マナビヤレポート

週末の土曜日、新宿駅の近くにて
第2回LGBTsの勉強会 「マナビヤ」を開催しました!

▼ご存知ない方のために・・・
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IRIS(アイリス)では、日々の不安やちょっとした疑問を解消するため、「マナビヤ」というプチ勉強会を開催しています。「気軽に、気楽に、為になる。」をモットーに、参加無料で知って為になる情報と交流の場を提供しています。一緒にIRISのマナビヤで、お金のこと、人生のこと、恋人のこと、少し考えてみませんか?
https://iris-lgbt.com/manabiya
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今回は「30代ゲイの保険相談を大公開!」というわけで、
私が実際に入っている保険なんかをご紹介しながら、
FPの視点からアドバイスをもらうという内容でした。

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第2回マナビヤ

私(写真右)がホワイトボードを使って解説している風ですが、
実際には相談者側ですw

保険といえば、生命保険や医療保険、介護保険などさまざまですが、
LGBTs(特にゲイ等)はストレートの方より生命保険の優先度が低いため、
特に医療保険にフォーカスした内容でした。

私の入っている保険に対してダメ出しが入ったり(笑)、
治療や入院に関するお金の話があったり、
最近オススメの保険の紹介があったり、
いろいろ盛りだくさんな内容だったんですが、
今回は特に個人的に印象に残った“3つのツボ”をご紹介します。

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保険のツボ(1) 最近のポイントは三大疾病の保障!
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三大疾病とは、ガン、急性心筋梗塞、脳卒中のことで、日本人の死因で特に多い疾病であり、治療費も高額になりがちな病気です。ここ2~3年の医療保険は、この三大疾病の保障が拡充されている傾向があり、もし数年以上前に保険に入っている方は見直しの際のポイントになりそうです!

参考:医療保険は見直しの好機 3大疾病、保障手厚く(日経)
https://www.nikkei.com/money/features/37.aspx?g=DGXMZO8494338027032015PPD001

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保険のツボ(2) 健康条件の厳しい保険を狙え!
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各社が出している保険料の算出方法をご存知でしょうか? 単純に言うと、統計的に病気になる確率を算出し、保険会社が払う保険金がどれくらいになりそうかを考え、それによって私たちが払う保険料が決定します。だから、保険に加入するときの条件が厳しいものほど、加入者が病気になる可能性が低いため、保険料も安くなる or 保険料が同等でも保障が手厚くなる傾向があります。最近では、「たばこを吸っていない人は保険料が安くなる!」といった保険などもあります。

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保険のツボ(3) 保険料を抑えて投資を考えるのもGOOD!
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保険とは、万が一のための資金準備するためのものです。しかし、資金準備という目的のためなら、保険だけが選択肢ではありません。特に生命保険の優先度が低い場合は、保険料負担を抑えて投資信託などの投資にチャレンジするのも非常に有効です。そのためにも、保険に求めるべき保障内容をしっかり明確にしておくことが大切ですね。

以上、今回のマナビヤで気になった3つのツボでした。
「マナビヤに行けなかったけど、保険はちょっと気になるんだよなー」という方は、IRISで相談にのれることもありますので、お気軽にお問合せください。

最後に、今回のマナビヤではさらっとだけしかご紹介できなかったのですが、生命保険各社のLGBTs関連の取り組みをご紹介します。以前にもIRISの中でご紹介したことがありますが、ここ2~3ケ月でもどんどん新しい取り組みが増えたため、改めてまとめてみました。

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●ライフネット生命保険・・・同居を証明する住民票と所定の書類を提出すれば、同性パートナーを保険金の受取人に指定できる。(https://www.lifenet-seimei.co.jp/rainbow/)

●日本生命保険・・・渋谷区の証明書があれば、同性パートナーを保険金の受取人として認める予定。(https://www.asahi.com/articles/ASHBY578CHBYULFA047.html)

●第一生命保険・・・渋谷区の証明書があれば、同性パートナーを保険金の受取人に指定する手続きがスムーズになる。(https://www.dai-ichi-life.co.jp/company/news/pdf/2015_064.pdf)

●アクサ生命保険・・・受取人に関する内規を見直し、第三者契約の受取人として同性パートナーを認める。(https://healthpress.jp/2015/11/post-2022.html)

●アスモ少額短期保険・・・渋谷区の証明書があれば、同性パートナーを保険金の受取人に指定できる。(https://healthpress.jp/2015/11/post-2022.html)

●オリックス生命・・・渋谷区が発行するパートナーシップ証明書の提出により手続きが可能になる(https://www.orixlife.co.jp/about/news/2015/pdf/n151222.pdf)

●ソニーライフエイゴン生命・・・渋谷区で発行するパートナーシップの証明もしくは念書にて手続き可能。(https://www.aegonsonylife.co.jp/news_release/pdf/20151225.pdf)

●ジブラルタ生命・・・自治体が発行するパートナーシップを証明する書類を提出することにより手続き可能。(https://www.gib-life.co.jp/st/about/is_pdf/20151228.pdf)

<その他>
明治安田生命保険や住友生命保険なども、渋谷区の証明書で保険手続きを簡略化する方針。(https://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00307652.html)
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マナビヤは2月も開催予定ですので、気になる方はぜひWebをチェックしてくださいね!

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◎この記事を書いた人・・・池澤廣和
コミュニティーセンターhacoで写真展を開催したり、「アジアンクィア映画祭」を福岡で開催したりしてきたLGBTsのカルチャー系オーガナイザー。本業はWebマーケティングや大学講師など。