◆「WiMAX 2+」でスマホ代・通信費は安くなる!?(前編)
前回の記事に引き続き、スマートフォンとの接触時間が長いと思われるLGBTsのスマホ代を安くする方法を解説していきます。
まず前回提示したプランをおさらいしていきましょう。
1. 「WiMAX 2+」で通信費は安くなる!?(初心者向け)
2. LGBTsでも家族割りが適用される「格安スマホ」(中級者向け)
3. 「格安SIM」と「光コラボ」の合わせ技(玄人向け)
今回のテーマは、モバイルルーターである「WiMAX 2+」を活用した通信費の節約方法。
これは、提示した3つのプラン中で一番お手軽な節約方法です。
◆そもそも「WiMAX 2+」ってなんなの?
「WiMAX 2+」というより、モバイルwi-fiルーターといった方が分かりやすいかも知れません。モバイルバッテリーほどの大きさの「WiMAX 2+」ルーターにスマホをwi-fi接続して使います。
「WiMAX 2+」はKDDIの関連会社であるUQコミュニケーションズが提供しています。その特徴は何と言っても通信速度の速さ。IEEE 802.16mと呼ばれる高速通信規格を採用しており、下り最大220Mbpsという速度を実現しています。下り最大220Mbpsというのは、毎秒27.5MBのデータ量をダウンロードできるということで、YouTubeのフルハイビジョンの動画でも問題なく見ることができる速度です。
ただし、これはあくまで理論値(理論上可能な最大速度)であり、回線の混み具合や電波環境によっては速度が遅くなることもあります。
◆どうして「WiMAX 2+」でスマホ代・通信費が安くなるのか
どうして「WiMAX 2+」でスマホ代を含む通信費が安くなると言えるのかと言うと、以下の二つの効果が期待できるためです。
① 携帯キャリアの提供する料金プランよりもデータ通信量が安いため
② スマートフォン、タブレット、ノートPCなどすべての通信を一元化できるため
「WiMAX 2+」の料金プランは月間のデータ通信量に制限のない(※)プランで月4,380円、月間のデータ通信量が7GBのプランで月3,696円です。これらは、ドコモ、au、ソフトバンクと言った携帯キャリアの料金プランよりもはるかに安い金額となっています。(ドコモでは月間2GBで3,500円です。)
※ただし、3日以内に3GB以上の通信を行うと、翌日まで速度制限(YouTubeの標準画質を見られるレベル)が行われます。しかし、携帯キャリアの制限速度(128kbps)の約50倍の速度ですので、あまり不満は感じないと思われます。
また、携帯キャリア3社は2014年4月以降、電話をかけ放題とする新料金プランへ移行しました。したがって、契約時期によって月額料金が異なるという状態です。なので、新旧両プランで安くなるケースを検証してみましょう。
◆旧プランでスマホ代が安くなる方法
では、具体的にドコモユーザーであるAさんを例に考えてみましょう。
一人暮らしのAさんはノートPCを持っておらず、ネットの利用はスマホのみです。使用しているアプリはYouTube、LINE、twitter、WEBブラウザ、出会いアプリ等で、毎月5~7GBほどの通信を行っています。通話はほとんどしませんが、電話番号がなくなるのは困る状態です。iPhone5sがドコモで発売されたことを機に契約したAさんは、現時点では加入時の旧プランのまま利用しています。
このときAさんの通信料金は以下の通りです。
料金プラン | 金額 |
---|---|
タイプXi にねん | 743円 |
spモード | 300円 |
Xiパケ・ホーダイ フラット(7GB) | 5,700円 |
合計 | 6,743円 |
これを「WiMAX 2+」に乗り換えると以下のように安くなります。
料金プラン | 金額 |
---|---|
タイプXi にねん | 743円 |
WiMAX 2+ 7GBプラン | 3,696円 |
合計 | 4,439円 |
差額
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-2,304円
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