp/ag/exh187/
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また東京だけでなく、福岡でも彼の写真を見るチャンスがあります。4月23日から三菱地所アルティアム(福岡市天神)で始まる展覧会で、ライアン・マッギンレーをはじめとする注目作家の作品を見ることができます。ぜひご覧ください!
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タグチ・アートコレクション しあわせの相関図
日程:2016年4月23日〜5月29日
会場:三菱地所アルティアム(福岡市天神・IMS)
https://artium.jp/exhibition/2016/16-02-taguchi/
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◎この記事を書いた人・・・池澤廣和
これまでアート、デザイン、web、マーケティング、雑誌連載、大学講師など幅広い仕事をする一方で、LGBTsの映画祭を福岡で企画したりしてきました。IRISのホームページではLGBTs関連の記事を書いたりしているので、随時ネタを募集しています!